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昭和は遠くなりにけり [その他]

平成の世になって早26年、四半世紀が過ぎたわけである。昭和の時代に少年期・青春を過ごした筆者は、今平成時代をとても憂いている。こどもが安心して遊べない世の中ほど、悲しいことは無い。空き地や公園で夕方暗くなるまで遊んだ筆者の子供時代。

スーパーボール(ゴム製のよく弾むボール)やローラースケートが流行っていた。そして遊び道具の中には、いつもヒーローや怪獣たちがいた。ヒーローや怪獣たちの人形で、よく遊んだ。ウルトラマンや仮面ライダーを筆頭に、さまざまなヒーローや怪獣怪人たちが毎週毎週テレビ画面から登場して、少年の頃の筆者は胸ときめかせたものだった。

平成の世になって、彼らを越えるようなヒーローたちが出現しただろうか?注目すべきは、平成仮面ライダーシリーズだ。「ライダー=改造人間」という図式から離れて、独自色を出している。

いつの時代でも、自分が生まれて物心ついてから見たヒーローこそが、自分にとって一番のヒーローだ。昭和という時代は、さまざまなヒーローが生まれた時代だった。人々が日本をよくしようとして一生懸命に働いたことに、反映していたのだろう。

少年の頃の記憶を呼び起こし、古き良き時代=昭和のヒーローたちに思い巡らせてみたいと思う。

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ウルトラアイはダンの身体の一部か? [その他]

ある人から借りた本に、「ウルトラアイがダンの身体の一部かどうかは、不明」と書いてあった。そういわれると、この点は今まで考えても見なかった事柄である。人間の姿から元の姿(つまりセブン)にもどる時に使うウルトラアイ。今回はこの問題について、考察してみたい。


ウルトラマンが対ゴモラ戦においてベータカプセルを紛失し、人間の子供に拾われるという失態を演じたことがある。このことでウルトラマンが戦闘能力を大きく失う(体力が消耗するとか、光線技が使えない等)ような事態には至っていないことから、ベータカプセルは単に変身するためのグッズ(携行品)に過ぎず、ウルトラマンの身体の一部ではないことを思わせる。

ウルトラセブンでは、ウルトラアイを戦いの最中に紛失したことは一度も無い。それはウルトラアイが携行品(グッズ)ではなく、変身後は身体の一部分になって取り外せなくなるからだと推測できる。


ウルトラセブンの目の周りの色は銀色(シルバー)であるが、ウルトラアイは赤い色をしている。装着前と装着後の部分の色が違うのは、どうしたことか。ウルトラアイは単なる変身グッズであるとする見方も出来る。だがその場合、赤いウルトラアイを何処にしまっておくのか?ウルトラマンでさえ、戦いの最中に一度は紛失したのだ。

セブンも激しい戦闘シーンのさなか、紛失してもおかしくはない。この点で考察①とやや矛盾する。それともウルトラアイを装着した瞬間に変色(赤色→銀色)して、身体の一部になってしまったのか。この説ならば考察①の延長線上にあるので、矛盾しない。


ウルトラセブンは、侵略者に何度かウルトラアイを奪われている。第2話でピット星人に奪われてしまった時に、「ウルトラアイは僕の命だ」とつぶやいている(…確か)。このことから、命は当然身体の一部分なので、ダンは命を隊員服の胸ポケットに入れて持ち歩いているということになる。


ウルトラセブンはダンの姿のままでは、透視力やウルトラ聴力しか使えない。鉄を曲げたり大きくジャンプしたり、光線技を出すことは出来ない。


以上のことから、ウルトラセブンにとってウルトラアイは、腕力や跳躍力、光線発射力などの超能力を封じ込めておく身体の一部分であると推測できる。ダンのままでは超能力がほとんど発揮できないことから、ウルトラアイは単なる変身道具などではなく、「命」そのものである。ダンは命をポケットに入れて、持ち歩いているのだ(笑)。

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声の主は誰だ? [その他]

M78星雲人はウルトラマンの姿では地球にとどまることができないため、人間の身体を借りるわけだが、その場合・・・

①生きている人間に乗り移ることはできないので、死んだ身体に乗り移る
②M78星雲人自身が人間に化ける

のどちらかの方法を取っている。宇宙の忍者と言われるバルタン星人が生きているアラシ隊員に乗り移って、彼の脳髄を使って地球の言葉(日本語)で会話をするという神業をやっているが、残念ながらM78星雲人にはこの超能力においては、バルタンに劣るわけだ。

初代マンには(姿形を他者に変える)変身能力は無いようなので、ハヤタ隊員の死んだ身体を借りて地球にとどまることにした。同様に新マン・エース・タロウも、みな死んだ地球人の身体を借りて地球にとどまる準備をしたわけである。

これに対し、セブンとレオは②のタイプ。自身が地球人に変身することで、人間に紛れて地球にとどまった。だから話す声も変身前と後では同じだ。セブン=ダン(森次晃嗣氏)の声、レオ=ゲン(真夏竜氏)の声。

さて①のケースでは、変身前と後で同じ声であってはおかしい(ウルトラマンがハヤタの声のまねでもすれば、話は別だが(笑))。初代ウルトラマンの声を担当したのはハヤタ役の黒部進氏ではなく、中曽根雅夫という声優であった(但し第一話のアフレコ収録時には間に合わず、代わりに編集技師の近藤久氏が行った)。

同様に新マンは谷津勲氏(声優・故人)、エースは納谷悟朗氏(あの銭形警部でおなじみ・故人)である。タロウだけがこのルールに外れており、変身後の台詞や掛け声も東光太郎役の篠田三郎氏が担当している。

なぜか?よくよく調べてみると、主人公・東光太郎は瀕死の重傷を負っていて死んではおらず、ウルトラの母の力でタロウと合体したという設定になっている。そのため②に近いので、タロウ=光太郎という等式が成立するわけであった!

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ウルトラマンと宇宙の終わり [その他]

今回はヒーローから少し離れて、実際の宇宙の話をしてみようと思う。
ウルトラの国として有名なM78星雲。このMはメシエのMのことで、フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した星雲・星団・銀河のカタログ『メシエカタログ』に載っている天体のことである。

例えば、M1が「かに星雲」、M31が「アンドロメダ銀河」、M42が「オリオン大星雲」といった感じである。以前に書いたことがあるが、もともとはM87にする予定だったが、印刷ミスによってM78になったわけである。M87はおとめ座にある銀河であり、おとめ座というあたりがロマンを感じる?のだが・・・。

実際のM78は散光星雲と呼ばれ、暗黒星雲の一部が近くの高温星の光を反射して輝いているものだそうで、とても生物の住める環境ではないらしい。このM78は、あの有名なオリオン座の3つ星のすぐ近くにある比較的明るくぼんやりして見える天体とのことだ。

ところで、ウルトラの国の勇士ウルトラマンたちをもってしても、止めることができない事実がある。宇宙の終焉である。宇宙のかなたでは、今この瞬間でも2つの力が戦い続けている。やがて数十億年のちに、この2つの力の戦いに決着がついたとき、宇宙は終わりを迎えるという。以前は、宇宙は永久不変なものと考えられていた。

この考えを変える出来事を発見したのはアメリカの天文学者エドウィン・ハッブルで、『宇宙は膨張している』という事実であった。このことは宇宙に始まり(膨張の始まり)があったことを想像させる。いわゆる『ビッグバン理論』という考え方だ。宇宙が膨張していることは、ゴム風船に例えるとわかりやすい。

ビッグバンの結果、宇宙は今も膨らみ続けている風船なのである。しかも加速しながら膨張していることが、解っている。天文学者間に現時点で分かっていることがある。まず『宇宙を一点に引き寄せようとする力』、暗黒物質が存在すること。これに対し『宇宙を広げようとする力』をダークエネルギーと名付け、今はこちらが優勢なので、加速膨張していると考えられている。

宇宙の終わり方には、三つのシナリオが考えられている。
①ビッグクランチ
②ビッグチル
③ビッグリップ
の三通りである。暗黒物質とダークエネルギーとの関係によって、宇宙の終わり方は違ってくるらしい。

①暗黒物質>ダークエネルギーのとき、宇宙は一点に収束して消滅する
②暗黒物質<ダークエネルギーのとき、宇宙は限りなく膨張して銀河同士の間隔が広がり、やがて光が届かない暗く冷たい世界になる
③②の力関係で暗黒物質の量が多ければビッグチルになり、少なければ広がる力が急激に勝り、風船が破裂するようにして宇宙は原子レベルでバラバラに崩壊してしまう

以上の三通りのどれかのシナリオで、宇宙に最期が来ると考えられている。どんなものにも終わりがやってくるのであり、宇宙でさえも例外ではないらしい。だが、その頃には人類はとっくに滅びているので、みなさん、安心して寝ましょう!(笑)


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