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ライダーV3/ ドクトルG編 ブログトップ
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仮面ライダーV3(6) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第14話《ダブルライダー秘密のかたみ》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔

【前回までの話は・・・ 怪人ジシャクイノシシの使命は、新幹線をスーパー磁石で破壊すること以外にゲー作戦を遂行することであった。新幹線破壊はV3に阻止されたものの、大幹部を日本に上陸させるゲー作戦を無事遂行させる怪人。大幹部ドクトル・ゲーとは、いかなる人物なのであろうか・・・】


◆◆国際警察のから少年ライダー隊本部の風見志郎へ宛てて、緊急通信が入った。相手はジョージ釜本と名乗り、ライダーV3に関する重大秘密が手に入ったので、今夜10時に三浦岬でそれを渡すという内容だ。志郎はそれが本当か、どうか判断に迷っていた。

ワナかもしれない。だがデストロンには、今使っている通信電波の波長は解らないはずだ。それを考えると本当の話かもしれない。

一方、同じ通信内容は、デストロン基地でも受信をしていた。大幹部ドクトル・ゲーが連れてきた怪人ガマボイラーは、ライダーV3を倒すためにはこの秘密を是が非でも手に入れたいと思った。

指定された三浦岬に午後10時にボートで上陸して来た男がいた。それに近づいていく3人の黒服の男達。
『風見さんの代わりの者です。我々は、少年ライダー隊青年部です』

そう言って騙そうとするデストロン戦闘員達。3人を不審に思った男・ジョージ釜本は情報を渡す気配を見せなかったため、戦闘員たちは気付かれたと思い、ジョージ釜本を捕まえて洞穴に連れていくのだった。

その様子を岩陰からじっと見ていた志郎は、情報が本物であることを確信するのだった。洞窟内でジョージ釜本はガマボイラーに攻められるが、なかなか口を割ろうとはしなかった。腹部に付いているコックを回して高圧蒸気で鉄を溶かしてみせ、脅しにかかるガマボイラー。

だが、V3が現れてガマボイラーたちを一蹴すると、ジョージ釜本を救出してライダー隊本部へと連れ帰るのだった。本部に着いたジョージ釜本は、靴のかかと隠した鉛製の入れ物を志郎に手渡した。

中には1枚の地図が入っており、地図のバツ印の地点にはライダーV3の致命的欠点が書かれた物が隠してあると、ジョージ釜本は言うのだった。

そんなことがなぜ解るのかと志郎が尋ねると、地図を拾ったのは偶然かもしれないが、地図に記された2行の数字の羅列が暗号であることに気付き、国際警察のコンピュータに解読させた結果だという。

志郎は地図に記された数字の羅列を見て、確かにこの暗号が使えるのはライダー1号2号だけだと断言した。地図はやはり本物だった。

(V3の致命的な欠点・・・ダブルライダーは地図の場所に一体何を残したんだ?)
志郎は心の中で、そうつぶやいた。

志郎は、地図とそこに記されたバツ印の位置を記憶すると、ライターの火で地図を燃やしてしまうのだった。デストロンに秘密を渡さぬためにも、これが一番いい方法なのだ。

地図に示された場所は、奥秩父であった。早速立花藤兵衛は車で、志郎はバイクでその方角へ向かった。風見達が動き出したことは、すぐにドクトル・ゲーに報告された。

『第五監視班より連絡。風見志郎・立花藤兵衛一行が、秩父方面に出発』
『ガマボイラーに連絡して、風見志郎から目を離すなと』

ドクトル・ゲーには、V3を倒せる自信があった。そのカギを握るのは、自分が連れてきた怪人ガマボイラーの切り札であった。

『デストロンが世界征服を成るか成らぬか。仮面ラーイダV3を消すことにある。ガマボイラー。一生に一度しか使えないあの装置を、使う覚悟はあるのか?』
『もちろんありますとも。V3を倒すためなら、俺は死んでも本望だ!』

ドクトル・ゲーが日本支部に上陸した時にガマボイラーと交わしたこの会話を、いよいよ首領の為に実践する時だと考えていた。

奥秩父の山に続く細い道路を、風見のバイクと藤兵衛の車が登っていく。デストロンの戦闘員達が見張っていることは、分かっている。二人は乗り物を降りると、登山道具を持って徒歩で向かうことにした。

後を付けてくる戦闘員達を志郎がまとめて片付けている間に、藤兵衛はひとりで目的の場所へ向かって進んでいく。渓流で一息入れていると、ガマボイラーが出現した。ピッケルで立ち向かう藤兵衛。だが藤兵衛では敵う訳もなく、捕らえられてしまう。

『もがいても無駄だ、立花藤兵衛!』
『何!デストロンの改造人間がどんなに力を発揮しても、ライダーV3には勝てぬ!』
『V3に負けてもいいのだ。だがV3が俺に勝った瞬間から、ライダーV3には死が訪れる。分からんだろうがな!』

ガマボイラーは捕らえた藤兵衛に、V3が自分と戦えばV3も死ぬと告げるのだった。ガマボイラーに勝利した瞬間にV3が死ぬとはどういうことなのか?

一方、行方不明の藤兵衛を探しに沢を捜索する志郎は、岩の上に置かれた藤兵衛のピッケルを発見する。そしてその数十メートル先に、木に鎖で縛られた立花藤兵衛を見つけるのだった。

助けだした途端にガマボイラーが現れ、志郎に変身するよう促すのだった。
『ヤツは得体の知れない力を持っている。変身するな、志郎!いかん、変身するな!』

藤兵衛の言葉に耳を貸さずに、志郎は相手の誘いに乗って変身してしまう。ガマボイラーは左胸のコックを回して高圧蒸気を吹きだして攻撃してくる。接近戦に持ち込みたいガマボイラーは、距離を取るV3に「かかって来い」と挑発する。

そして二人が組み合った瞬間、ガマボイラーの口から白い粘性のある液体がV3の顔面にかかった。
『やった!とうとう俺の作戦は・・・成功したぞ!』

喜ぶようにして、ガマボイラーは自爆した。ガマボイラーに勝利したV3の前に出現したドクトル・ゲー。
『お前がデストロンの大幹部、ドクトル・ゲーか!』
『ラーイダV3。いよいよお前の最期が来たようだな!』

このチャンスを逃すまいとするV3は、ジャンプしてドクトル・ゲーに近づき戦おうとするのだが、キックもパンチも簡単に跳ね返されて通用しない。
『どうした、V3』

『力が・・・力が抜けていく・・・』
『驚いたかV3。やっと気付いたようだな。ガマボイラーの体液を浴びれば、お前のエネルギーは自然に失われる。ガマボイラーの死は、貴様の死でもあるのだ!』

斧を振りかざして襲ってくるドクトル・ゲーに、体に力が入らないV3は防戦一方だった。遂にドクトル・ゲーの一振りの斧で足を滑らせたV3は、全エネルギーを放出して爆発のような大きな水しぶきをあげ、滝つぼに消えていった。V3に再び立ち上がる力はあるのだろうか?! (つづく)


★★★★★★★★★★★★
デストロンが風見志郎や立花藤兵衛の動きを監視していることは分かっているのだから、地図を燃やしたあとその場所へ行かないことが一番いいと思う(封印)。一方で、風見志郎がV3の欠点を知りたいと思う気持ちも分かるけどね。

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仮面ライダーV3(7) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第15話《ライダーV3 死の弱点》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕

【前回までの話は・・・ ダブルライダーが残した形見にV3の弱点が記してあることを知った風見志郎は、立花藤兵衛と共に形見を探しに出かけた。だが、強敵ガマボイラーとの戦いで怪人の体液を浴びたV3はエネルギーを奪われ、さらに大幹部ドクトル・ゲーの襲撃によって、V3は滝つぼへ転落していった・・・】


◆◆ドクトル・ゲーの攻撃によって滝つぼへ落ちたV3の死体を探すデストロン戦闘員達。だが、V3は見つかっていない。立花藤兵衛も必死に志郎を探していたが、手がかりすらない。

滝つぼへ落ちたことでとどめを刺されずに逃げることができたV3だったが、最後のエネルギーまで使い果たした志郎は、水から上がって岩の上で休むのがやっとであった。

『どうしました?大丈夫ですか?』
父のいる山小屋へ向かう途中の若い女性が、瀕死の志郎を発見して声をかけた。その志郎のすぐ上の山路を登っていく藤兵衛。志郎はそれを見ていながら声が出せず、気絶してしまうのだった。

女性は志郎を見つける直前に、人相の怖い男から「負傷した若い男を見かけませんでしたか」と訊かれたので、志郎のことだと思い、狙われていると思ってじっとしていたのだ。

志郎が目を覚ますとそこは山小屋の中で、山で出会った若い女性と老齢の男性が見守っていた。
『ここは・・・』
『どんな事情があるかは知らぬが、そのままにしていた方がいい。今動くのは無理だ』

『あなたのことでしょ?さっき、気味の悪い人が探していました・・・』
『オレのことだ・・・デストロンめ!』

デストロンという言葉を聞いた娘と父親は、顔がこわばっていた。そんなことには気付かない志郎は、自分がここに居れば迷惑がかかるからと、山小屋を去ろうとする。だが、何か音がしたので、娘と父親は床にある隠しトビラを開けると、床下の倉庫へ入るよう志郎を促すのだった。

案の定、娘が峠で出会った気味の悪い男が、山小屋にやって来た。
『さっきの娘か・・・』
『何ですかな。これは私の一人娘です』

男はいろいろ訊いていたが、白を切る二人。男は「邪魔をしたな」と言って、山小屋を出ていくのだった。ジッと隠れていた志郎は、床下の倉庫の中でデストロン・マークのついた木箱を見つける。男の姿が小屋から見えなくなったのを確かめ、二人は志郎を床下から引っ張り上げた。

『教えてください。貴方は何者なんです?地下の箱にデストロンのマークが・・・』
『あれをごらんになったのですか・・・私はデストロンに捕らえられ、彼らに利用されていた者なのです』

カツラを取った姿をみた志郎は、それが原子物理学の岡島博士であることに気が付く。ある人物に救い出されて以来、人目を避けてこの山小屋に住むようになっていたのだった。

『聞いたぞ、デストロンの脱走者め。風見志郎!貴様たち!バーナーコウモリの目を誤魔化すことはできん!』

先程訪れた気味の悪い男は、バーナーコウモリの人間体であった。山小屋から去るふりをして、密かに屋根の上に隠れていたのだ。

岡島博士は、バーナーコウモリが「風見志郎」の名を呼んだ時に反応した。
『(この男が)かざみ・・・しろう・・・』

志郎は助けられた恩義を感じ、今度は自分が助ける番だと言って、傷ついた身体で立ち上がるのだった。山小屋を出て、バーナーコウモリの前に出ていく志郎。弱っている志郎は戦闘員達に対してもいつもの力が出せずに、崖から転落してしまう。

『ヤツはガマボイラーにエネルギーを奪われた身体だ。とどめを刺してやる!』
バーナーコウモリは高温の炎を口から吐いて、志郎へ迫る。志郎には変身するしか窮地を脱する方法が無い。

『へんしん・・・ブイスリー! トォーッ』
ガマボイラーの力は、長い時間は持たなかったようだ。V3は、バーナーコウモリと互角に戦えた。バーナーコウモリは当てが外れ、逃げて行くのだった。

志郎は、地図に示された問題の地点へとやって来た。
『ダブルライダーが俺に残した“秘密”の隠し場所は、確かにこの位置だが・・・』

そこに、猟銃を持った岡島博士と娘のタマミがやって来た。岡島博士は、志郎がV3の秘密を探しにやって来たことを知っていたのだ。

『探しても無駄でしょう。私を助けてくれたのは、仮面ライダー1号と2号だった。その時私は、“V3の秘密”の在りかを風見さんへ知らせてほしいと、ダブルライダーからその場所を聞かされたのです』

『それで、ダブルライダーの形見はどうしましたか?』
『私は万が一の時に、デストロンとの取引に使うつもりでいました・・・』
『博士。デストロンのやり方は解っているはずだ!勇気を出して、デストロンと戦うんです!』

志郎の話をそばで聞いていた娘のタマミも、父を説得した。
『隠した場所へ、ご案内しましょう』

志郎は、立花藤兵衛が自分を探しているかもしれないことを二人に話した。志郎を発見した時に、すぐ近くを通った藤兵衛の顔をタマミが見ていたことを話すと、タマミに藤兵衛への連絡役を頼み、志郎は岡村博士と共に形見を隠した場所へ向かった。

二人と別れてすぐに、タマミがバーナーコウモリに襲われた事に気付いた志郎と博士は、猟銃でバーナーコウモリを狙った。右肩を撃ちぬかれたバーナーコウモリは、負傷して姿を消してしまうのだった。

「ダブルライダーの形見」を隠した洞窟の中へ入り、目印の石を動かして、岡村博士は鉄製の入れ物に入った箱を見せる。志郎は、箱の中から出てきたテープレコーダに付いた片耳イヤホンを自分の左耳に入れると、スイッチを押した。

イヤホンから流れてくるV3の弱点を告げる音声は4つ。志郎は、4つ目の弱点に覚えがあった。ジシャクイノシシとの戦いで逆ダブルタイフーンを使った時、変身できるようになるまで3時間のタイムリミットが必要だったのだ。

『これがデストロンに知れたら、大変なことになる・・・』
志郎と岡島博士が洞窟から出ようとした時、洞窟が突然崩れて、後から歩いていた博士が生き埋めになってしまった。

洞窟を崩したのは、バーナーコウモリの仕業だった。早く助け出さないと空気が無くなり、博士は窒息死してしまう。志郎はこの岩を砕くには、逆ダブルタイフーンでエネルギーを放出して吹き飛ばす以外には無いと思った。

V3に変身しようとした時、バーナーコウモリが現れて襲ってきた。変身して早くバーナーコウモリを倒し、博士を救出するしかない。

だが、巨大な岩石を破壊するために逆ダブルタイフーンを使えば、3時間は変身出来ないのだ。木の枝からぶら下がり、V3を翻弄するバーナーコウモリは、口から炎を吐いてV3を苦しめる。
『そうだ、バーナーコウモリと一緒にあの岩を砕くんだ』

バーナーコウモリを洞窟付近に追い込むと、逆ダブルタイフーンでエネルギーを放出した。
『V3逆ダブルタイフーン!』

ベルトにある二つの風車が光りながら逆回転して、放出されたエネルギーがバーナーコウモリもろとも洞窟の岩石を吹き飛ばしてしまうのだった。

空気が無くなる前に、洞窟から岡島博士を助けだした志郎。こうして、V3の弱点が録音されたダブルライダーの形見は、洞窟の中で完全に埋まってしまった。志郎が岡島博士に感謝していると、タマミが立花藤兵衛を連れてきた。みんな無事であった。

『おやっさん。ダブルライダーの形見は、デストロンに知られずに済みました』
志郎の肩をポンポンと二回叩いて、喜ぶ立花藤兵衛だった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
珍しい人物が登場していたこの回。岡島博士の娘・タマミ役で出演していた泉陽子氏は、かつてスポ根ドラマ・『サインはV』に泉陽子役で出演していた女性である。ジュン・サンダースの死んだあと立木大和に入ってきた選手で、身長が低いために付いたあだ名が「ミリ」であった。(我ながら、よく覚えているね!)

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仮面ライダーV3(8) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第27話《生き返ったゾル・死神・地獄・ブラック》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔


◆◆精進湖(しょうじこ)で父親と一緒に釣りを楽しんでいた少年ライダー隊員の正太郎は、釣り場を探して移動しているうちに、不思議な音が聞こえてくる洞窟を発見した。中へ入ってみると、薄暗い洞窟内に4つの石棺があり、蓋にはデストロンのマークが!

そのうちの1つを開けてみて驚く正太郎。ショッカー怪人のドクダリアンが入っていたのだ。後から洞窟へ入ってきた父に見張りを頼んで、正太郎はライダー隊に連絡しに行くために、電波が届かない洞窟を出て行った。

洞窟を出た所で、正太郎は無線機になっているライダー隊のペンダントで、この事を本部へ緊急連絡した。立花藤兵衛が話を聞き、風見志郎がバイクですぐにその場所へ向かった。

洞窟の入口付近で待っていた正太郎に会った志郎は、すぐに洞窟内へ案内してもらったのだが、4つの石棺はもぬけのカラで、洞窟内には瀕死の重傷を負った正太郎の父が倒れていた。

急に洞窟内が崩れ出したので、志郎は正太郎に逃げるよう促し、正太郎の父を担いで志郎も逃げだすのだった。

そこへデストロン怪人・ワナゲクワガタが襲ってきて、志郎は川へ落ちてしまう。だが志郎はV3に変身して、ワナゲクワガタに立ち向かった。怪人の投げる輪投げの輪がV3の首にかかり、ギリギリと締め上げていく。

だが、この程度の武器はV3には通用せず、引きちぎってしまう。ワナゲクワガタは目潰しを使って、V3から逃げるのだった。

だが、ホッパーを打ちあげて、逃げていくワナゲクワガタの車のあとをハリケーン号で追うV3。車は、古い倉庫の前で止まっていた。

ハリケーン号を停めて、中へ入ったV3に襲いかかるのは再生怪人イモリゲスとシオマネキング。
『俺たちは貴様を倒すために、地獄からよみがえったのだ!』

その様子をモニターで観ているドクトル・ゲーと四人の大幹部たち。
『これがデストロンの最大の敵、仮面ラーイダV3。ご感想はいかがかな、ゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍』

『ライダーV3か。なかなかやる!』(ゾル)
『しかし我々悪魔の大幹部五人が、力を合わせてライダーV3を倒せということのほどではないぞ!』(地獄)

『地獄大使の言う通りだ。わしの誇りが許さん』(死神)
『首領の考えを、お聞かせ願いたい』(ブラック)

『ショッカー、ゲルショッカーの大幹部諸君!まぁ、そう結論を急ぐものではない。何故デストロンの再生技術を使って諸君を生き返らせたか、解るか?』

『ドクトル・ゲーに代わって、デストロンの指揮を執れというご命令かな?!・・・』(地獄)
『何をバカなことを!』(ゲー)
『あり得る話だ・・・』(死神)

『内輪もめは、止めろ!大幹部全員に集合してもらったのは、日本全滅作戦を開始するためだ』
デストロン科学陣が新しく開発した毒ガス兵器「ギラードガンマー」で、日本を全滅させようと企むデストロン首領。この毒ガスをまけば、どんな防毒マスクを着けていても効かないのだ。

首領は、ドクトル・ゲーに東京を、ゾル大佐には北海道を、九州方面は地獄大使が、大阪地区は死神博士、そして中国地方はブラック将軍に指揮を執らせるつもりなのだ。作戦行動の開始日は、ドクトル・ゲーが東京を全滅させる日、つまり今日だった。

『準備はいいな、ドクトル・ゲー!』
『お任せ下さい、首領』

東京の城東地区に、デストロンマークの付いたタンクを背に乗せたトラックが走ってきた。防毒マスクをした二人のデストロン戦闘員が降りてくると、一人がタンクのコックを開け、もう一人がガスのホースを持っている。

車を走らせた戦闘員は、車の背に乗せたタンクから黄色いガスが放出され、車の通り道にそれは広がっていった。バタバタと倒れる人々。子供大人も男女を問わずに、バタバタと倒れていく。

正太郎の父は病院に収容され、医師の診断を受けていた。それによると、呼吸は止まっているが心音は正常だと言う。なにか未知のガスを吸ったのかもしれないという医師。

城東地区で、原因不明の呼吸困難患者が続出しているという情報を受けた志郎は、町に入った。恐ろしい景色が、志郎の前に広がっていた。数百人の人達が、道路や公園、店内で倒れているのだ。志郎は声をかけて体をゆすってみるのだが、誰もが息をしていない。

『君、君。もしもし・・・皆、死んでいる』
すると、どこからか助けを呼ぶ声がする。声のする方角を探し出した志郎は、家の中で呼吸困難に陥り苦しがっている中年男性を発見した。

病院へ連れていこうとして、志郎が男性に背中を貸した時、男は志郎の首を絞めてきた。
『待っていたぞ、風見志郎!』

男の正体は、ワナゲクワガタだった。首に輪投げを巻かれて苦しむ志郎は、V3に変身しようとしたが遂に倒れてしまう。

デストロン基地では、ドクトル・ゲーが東京地区における毒ガス作戦の様子を、大幹部4人にモニターで見せていた。

『どうです、ギラードガンマーの威力は』(ゲー)
『大したものだ。ところで、我々があのガスを吸った時はどうなる?』(地獄)
『解毒剤を用意してある。おい、解毒剤を持って来い』(ゲー)

ドクトル・ゲーが戦闘員に命令している時に、風見志郎を捕まえたと言って、ワナゲクワガタが戻ってきた。
『バカに簡単に捕まったもんだな!』(ブラック)

白い布を被せられ、担架で運ばれてくる風見志郎。だが布を取ってみると、担架に乗せられていたのは風見志郎ではなく、気絶した戦闘員だった。

ドクトル・ゲーの指図で解毒剤を持ってきた戦闘員がドクトル・ゲーに解毒剤のビンを差し出したそのとき、ワナゲクワガタの左隣に立っていた戦闘員が、そのビンを素早く手に取った。
『誰だ、貴様!』

その戦闘員は、笑いながらマスクを脱いだ。
『ハハハハ、ショッカー並びにゲルショッカー大幹部の諸君、私が風見志郎だ。この解毒剤はもらっていくぜ!』

基地から脱出しようとする志郎の前に、よみがえった怪人達ヤモリゲス、ドクダリアン、ウニドクマ、シオマネキングが立ちはだかった。

V3に変身した志郎。だが、ショッカー4怪人に加えデストロン怪人ワナゲクワガタと、ドクトル・ゲーに率いられたゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍の4大幹部がライダーV3を囲んでいた。

果たして、V3は解毒剤を持ち帰ることが出来るのか?ドクトル・ゲーの日本全滅作戦を阻止することは、できるのか。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
まさに、悪のオールスター勢ぞろい!デストロンの首領が、ショッカー、ゲルショッカーと同じだからこそできる、神業的復活劇だね!
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仮面ライダーV3(9) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第28話《5大幹部の総攻撃!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔

【前回までの話は・・・ デストロン首領は4大幹部を再生させて、日本全土に毒ガスをまく計画を進めていた。ドクトル・ゲーは4体のショッカー怪人を蘇らせ、V3を基地におびき出して一気に片付けるつもりであった。一方、城南地区で毒ガスの犠牲者を見たV3は、その解毒剤を手に入れるためにワナゲクワガタにやられたフリをして、デストロン基地へ潜入することに成功したが・・・】


◆◆デストロン基地へ潜入したライダーV3は、奪った解毒剤を持ち帰るために、5体の怪人を相手に必死に戦っていた。

ショッカー怪人たちと戦っているうちに、V3はある場所へ誘い込まれてしまう。
『早く、スイッチを押せ!』

ドクダリアンがスイッチを押すと床が抜けて、V3を抑え込んでいたイモリゲスとシオマネキング共々、V3は部屋へ落下してしまうのであった。2体の怪人は落ちたショックで爆死してしまい、V3も風見志郎に戻ってしまう。

志郎が今いる部屋は、ドクトル・ゲーが用意したV3を閉じ込めておくための部屋であった。部屋の窓が開いて、向こうから覗いているドクトル・ゲーと大幹部たち。ガラス張りだが、ペトンガラスと呼ばれる強化ガラスで、V3の力では破壊できない計算で造られていた。

『たとえラーイダV3といえども、そのペトンガラスは砕けまい』
ドクトル・ゲーが勝ち誇ったように笑いながら、そう言った。

『貴様ら、何を企んでいるんだ!』
『お前がここに入っている間に、日本中の人間を毒ガスで皆殺しにしてやる』(ゾル)

『そのあとでゆっくり、あの手この手でお前を痛めつけてやる!』(地獄)
『そして、死ね!』(死神)

『さぁ、最後の作戦会議にかかろう』(ブラック)
『せいぜいその中で悔しがっていろ!』(ゲー)

その頃、ライダー隊本部の藤兵衛たちは、風見志郎の行方を探していた。各地区のライダー隊員から入る報告は、どれも目撃情報無しばかりだった。立花藤兵衛は、「ただ一か所探していない場所」があると言う。心当たりは全て当たった。

これほど探しても見つからないとなると、恐らく志郎はデストロンに捕らえられているに違いないと考える藤兵衛。しかし、デストロンのアジトがどこにあるかなど判るわけもなく、敵のアジトに潜入することは到底できないと藤兵衛も純子も思うのだった。

日本全滅作戦の東京地区を担当するドクトル・ゲーは、毒ガス「ギラード・ガンマー」によって、わずか一日で23区の半分を死の町と化した事を4人の大幹部たちに説明した。

自分の担当地区の進捗状況が順調なことを示したドクトル・ゲーは、早速全国に散って成果を上げるように、大幹部たちに促すのであった。

『貴様、わし達に命令する気か!』
血の気の多い地獄大使は、首領以外の者から指図されることを嫌がった。

地下室に捕らわれている風見志郎の様子を見に行った地獄大使は、地下室を覗いて風見志郎の姿が見えないことに焦りを感じた。ドアの前に立つ監視員に無理やりドアを開けさせて、自分の目で確認しようとする地獄大使。

志郎はこの時を待っていた。志郎はV3に変身して、天井の角にへばり付いて隠れていたのだ。この機会を逃さず、V3は地獄大使を人質に取って、基地から脱出しようとする。

ドクトル・ゲーや他の大幹部たちは地獄大使を見殺しにしてでもV3を逃がすまいとするのだが、首領の命令は違っていた。

『待て。地獄大使を欠くことは、今度の作戦にとってマズい。ライダーV3を望み通り逃がしてやろう』
簡単にV3を逃がした首領の狙いはどこにあるのか?

地獄大使を盾にデストロン基地からの脱出に成功したV3は、基地から出たところで再生怪人ウニドグマとドクダリアンに襲われるが、V3にとってそれは計算内のこと。格闘の末に2怪人を退けると、ひとまずライダー隊本部へと引き上げていくのだった。

突然首領が、ある情報をキャッチした事を大幹部たちに告げた。それは城南大学医学部の南原博士が、都内で流されている毒ガスの解毒剤を完成させたという情報であった。
『簡単だ。解毒剤を生産する前に殺せばいい(死神)』

デストロンの魔の手は、すぐに南原博士の自宅に伸びた。取材だと偽り、人間に変装した怪人ワナゲクワガタが、南原博士と女性助手を誘拐してしまうのだった。

目的は、風見志郎に盗まれた解毒剤と同じ物を作らせることだ。デストロン基地内の研究室に閉じ込めて、解毒剤を作るよう強制させられる南原博士と女性助手。

その頃、ライダー隊本部に戻った志郎は、通信係で純子の弟・シゲルから話をきいて驚く。
『おやっさんたちは?』
『えっ、一緒じゃ無かったの!風見さんを助けるために、南原博士に変装して・・・』

志郎がやっとのことで逃げてきたデストロン基地に、藤兵衛と純子は自分から捕まりに行ったと言うのだ。それも志郎を助けるために・・・。

その頃、志郎を探すために南原博士とその助手に変装してデストロン基地へ潜入できた立花藤兵衛と純子は、次の行動に迷っていた。研究室で解毒剤を作るマネごとをするが、そのメッキは剝がれようとしていた。

首領は南原博士の正体を知り、解毒剤開発の話がウソであることを見抜いていたのだ。
『今、気が付いたのか?ドクトル・ゲー。なぜ風見志郎を逃がしたと思っている。デストロンに別の人質が手に入ると、計算したからだ』

ドクトル・ゲーは実験室に入り、茶番を止めるよう二人に告げた。
『立花藤兵衛と珠純子。お前達を人質としてラーイダV3をおびき寄せ、ヤツが奪った解毒剤を取り戻す!』

ライダー隊本部へ連絡を取るよう純子に強要したドクトル・ゲーは、志郎に二人の命と解毒剤との交換を申し出るのだった。

志郎は、ペトンガラスの張られた地下室に閉じ込められた二人を助けようとするなら、キックの破壊力をよりアップしなければならないことはよく理解していた。V3に変身した志郎は、ドラム缶を相手にキックの訓練をするのだった。

急斜面から転がり落ちてくるドラム缶を相手に何度も蹴り上げ、キック力を付ける訓練をするV3。そして出来上がった新V3キックを武器に、ハリケーン号で再びデストロン基地へ向かう。

途中で再生怪人ドクダリアンとウニドグマに襲われるが、怒りをぶつけるV3にとって2怪人は敵では無かった。

デストロン基地へ潜入したV3は、ドクトル・ゲーと取引するために地下室へ行く。そこでペトンガラスの張られた部屋にいる立花藤兵衛と純子を確認したV3は、ワナゲクワガタに解毒剤を見せて交換するよう要求した。

『二人は連れていく』
部屋に入って無事を喜ぶV3とおやっさん達。だが、再びワナゲクワガタに閉じ込められてしまう。
『よく聞け!V3。このアジトは爆破する。これからデストロンの大攻勢が始まるのだ!』

ここでV3は、新しく編み出した新V3キックでペトンガラスを蹴破ってしまう。地下室からおやっさんと純子を逃がしたあと、V3はワナゲクワガタと対決して自爆に追い込んでしまう。

その頃、日本全滅作戦の必勝を誓ってドクトル・ゲーが4大幹部と祝杯を挙げていたが、地下室で自爆したワナゲクワガタが原因で、基地を爆破するための起爆装置が始動してしまうのであった。トビラが歪んで大幹部たちは部屋から脱出できなくなり、焦る。

『大幹部諸君。この責任はわしが執る!』
天井が崩れて破片が落ちてくる幹部室。ドクトル・ゲーと4大幹部は、起爆装置による大爆発に巻き込まれてしまうのだった。

もうもうとした土煙の中を逃げてくる立花藤兵衛、純子、それにV3。本物の解毒剤は、志郎の手によって城南大学医学部で大量生産が始まっていることを藤兵衛に説明するV3。
『ドクトル・ゲーと大幹部たちも死んで、これでやれやれだ』

立花藤兵衛がそう言うと、V3は首を横に振った。ドクトル・ゲーがそう簡単に死んだとは思えない、そう話すV3だった。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
まぁ突っ込みどころはいろいろあったが、どんな防毒マスクも効かない毒ガスと豪語していたドクトル・ゲーの指示で、毒ガスを扱っていた戦闘員達が着けている防毒マスクは大丈夫なのか、と心配になった(笑)

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仮面ライダーV3(10) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第29話《ドクトル・ゲー最後の挑戦》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕


【前回までの話は・・・ 日本全滅作戦を実行に移すために4大幹部を再生させ、邪魔なV3を抹殺するために4体のショッカー怪人を再生させた首領。だが、地獄大使によるミスなどもあり、V3によってまたしても作戦は阻止されてしまった・・・】


◆◆再生した4大幹部をすべて失ってしまった事への責めを、首領はドクトル・ゲーに負わせるつもりでいた。ドクトル・ゲーもそのことは承知しており、汚名返上のために全精力を注いで改造を施した新怪人カメラモスキートを造り上げていた。

ところが、今度はアジト内の秘密ロッカーが爆破されて、暗号書類が盗まれるという大失態を演じてしまう。潜入したスパイを見つけるため、ドクトル・ゲーはアジト内の警備を緊急体制に切り替えた。

戦闘員に化けたデストロン・ハンター4号は、警備のスキをついて基地からの脱出に成功し、秘密の小屋にたどり着くと、インターポールへ通信することに成功したのだった。

デストロン・ハンターとは何者か?デストロン・ハンターとはパリに本部を持つ国際警察(インターポール)の内部組織で、デストロンを追跡する目的で作られた秘密組織であった。

デストロン・ハンター4号の通信内容は、ライダー隊本部や支部隊員らによって「怪しい通信」として傍受されていた。ライダー隊本部でも、この一週間で3回も傍受している。デストロンのワナだという意見もあるが、立花藤兵衛と風見志郎の見解は少し違った。

デストロン・ハンター5号の佐久間健は4号から連絡を受け、デストロンから奪ったマイクロフィルムを受け取りに連絡小屋へ向かっていた。だが、4号はその小屋でカメラモスキートに襲撃され、顔を盗まれたあとに殺されてしまう。

連絡小屋で4号と落ち合った5号・佐久間健は、奪ったマイクロフィルムを預かるから渡すように言うのだが、4号は渡そうとしない。4号に化けたカメラモスキートは、4号がどこにフィルムを隠したのか解からないのだ。
『予定通り、靴のかかとに隠してあるんだろう?』

5号・佐久間健が思わず言った言葉で、マイクロフィルムの隠し場所を知ったニセ4号は、カメラモスキートに変身して5号に襲いかかるのだった。間一髪、風見志郎が現れ、5号をカメラモスキートから助けると、4号の死体からマイクロフィルムを取って逃げる様に言った。

5号が逃げたのを確認した志郎は、V3に変身してカメラモスキートと格闘する。
『へんしん・・・ブイスリー!トオーッ』

だがデストロン・ハンターは格闘には弱く、逃げた佐久間健は戦闘員たちに捕まり、殺害されそうになってしまう。カメラモスキートと戦いながら佐久間健を助け、なんとかライダー隊本部へ彼を連れて帰ることができた。

カメラモスキートは先の戦いで、マイクロフィルムを持って逃げた佐久間健の身体に、密かにミニモスキートという蚊の大きさのロボットを付けておいた。

少年ライダー隊本部で立花藤兵衛らと挨拶を交わした佐久間健は、自己紹介した。
『デストロンと戦う組織があるとは聞いていましたが、あなた方でしたか・・・会えて光栄です』
『お互い協力して、デストロンを倒しましょう』

立花藤兵衛は、力強い味方を得た気分だった。奪ったマイクロフィルムの暗号解読について、どうすればいいのか志郎が話を始める。
『それなら、インターポール日本支局の田所さんが、暗号解読することになっています』

佐久間健はそう言って場所の話をしようとした時、一匹の蚊がうるさく羽音を立てて飛んでいた。志郎がその蚊を捕まえた時、それがロボットであることに気が付くのだった。

佐久間健と風見志郎は、インターポール日本支局に向かった。ここで田所と会って、奪ったマイクロフィルムの暗号解読をする予定になっていた。志郎は、ライダー隊本部で捕まえたロボット蚊を佐久間に見せた。

小さいが精巧に作られた蚊のロボットであることが解ると、デストロンに見張られていることを佐久間は知るのだった。佐久間は田所へ連絡して、暗号解読の時間と場所は「また改めて連絡する」と言って、電話を切った。

だがインターポール日本支局は襲撃され、アタッシュケースに入れて厳重に保管したマイクロフィルムは、カメラモスキートにうばわれてしまった。

見張られていることを知った志郎は、ニセのアタッシュケースを用意しておいた。奪われたのは、ニセのアタッシュケースだったのだ。アジトへ戻ったカメラモスキートは、ニセのアタッシュケースをつかまされてドクトル・ゲーの怒りを買ってしまう。

マイクロフィルムの強奪に失敗したカメラモスキートは、暗号解読専門家の田所を襲い、田所の顔を盗んで本人に化けた。田所に成り済ましたカメラモスキートは、インターポール日本支局で志郎と佐久間に会い、暗号解読のフリをしてマイクロフィルムを持ち帰ろうとする。

だが、田所の娘・ミミは夜間自宅で怪人に襲われ顔を盗まれた父を目撃し、インターポール日本支局に出かけて佐久間や志郎と会っている父のあとをつけ、父がニセモノであることを告白するのだった。

マイクロフィルムを持って逃げるニセ田所を追う志郎と佐久間。車で逃げたフリをして車に乗らなかったニセ田所だったが、V3はそれを見抜き、ニセ田所の前にV3は現れた。

正体を現すカメラモスキートと最後の戦いをするライダーV3。だが、V3の前にカメラモスキートは敵では無かった。V3はマイクロフィルムを取り返し、カメラモスキートにV3ボディアタックをかまして、空中で四散してしまうのだった。

『バカ者メ。またしても失敗したではないか!責任を取るなどとほざきおって・・・!』
『首領、見ていてください。今や言い逃れは致しません。あの憎きラーイダV3をどうか今一度、この私に(殺させてください)!』

失敗を重ねるドクトル・ゲーを首領は罵り、冷たく無視するのだった。もはやドクトル・ゲーは追い詰められ、自らの力でライダーV3を葬る決意をする。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
ドクトル・ゲーが全精力をかけて改造した割には、弱い怪人だった(>_<)

ヒロイン・珠純子役の小野ひずる氏は、どこをどう見てもカワイイ。だが、23歳の時、結婚の為に芸能活動から引退している。残念。

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