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レッドバロン/ギラスQ編 ブログトップ
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レッドバロン(17)【宇宙鉄面党編】 [レッドバロン/ギラスQ編]

◎今回は、第27話『宇宙ロボット襲来』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;田村正蔵

《マーズサターン》 登場

【前回までの話は・・・
デビラー総統を倒したものの、彼は鉄面党の支配者ではなく一幹部に過ぎないことが判明した。デビラーとの戦いで大郷チーフと堀大作を失ったSSIは、火星に本部を置く「宇宙鉄面党」との戦いに備え、警備を一層強化するのであった】


◆人類は「地球防衛隊」組織を立ち上げ、火星からやって来る宇宙鉄面党の侵略に備えることになった。SSIには、新たなメンバーとして三神博士を迎えることになっているが、SSIの3人は三神博士とは面識が無かった。

パトロール中のある日、宇宙船がどこからともなく飛来してきて、紅健と松原真理の乗るアイアンホークを襲撃して来た。宇宙船のミサイル攻撃を何とか回避した二人は、逆にアイアンホークからミサイル攻撃をして、宇宙船を不時着させることに成功する。

宇宙船の近くまで行き、様子を見ようとアイアンホークを降りた二人に、銀色のフランケンシュタインのマスクを被ったような一団が襲いかかってきた。フェンシングで使うサーベルのような武器を持って攻撃してくる戦闘員たちを、軽快な動きでかわしながら一人ずつ倒していく紅健とマリ。

倒れて動かなくなった戦闘員は、煙の様に消えてしまうのであった。やがて哲也も合流して、3人で15人程の戦闘員をすべて倒すことに成功した。こいつらは宇宙人だ。いよいよ、宇宙鉄面党が攻めてきた事を実感する3人だった。

空の高みから真っ直ぐに降りてくる怪ロボット。突然、街中にそれは出現した。紅健はすぐにレッドバロンを出動させ、このマーズサターンに向かっていった。

三角錐と四角錘をバランスよく組み合わせたようなこの怪ロボットに、レッドバロンのバロンミサイルは効き目が無かった。逆に敵のロケット弾攻撃を受け、避ける間もなく火だるまになるレッドバロン。

マーズサターンの手から霧のようなガスが発射され、操縦席からの視界がゼロになってしまう健。健が相手を探しているうちに、マーズサターンはレッドバロンの後ろに回り込んでいた。

後ろ手にガッチリとレッドバロンを組んだまま、マーズサターンはそのまま上昇して宇宙へ連れていこうとする。
『どうしよう。レッドバロンは、宇宙を飛べる装置を付けてないのよ』

マリが危機感を募らせると、一緒にいた熊野警部も不安げな顔になった。哲也がジープから小型バズーカ砲を持ってきた。
『コイツをブチかまそうゼ!』

照準をマーズサターンの左腕に合わせて、火を噴くバズーカ砲。固定されていた腕が外れたレッドバロンは、ロケット噴射を使ってマーズサターンから離れて行く。
『危ないところだった。哲也、礼を言うぜ』

マーズサターンは作戦をあきらめて、去って行った。宇宙から攻めてくる敵に備えて、レッドバロンの新しいアタッチメントであるスペースウィングスを三神博士が開発していることを知る3人。

電話の相手はミカミと名乗り、SSI基地へこれから向かうと言って電話は切れたとマリは言う。だが、3人とも三神博士とは面識がなかった。

そんな話をしながらアイアンホークを運転していると、バイクの集団に襲われている1人の男性を見つける3人。黒いヘルメットを被ったバイクの男性を、集団で襲撃しようとしているのだ。

健たちは襲われている男性を助けだすが、バイクの集団がいつのまにか、フランケンシュタイン・マスクの集団に変身していた。

マリのムチが唸る。健のキックが炸裂し、哲也がパンチをブチかます。宇宙鉄面党戦闘員全員を倒した時、助けられた男性は自分を「三神四郎」と名乗った。三神博士であった。

SSI基地でスペースウィングスの話をする三神博士。健から借りたレッドバロンの設計図をじっと見ている三神博士。レッドバロンとの合体に必要なアタッチメントのサイズを決めるために、設計図が必要なのだ。

『三神博士、スペースウィングスはどこの工場で造るんですか?』
哲也の質問に、「ハカセは止めてくれ」と笑いながら言う三神。

『じゃあ、三神さん。・・・』
外で人が聞いているような気配を感じた三神は、話を止めて物音の原因を探ろうとした。

メンバー全員で探し回ってみたが、勘違いだったのか、怪しい人物を見つけることは出来なかった。3人が部屋に戻ってくると、三神博士とレドレッドバロンの設計図が無くなっていた!
『しまった!』

2人が男を疑い始めた。だが、健は信じていた。否、信じたかった。レッドバロンの強化策に関わった矢沢博士の所へ行けば何か判るかもしれないと思ったマリは、哲也と一緒に出掛けて行った。だが、その途中で鉄面党の戦闘員に襲撃され、マリが捕らえられてしまう。

すぐに、宇宙鉄面党が脅迫して来た。
『松原真理はマーズサターンの中だ。命を助けたければ、バン・アレン帯まで来い!』

レッドバロンで宇宙へ行く覚悟をする健。宇宙での活動装備が無いことはとても危険だが、マリの命には代えられない。すると、三神博士が部屋に入ってきた。

『行きたまえ、宇宙へ。スペースウィングスは完成した。途中でドッキングすれば、宇宙へも自由自在だ』

やはり、本物の三神博士だったのだ。レッドバロンの出動に合わせ、マッハ20で後を追うスペースウィングス。真っ赤なツバサのスペースウィングスが、スタンバイしたレッドバロンの背面に合体した。

『ドッキング成功!只今から宇宙へ向かいます』
宇宙へ出る前に、操縦席で健は酸素マスクとヘルメットを装着した。その頃、熊野警部が鉄面党の秘密基地を発見していた。連絡を受けた哲也と三神も、秘密基地へと向かった。

戦闘員を倒して基地内へ侵入する哲也。そして、ある部屋で監禁されているマリを発見する。マーズサターンを追ってバン・アレン帯へやって来た紅健に、救助されたマリから連絡が入った。マリは無事な姿で地球にいるのだ。

事情が解った健は、マーズサターンを地上まで連れていき、エレクトリッガーで破壊した。新しい作戦室が出来、宇宙鉄面党の侵略に備えて、地球防衛隊の組織に組み入れられることになったSSI。紅健、マリ、哲也、そして三上博士。新SSIの誕生だ。(つづく)


★★★★★★★★★★★★
宇宙鉄面党シリーズ始まる。火星に本拠を置くロボット軍団。デビラーを利用して地球征服を企んだが、デビラーの生ぬるいやり方にデビラーを首にして、自ら侵略活動を開始した。

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レッドバロン(18)【宇宙鉄面党編】 [レッドバロン/ギラスQ編]

◎今回は第29話『鉄面党ロボット三兄弟』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;外山 徹

《ベムパンサー1号・2号・3号》 登場

◆地球防衛隊基地の遠距離レーダーが、宇宙のかなたから地球を目指して飛んで来る飛行物体をキャッチした。それは宇宙鉄面党火星本部から、レッドバロン強奪計画のために派遣されたロボット三兄弟であった。

ベムパンサー三兄弟。1号は一つ目、2号は二つ目、そして3号は三つ目のロボットである。体色、デザインもそれぞれ違うが全体的には似通った形状をしている。

新SSI基地でも、その様子はレーダーで捕らえていた。早速レッドバロンを出動させた紅健は、スペースウィングスとドッキングして宇宙へ向かったが、強烈なロケット弾の先制攻撃を受けて劣勢に回ってしまう。

地球へ逃げ帰ってきたレッドバロンは、スペースウィングスを切り離して地上に着陸した。ベムパンサー三兄弟もレッドバロンを追って、地上へ降り立った。
『よーし、地上でなら負けないぞ!』

闘う気満々の紅健だったが、宇宙鉄面党の秘密基地では、この時レッドバロンの戦闘能力を探ろうとしていた。
『パワー測定開始!』

三兄弟は、それぞれの左腕から発射したクサリをレッドバロンに巻き付けたが、バロンハンマーで簡単に払い落とし、2号が引きずられて倒れるほどの凄まじいパワーを発揮するレッドバロン。
『テスト終了』

テストの終了と共に、三兄弟は攻撃を中止してあっさりと去って行った。追撃しようとする健に、深追いしないよう指示する三神博士。

秘密基地から宇宙鉄面党火星本部へ、報告を入れるリーダー。
『ベムパンサー1号2号3号を使い、レッドバロンを徹底調査しましたところ、我々の予想をはるかに超えた性能が記録されました』

地球からの報告を聞いた司令官は、レッドバロンを強奪して宇宙鉄面党の侵略用ロボットにするよう、指令を出した。

地球の秘密基地では、今恐るべき計画が動き始めようとしていた。リーダーの目の前に呼び出された3人の戦闘員が、写真に写る地球人家族、父・母・小学生の男の子に変身したのだ。顔から姿、身長まで写真通りの姿であった。

その男の子が、健が運転するアイアンホークの前を林の中から飛び出してきた。危うく轢きそうになったが、その姿をみて驚く健とマリ。顔中擦り傷だらけで、何かから逃げてきたらしい様子なのだ。
『宇宙人から、パパとママを助けて!』

哲也と熊野警部にも応援を要請して、目指す洋館に乗り込もうとする健とマリ。シゲルという名の男の子の両親が、この洋館に捕らえられているらしい。乗りこもうとした途端、中から男女が逃げ出してきたが、鉄面党のフランケンマスクの戦闘員達に殺害されてしまうのだった。

健たちは戦闘員達と交戦してすべて倒すが、シゲルは目の前で両親を殺害されて泣きじゃくっていた。マリや健は同情して、この時からシゲルにスキを見せるようになってしまう。

ある時、レッドバロンに乗りたいというシゲルに、健は乗せることを約束してしまう。シゲルに化けた戦闘員3号に、無線で紅健の声紋と指紋を取ることを指示する鉄面党リーダー。遂にレッドバロンに乗せてもらう時が来た戦闘員3号は、録音装置で紅健の声をこっそり録音してしまう。

『さぁいくぞ・・・ファイトレバーオン!』
(心の声;これで紅健の声紋は取れた。次は指紋を写すことだ)
そんな時、三神博士は健に注意を促すのであった。
『今は非常事態だ。レッドバロンは遊園地の乗り物じゃないぞ』

だが、健が両親と兄を鉄面党に殺された事を知る哲也やマリには、健と同じような立場のシゲルの気持ちが痛い程よくわかるのだ。少しでも慰めることが出来るならというこの気持ちが、まさか命取りになることなど思ってもみない紅健であった。

SSI基地では、ベムパンサー三兄弟の動きが気になっていた。何かを企んでいると読んでいる三神博士や健だが、それが何かは解らない。ある夜、熊野警部のもとに引き取られているシゲルが寝ていてうなされていることを聞いた健は、自分のもとに引き取りたいと言い出す。

非常事態の今、SSI基地は部外者は立ち入り禁止だが、三神博士は健に特例を出すと言ってくれる。健のもとで寝るふりをしたシゲルは、健の手の平から指紋を写し取ることにまんまと成功するのであった。

ベムパンサー三兄弟の動きが変わったことで作戦室に呼ばれた健。健が部屋からいなくなるのを見計らって、その間に基地内にある金庫を開けて、レッドバロンの設計図を盗み見るシゲル。

バロンパンチやエレクトリッガーなどの操作方法をすっかり覚えてしまう戦闘員3号・シゲルは、強奪計画が完了したことを基地へ報告するのだった。これを受けてベムパンサー三兄弟を地上に着陸させる鉄面党と、レッドバロンを出撃させる健。

一方、熊野警部はシゲルの伯母を探し当てて引き取ってもらうつもりでいたところ、シゲルと両親は半年前に交通事故死していることが伯母から知らされたというのだ。つまり、あのシゲルはニセモノであることにマリ、哲也、警部は気付いたのだ。が、今戦っている健は、まだそのことを知らない。

そんな時、シゲルが戦場に現れた。レッドバロンめがけて走ってくるシゲルは、ベムパンサーに砲火を浴びて倒れてしまう。レッドバロンから降りてシゲルのもとへ駈けつける健に、戦場へ着いたマリ達が大声で叫ぶ。

『本当のシゲル君は、半年前に死んでいるんだ!そいつは鉄面党の回し者だ!』
だが、健の優しい心がウソに負けてしまう。苦しそうな顔をしているシゲルに近づいた健は、抱きかかえたシゲルに短剣で胸を刺されてしまう。

傷を負って動けない健の目の前で、戦闘員3号・シゲルはレッドバロンに乗り込み、盗んだ健の声紋と指紋を使ってレッドバロンを操縦することに成功する。
『ウソだ!レッドバロンは、俺以外の操作では動かないはずだ』
『レッドバロンよ、紅健を踏みつぶしてしまえ!』

傷を負って動けない紅健は、今健以外の操縦者によって動いているレッドバロンに踏みつぶされようとしていた。左足が大きく上がって健に足裏を見せているレッドバロンが、そこにいた。
危うし、紅健! (つづく)


★★★★★★★★★★★★
レッドバロンが新シリーズの宇宙鉄面党編になって、唄もオープニング、エンディング共に変わるのだが、歌手名が「団しん也」となっている。筆者が「団しん也」と聞いて真っ先に思い出すのは、物まねである。

だが、今の今まで、物まねの団しん也氏とレッドバロンの歌を歌う団しん也氏が同一人物であることなど、まったく知らずにいた。もう驚いたの何の(笑)。
『スーパーロボット レッドバロン』
第27 - 39話OP『飛べ!!宇宙のレッドバロン』
第27 - 39話ED『斗え!レッドバロン』

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レッドバロン(19)【宇宙鉄面党編】 [レッドバロン/ギラスQ編]

◎今回は第30話『レッドバロンをあやつる少年』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;外山 徹

《ベムパンサー1号・2号・3号》 登場

【前回までの話は・・・
宇宙鉄面党は、レッドバロンの素晴らしい性能に魅せられて、RB強奪計画を実行に移した。子供に化けた戦闘員3号は、健やマリの眼前で両親を殺されたことで同情を買い、スキだらけになった紅健はまんまと声紋と指紋を盗まれてしまう。今、健以外の者によって操縦されたレッドバロンが、紅健を踏みつけようとしていた・・・】


◆鉄面党リーダーの指示により、戦闘員3号・シゲルは紅健を踏みつけようとして、必死に操縦レバーを引いていた。だが、これ以上いくら力を入れてもレバーは動かない。レッドバロンは左足を上げたまま、降ろさなくなっていた。

『レッドバロン、俺を踏みつけるつもりか!』
『どうした、早く踏みつぶせ!』
『操作レバーが動かないのです・・・』

その時、こちらに向かって突っ込んでくるバイクの轟音に、振り返る鉄面党リーダー。バイクの主は、三神博士だ。この一瞬のスキをついて、マリ、哲也、熊野警部は反撃を開始した。怪我をした健を迎えに行ったマリは、アイアンホークの助手席に健を乗せて、この危機からの脱出に成功した。

だが、レッドバロンは敵の手に渡り、ベムパンサー三兄弟とともにSSIに向かって進撃してくるのだった。ここは一旦退却する以外には手が無いSSIだった。

戦闘員3号・シゲルに操縦されたレッドバロンとベムパンサー三兄弟が、町を破壊している。SSIには、手をこまねいてそれをみているより他に手段が無い。そんなとき、宇宙鉄面党最高司令官ギラスQと名乗る声が、SSIに語りかけてきた。

『紅健とSSIのメンバーは、30分後に希望が原に来い。もし来ない場合は交戦の意志ありとして、レッドバロンに日本全土を破壊させる!』

だが、戦闘員3号に剣で刺されて重傷の紅健は、その時SSI基地内で手術を受けて絶対安静の状態にあった。だが話を聞いた健は、自分も一緒に行くと言う。99パーセント絶望でも、残る1パーセントにすべてを賭けてみたいという。まったく手段が無いわけでは無い。三神博士は、腹案を3人に話して聞かせた。

30分後、希望が原にアイアンホークとジープで乗り付けたSSIメンバーの3人。健、マリ、哲也は鉄面党リーダーの前にゆっくりと出ていく。すると、早速死刑にせよと、リーダーの指示が飛ぶ。
『我々が本当のSSIかどうか調べもしないで、死刑にするのか?』
『何?おい、写真を出せ』

部下が持っていた写真で、3人の顔確認をするリーダー。だが、怪我でやつれた健の顔が、写真と違うような気がしてくるリーダー。そこでリーダーは無線で戦闘員3号を呼び出し、顔を確認させることにした。

ヘッドギア型のマイクを外して操縦席を離れ、レッドバロンの左の肩先に出てきた戦闘員3号は、そこから双眼鏡で紅健の顔をまじまじと観察した。
『間違いありません。その男は紅健です』

と、そのとき、スペースウィングスが、猛スピードでレッドバロンの横を通り過ぎていった。戦闘員3号は風圧で吹き飛ばされ、そのまま地上へ転落して爆発してしまう。

三神博士の腹案とは、これであった。これでレッドバロンの操縦者は、ふたたび紅健ひとりになった。哲也とマリは衰弱している健をかばいながら、鉄面党戦闘員達と戦う。なんとか健を、アイアンホークの助手席に乗せることが出来た。

操縦者のいないレッドバロンは、スペースウィングスからのリモコン操作でドッキングして空へ逃げると、ベムパンサー三兄弟もその後を追跡していった。だが、これは時間稼ぎをしているのであり、戻ってくる頃には三神博士の次の手が出来上がっている頃なのだ。

バイクに乗って、三神博士が到着した。アイアンホークの助手席には、携帯用のレッドバロン操縦レバーが作られていた。三神博士は、新兵器ドリルアローを改造して、レッドバロンを操縦するための装置を仕込んだ。

ドリルアローを両肩にセットして、リモコンでレッドバロンを操縦しようというわけだ。だが、リモコン操作は2キロ以内に距離を保たないと効かないことが、この作戦の弱点であった。

改造ドリルアローが完成し、飛行して来た。レッドバロンの両肩にドリルアローを着装する健。
『ファイトレバーオン!』
『あ、レッドバロンが動いたわ!』

健の操作で、レッドバロンが動いている。バロンパンチを繰り出すと、ベムパンサー1号に命中した。リモコン操縦作戦は、大成功である。だが、衰弱している健には、操縦が思うように行かない。胸から血が噴き出しはじめ苦しい健は、レッドバロンを必死に操縦している。

だが、もう健の操縦は限界に来ているようだった。ロボット三兄弟に、動きの鈍いレッドバロンは袋叩きにされていた。そのとき、ベムパンサー三兄弟の動きが突然おかしくなった。同士討ちする2号と3号。一体どうしたというのか?

そのとき、三神博士が叫んだ。
『コントロールマシンが、変調をきたしたんだ!反撃するなら、今だ!』

それは、熊野警部のお手柄であった。熊野警部は、独自に鉄面党のアジトを捜索していた。普通の一軒家に見えたが、入口にいる見張り2名を倒して潜入した熊野警部は、目の前に戦闘員達が操作している大きな電子計算機のような操縦装置を見つける。

レバーを操作する者やメーターを確認する者、全部まとめて手りゅう弾で吹き飛ばして、破壊することに成功した。その途端に三兄弟ロボットの行動が狂ったのだった。発射したドリルアローが命中して、ベムパンサー1号を破壊したレッドバロン。だが2号と3号は、空へ逃げていく。

『マズい。2キロ以上離れては、リモコンが効かない!』
健は最後の力を振り絞り、自らレッドバロンに乗るつもりなのだ。体力はかなり消耗していたが、なんとか操縦席に乗り込んだ健。

『ファイトレバーオン!』
空へ上昇して、ベムパンサー2号3号を追って行くレッドバロン。アームミサイルを発射しようとするが、弾が出ない。

『こうなったら、体当たり戦法だ!』
レッドバロンの身体は、ニューバロンニウムでできている。高速飛行で体当たりしたら、2体の鉄面党ロボットなどは木っ端みじんに砕け散ってしまうのだった。こうして、熊野警部とSSIの活躍によって、強奪されたレッドバロンは、ふたたび紅健の手に戻ってきたのである。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
紅健とSSIが、ここまで窮地に陥ったのははじめてじゃないかな。真の操縦者以外の人物がロボットを操縦したという点では、過去にジャイアント・ロボでもニセ草間大作が現れたことがあった。バロンもロボも時に人の感情が解るようで、「本物の主人」の言うことしか聞かないところが泣けるなぁ。
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レッドバロン(20)【宇宙鉄面党編】 [レッドバロン/ギラスQ編]

◎今回は、第33話『宇宙ロボット蜘蛛の怪』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;高野宏一

《スパイダーロボ》
《ドンキーワン》 登場

◆ここの処毎日のように新聞紙面をにぎわす、ジャンボジェット旅客機の墜落事故の記事。SSIのマリは、宇宙鉄面党の仕業ではないかと憶測していた。それならば、鉄面党ロボットの武器反応がレーダーで捕らえられるはずだ。それが無い事から、健と哲也は否定的だった。

だが墜落機のすぐ近くでは、謎のロボットに指令を出す白いコートの女の暗躍があった。大空に突如広がる、キラキラ光るクモの巣状の物体。それは高速で飛ぶジャンボジェット機を瞬時に捕えて動けなくし、推進力を失った旅客機は墜落していくのだった。

ジャンボジェット機のスピードでも切れない糸を吐き、捕らえて動けなくしてしまう強力なクモの巣を張るスパイダーロボの仕業だ。白いコートの女は、つぶやく。
『これなら、レッドバロンも落とせるな!フフフフ』

紅健の兄・健一郎と親友だった吉村博士が、大型ロボット・ドンキーワンを完成させた。子供達を乗せて動く様に造られた、レジャー用ロボットだという。レッドバロンの操縦者・紅健にドンキーワンをテスト操縦してもらいたいという話が、三神博士を通じて健にもたらされた。快諾する紅健。

吉岡博士に招待され、鬼怒川温泉でドンキーワンをテスト操縦することになった。大介、八郎、ヨシ子の仲良し三人組と熊野警部を招待して、マリと一緒に鬼怒川温泉ホテルへ向かう健。一行はホテルへ着くと、さっそくテスト現場へと向かった。

子供たちが見ている前でドンキーワンを操縦する紅健。黄色と緑色に塗り分けられたおどけた姿のドンキーワンが、健の操縦で一歩ずつ歩みを進めていく。感激する吉岡博士。一緒にきた子供達も大喜びだった。
『成功だ・・・ドンキーが動いた!』

吉岡博士は、レッドバロンとドンキーワンを握手させたいという。遊びを嫌う三神博士だが、吉村博士の頼みでは断れない。三神博士の了解を得て、吉岡博士が操縦するドンキーワンと、無線で呼んだレッドバロンに健が乗り、二体のロボットが手と手を取って握手するというシーンが、ここに実現した。

レッドバロンは地球防衛のかなめである。健はレッドバロンをすぐに基地へ格納するために、みんなと別れて帰投するのだった。足裏からジェットを出して上昇していくレッドバロンを見送ると、子供達と熊野警部、マリ、吉岡博士はゆっくりとくつろぐためにホテルへ向かった。

だが、その様子を崖の上から双眼鏡で見ている目があった。
『スパイダーロボ、レッドバロン捕獲作戦を開始せよ!』

基地へ向かって高速飛行するレッドバロンの目の前に、突如広がるキラキラと銀色に光るクモの巣状の物体。スパイダーロボの糸に引っ掛かり、落下していくレッドバロン。

熊野警部は温泉に浸かってのんびりし、大助たち仲良し3人は、近くの川でロープに繋がれたイカダに乗って遊んでいる。だが、イカダをつなぐロープを切る者がいた。子供達3人は流れに流されてしまう。大声で助けを呼ぶ声は、誰にも届かなかった。

マリは、吉岡博士をアイアンホーク号で自宅に送っていった。自宅前で博士の妹・チエコを紹介される。チエコは、車椅子に乗って生活する障害者であった。大助達3人をホテルに置いているので、マリはすぐに帰るつもりでいた。

が、その時、奥の林から健がフラフラと姿を現したのだ。怪我をして傷だらけの健に、マリは問いかけた。健の様子が少しおかしい。
『健、健じゃないの!?基地へ帰ったはずじゃなかったの?』

吉岡博士の家で怪我の手当てを受ける健は、問いかけた吉岡博士に応える。
『キラキラ光るものがまつわり付いてきた・・・そしたら急に失速して、墜落した・・・』

マリからの連絡を受けた三神博士と哲也は健たちの元へジープを飛ばすが、途中でサーベルを持った鉄面党戦闘員たちに襲撃されてしまう。女司令官・アンドロイドサーシーの後を追う二人は、ススキの生えた広い荒野へ、アンドロイドサーシーを追い詰めていく。

一方、マリ、健、吉岡博士は、健の記憶をもとにレッドバロンが墜落した地点を探していた。ススキの生えた広大な荒野に着く三人。向こうから三神博士と哲也が走ってくるのが見えたため、合流した3人。

三神博士によれば、アンドロイドサーシーが逃げ込んだこの辺りに、奴らの秘密基地があるはずだとにらんでいる。マリはホテルに残した3人の子供達が心配になり、哲也とホテルへ戻った。熊野警部に連絡して一緒に探すのだが、見つからない。

ホテルの屋上で、またしても鉄面党戦闘員らに襲撃を受けるマリ、哲也、熊野警部。だが、哲也らによって戦闘員をすべて倒され、車で逃げて行くアンドロイドサーシー。女の車を追うマリと哲也は、吉岡博士宅前に放置されている車を発見するのだった。

呼び鈴を押すと、笑顔のチエコが車椅子に乗って玄関に現れた。
『あら、松原さん・・・レッドバロンは見つかりました?』
マリと哲也はチエコの優しい笑顔をみて、手がかりを失ったことに気落ちしてしまうのだった。

視線の定まらぬ目で鬼怒川の景色を眺めながら、記憶をたどって行く紅健。
『どこへ消えたんだ、レッドバロン・・・』
健は、身体が動くままにレッドバロンの捜索を始めた。

滝が流れ落ちる横から、洞穴に入る道を見つける健。導かれるように入って行くと、暗い闇の中に鉄面党の戦闘員がいた。数名を格闘の末に倒した健は、洞穴の奥の奥で、キラキラ光るヒモのようなモノに縛られたまま、格納されているレッドバロンを発見する。

この地下格納庫では、鉄面党の戦闘員たちが左、右、上の三方向からプレス機で加圧して、レッドバロンを破壊してしまおうとしていた。だがニューバロンニウムで造られたレッドバロンは、鉄面党のプレス機で壊せる代物ではなかった。

何度も何度も三方向からプレスをかけるうちに、いつしかレッドバロンを縛っているクモの糸も解け、健は搭乗するチャンスを得た。
『よし、今だ!』

『バロンフライト、パワーオン!』
紅健はレッドバロンに乗り込むと上昇して、地下格納庫を破壊しながら地上へ脱出した。地上ではスパイダーロボが出現して、頭部からクモの糸を放射しその強力な粘膜質で、レッドバロンをまた縛り上げようとした。

キラキラ光る糸状の物体をみた健は、レッドバロンが墜落した原因にやっと気付いた。スパイダーロボと対峙するレッドバロンの横から、猛スピードで突っ込んでくるドンキーワンの姿があった。「ドカーン」とぶつかって倒れたのは、しかしレッドバロンの方だった。

『ドンキーワン、なんてことをするんだ!』
立ち上がったレッドバロンを、後ろから羽交い絞めにするスパイダーロボ。アタッチメント部品がどこからか飛んできて、ドンキーワンにドッキングした。

右手に回転カッター、左手には鋭いヤリがアタッチされ、レジャー用として開発されたドンキーワンは、戦闘用ロボットへと変貌した。勢いよく回転するカッターが、火花を散らしながらレッドバロンの胸部を切り裂いていく。健の目に、ドンキーワンを操縦する吉村博士の姿が映る。

『吉村博士!やめてください!』
なぜ吉村博士は、ユーモラスなロボットだったドンキーワンで、レッドバロンを攻撃するのか?また、行方不明の子供達3人はどうなってしまうのか? (つづく)


★★★★★★★★★★★★

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レッドバロン(21)【宇宙鉄面党編】 [レッドバロン/ギラスQ編]

◎今回は、第34話『裏切りの宇宙特急便』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;高野宏一

《スパイダーロボ》
《ドンキーワン》 登場

【前回までの話は・・・
宇宙鉄面党のスパイダーロボによって強奪されたレッドバロンは地下格納庫で破壊されかけていたが、探し出して取り返した紅健。だがスパイダーロボとの一騎打ちのさなか、吉岡博士の操縦するドンキーワンが戦闘用ロボットに変貌して、レッドバロンに襲いかかってきた・・・】


◆スパイダーロボと戦闘用になったドンキーワンを敵に回して、戦うこととなった紅健。レッドバロンに空へ逃げるよう指示する三神博士だが、ドンキーワンの回転カッター攻撃で飛行回路を切断されてしまい、ジェット噴射が出なくなっていた。

ならばバロンミサイルでドンキーワンを破壊するよう指示するが、ドンキーワンを操縦している吉岡博士まで殺すことになり、健にはとてもできない。吉岡博士は兄・健一郎博士の親友であり、なによりも人間だからだ。健はピンチに陥りながらも、とっさに地中に潜ることを考えつく。

『アースマーカー!』
レッドバロンが突然回転し始めた。後ろから羽交い絞めにしていたスパイダーロボは、回転するレッドバロンに必死にしがみついていたが、回転速度が増すと遠心力で弾き飛ばされてしまった。

ものすごい土煙が上がって視界がゼロとなり、ドンキーワンも立ち往生したまま何もできない。この隙にSSIと熊野警部は、姿を隠してしまうのだった。

三神博士の指示で、奥日光の切り立った断崖のすき間にレッドバロンを隠し、そこで時間をかせいで飛行回路を修理することにした。だが、鉄面党戦闘員達が、数名のグループで探知機を使ってレッドバロンを探索していた。このままでは、いずれ発見されてしまう。

三神博士の見立てでは、飛行回路の修理にあと2時間は要するのだ。そこで、先にこちらから奴らの前に出ていって、敵の目を別な方向に向けさせることにした。熊野警部がラジオを聞く釣り人に扮して、探知機をかく乱させる役割をした。

鉄面党はレッドバロンを探知機で捕らえていたのだが、ラジオの電波ノイズにみせかけて誤魔化したのだ。そのあとマリと哲也が戦闘員達にわざと姿を見せて、無関係な方角へと誘導した。この間に三神博士と健は飛行回路の修理を、マリ、哲也と警部は子供たちを探しに鉄面党基地へと潜入した。

レッドバロンを格納していた鉄面党秘密基地へは、滝のそばにある洞窟から入って行く。健はその場所を、マリたちに教えた。3人はその洞窟内を慎重に進んでいくが、センサーに探知され戦闘員の襲撃を受けてしまう。

数名を倒して先へと進む3人。マリは、奥の部屋で催眠術をかけられ操縦技術を学ぶ、大助、八郎、ヨシ子を発見する。だが女司令官のアンドロイドサーシーに捕まり、電気椅子の拷問を受ける。マリは薄れゆく意識の中で、見覚えのある指輪をサーシーがしていることに気付く。

熊野警部と哲也に救出されたマリは、意識を取り戻して一緒に子供達を探すが、マリが見つけた計器室にはもういなかった。ホテルへ戻った3人は、ドンキーワンを操縦してレッドバロンを襲った吉岡博士が、鉄面党戦闘員達に追われている姿を見かけるのだった。

マシンガンで右腕を撃たれた吉岡博士を、熊野警部たち3人は助けだす。吉岡博士をレッドバロンの修理現場へ連れていくと、ドンキーワンでレッドバロンを襲った理由を問い詰める哲也。
『紅君、許してくれたまえ。チエコを殺すと脅されて・・・』

地球人の吉岡博士が鉄面党に味方するには、何か事情があると感じた健。マリはチエコを連れ戻しに、吉岡邸へと向かう。そこでマリは、車椅子で出迎えたチエコの薬指にしている指輪が、アンドロイドサーシーのものと同じであることに気付くのであった。

『あの、お兄さんが大変なんです。すぐ一緒に来てください!』
マリはチエコの車椅子を押しながら、すぐ先が急な下り坂になっている所で車椅子を止めた。
『それで兄の傷は、深いんですの?』

わざと、車椅子を下り坂に押し出すマリ。チエコは素早く立ち上がって、地面を両脚で踏みしめる。
『何をするの?』
『姿を変えても、その指輪まで変えなかったのはあなたの失敗ね!』

チエコの正体をアンドロイドサーシーと見抜いたマリは、駄目押しとも言える証拠に触れた。
『吉村博士が「大変」だとは言ったけど、傷を負っているとは言ってないわ!』

外出できないチエコには、兄の変事の内容までは、知る由もないのである。撃たれて傷を負ったことを知っているのが、何よりの証拠だとマリは言う。

もはやこれまでとチエコは正体を現して、日本刀でマリに襲いかかってきた。マリはムチを振るって、アンドロイドサーシーに対抗した。マリのムチがサーシーの日本刀に巻き付きそれを取りあげる。サーシーはサーベルを持ちだして、マリの日本刀と対決する。

一瞬早くマリの日本刀がサーシーの脳天を切り裂き、すれ違った後にマリが投げた日本刀が、サーシーの腹部に突き刺さった。絶命する、司令官アンドロイドサーシー。

皆の元へ戻ったマリは、吉岡博士にこう告げる。
『アンドロイドサーシーは、死にましたわ!』

それを聞いて顔色を変える、吉岡博士。
『チエコさんは、実は鉄面党の指揮官だったのよ!』

吉岡博士は逃げ出し、信号弾を打ち上げてレッドバロンの位置を鉄面党に知らせてしまう。
『まもなく鉄面党ロボットが、攻めてくるぞ!』

だが、レッドバロンの修理は、すでに終わっていたのだ。ドンキーワンとスパイダーロボが、信号弾の上がった場所目がけて襲ってきた。しかしドンキーワンには、大介、八郎、ヨシ子が乗って操縦しているではないか!
『健にぃさーん!』

健に向かって、楽しそうに手を振る3人の子供達。三人は催眠操作されているのだ。相手が子供達では、下手に手出しできないレッドバロン。スパイダーロボが銀色に輝くクモの糸を吐きかけて、レッドバロンの身体をグルグル巻きにしていく。

その時、三神博士が呼んだスペースウィングスが上空に到着した。上空でスペースウィングスと合体したレッドバロンは、空中で頭を軸にして高速回転し、遠心力で身体に巻き付いた糸を剥ぎ取ってしまう。

スペースウィングスを離して地上に降り立つと、エレクトリッガーでスパイダーロボを撃破する。ドンキーワンの回転カッターが、レッドバロンを襲う。襲ってくる回転カッターを、ハンマーパンチで打ち返すレッドバロン。

ドンキーワンの首をめがけて打ち返した回転カッターは、ドンキーワンの首を切り落としてしまう。ドンキーワンの首は宇宙船となって、どこかへ飛んで行ってしまう。

吉村博士は、鉄面党に脅迫されて味方をしたわけでは無かった。ロボット工学の研究を突き詰めるためには、ロボット帝国へ行くのが一番だと考えた博士は、ロボット帝国へ招かれる代わりとして、レッドバロンを倒すことを命令されたのだった。宇宙鉄面党とビジネスをしたと言う吉村博士。

50年後の地球は、人口増加と資源枯渇が引き金になり、核戦争で人類は滅びていることを憂いている吉村。人類が生き残るためには人口増加を抑え、ロボットが変わりをする世界にする必要を説く吉村。3人の子供達は、博士の意志を継ぐ者として、ロボット帝国へ一緒に連れていくと言う。

宇宙鉄面党の「宇宙特急便」が発車する場所へと向かう吉村。だが鉄面党は、レッドバロン破壊に失敗した吉村博士に破壊光線を放って処刑する。不要となったドンキーワンの首に取り残された3人の子供達は、空中へ放り出されてしまう。

宇宙特急便を破壊するために飛行していたレッドバロンは、放り出された3人を空中で拾いあげ、逃げる宇宙特急便にアームミサイルを撃ち込んで、粉砕するのだった。 (終わり)


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