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仮面ライダーV3(11) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第30話《ドクトル・ゲー!悪魔の正体は?》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕

【前回までの話は・・・ 度重なる作戦の失敗で、大幹部ドクトル・ゲーは首領から相手にされなくなってしまう。ドクトル・ゲーは汚名返上のため、自らの体を改造してV3を倒す決意をするのだった・・・】


◆◆インターポール日本支局の田所が、ついに暗号解読に成功した。殺されたデストロン・ハンター4号が奪ってきた暗号は、日本におけるデストロンの改造人間工場の位置を示していた。

5号・佐久間は、インターポールから新たに派遣されてきた1号から3号までの3人のデストロン・ハンターたちと協力して、地図で位置を確認すると、ガス弾やプラスチック爆弾、時限装置などの武器をそろえて、森の奥にある改造人間工場へ潜入した。

4人は、改造人間工場爆破に成功する。大きな火柱が立ち、改造人間工場は大爆発して粉々になってしまう。ドクトル・ゲーが改造人間工場に到着した時には、すでに工場は爆破された後であった。

『一足遅かったか。うぬらデストロン・ハンターども。ドクトル・ゲーがひとり残らず、殺してくれるわ!』

デストロン・ハンターたちの戦闘能力は低い。戦闘員に捕まり、次々とドクトル・ゲーの斧の犠牲になるデストロン・ハンターたち。5号・佐久間以外は全員犠牲になり、今度は、斧の刃先が佐久間に向いた。

『助けてくれ!』

そのとき、ハリケーン号がドクトル・ゲーの前を疾走して、急停車した。
『ドクトル・ゲー、私が相手だ!』
『V3・・・望むところだ』

ドクトル・ゲーの右手の斧が、右へ左へと空を切る。寸でのところでV3がかわしているのだ。V3のキックを、左手に持った盾で受け止めるドクトル・ゲー。V3のキック力も、あの盾の前には力が半減してしまうのか。

『ラーイダV3。今度会う時は貴様の命は無い!覚えておけ!』
ドクトル・ゲーはV3との決戦に備えるため、この戦いは自分から引いていくのだった。
『ドクトル・ゲーよ。覚悟はできているのだな』

『改造人間工場を破壊された全責任は、この私にある。汚名返上するただ一つの方法は、日本征服をすること。すなわち、仮面ラーイダV3の死。偉大なるデストロンの首領!最後のチャンスを、このドクトル・ゲーめにお与え下さい。ラーイダV3と戦うことを!』

デストロン大幹部の誇りを持ってライダーV3と戦えと、首領はドクトル・ゲーにチャンスを与えた。

悪魔の戦士の精霊の儀式を行うドクトル・ゲーは、自分の左手をナイフで切り裂き、その血を古代の悪魔の戦士の精霊に捧げて力を得た。
『このドクトル・ゲー。必ず仮面ラーイダV3を、この祭壇に生贄として捧げるであろう・・・』

ドクトル・ゲーは志郎が不在の時を狙い、人間体でスポーツ店に現れた。そして立花藤兵衛、純子、シゲルを人質としてさらっていくのだった。

さらに藤兵衛には催眠術をかけて少年ライダー隊員を集めさせ、催眠ガスを吸わせて人質にしてしまう。

『聞け、風見志郎。ラーイダ隊本部の3人は、わしの手中にある!今日の午後4時。三浦海岸八景原に来い!』

ドクトル・ゲーは志郎を呼び出して、堂々と決戦を挑むつもりだ。その際に人質を取っておけば、戦いは有利になることを計算していた。

『風見志郎・・・奴の墓場はここだ!』
『そうかな?ドクトル・ゲー。ここが貴様の墓場かもしれないぜ』

志郎はまず、少年ライダー隊員達の救出に成功した。だが、おやっさん、純子、シゲルは、まだ捕まったままであった。太い柱にくくりつけられた3人の足元には、ドクトル・ゲーの指示で動く人食いガニが、山のようにたかっていた。

デストロン・ハンター5号の佐久間が、藤兵衛達が捕まっている岩場へそっと近づいていき、縛られている縄を切ることに成功、4人は逃げることができた。

志郎は人質が無くなったことを知り、変身しようとするのだが、ドクトル・ゲーの斧が志郎を左右から襲う。しかも足元は海。波に足を取られて、思うように動けない志郎。志郎の姿のままでは、危ない。

『おのれ!へんしん・・・ブイスリー!』

これでV3対ドクトル・ゲーとなった。パンチが何度顔面に入っても打たれ強いドクトル・ゲー。V3は高くジャンプして、V3キックをお見舞いした。これには堪えたドクトル・ゲーは、遂に正体を見せる。
『ラーイダV3。俺の本当の姿をよーく見ろ!』

カニレーザーへと変身を遂げたドクトル・ゲー。額にあるレーザー砲がV3を狙う。カニレーザーが両手を広げて焦点を合わせると、周囲が薄暗くなる。再び額に両手をかざすと、額のパラボラアンテナのような反射鏡からレーザー光線を発射するのだ。

だが俊敏なV3は、ジャンプしてかわしてしまう。V3キリモミ反転キックが炸裂し、岩場へ吹き飛ぶカニレーザー。片膝をついて負けを認めるドクトル・ゲー。

『V3・・・潔くこの勝負は負けを認める。だが、偉大なるデストロンは不滅だ。さらばじゃ。仮面ラーイダV3!』

大爆発して果てるドクトル・ゲー。悪魔の戦士の祭壇に祭られた命の炎が、この時消えた。
V3の耳に、デストロン首領の声が聞こえてくる。

『ドクトル・ゲーの死と共に、デストロンの第一次攻勢は終わった。デストロンは新しい組織を作った。第二次攻勢がいよいよ始まるのだ。それがいかに恐るべきものか、その時までさらばだ、ライダーV3』

新たなるデストロンの攻勢とは、一体何か? (ドクトル・ゲー編 終)


★★★★★★★★★★★★
ドクトル・ゲーが、人質は多い方がいいと言っていた割には、見張りがいないね。戦闘員たちは、風見志郎に全部倒されたということかな?

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