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仮面ライダーV3(10) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第29話《ドクトル・ゲー最後の挑戦》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕


【前回までの話は・・・ 日本全滅作戦を実行に移すために4大幹部を再生させ、邪魔なV3を抹殺するために4体のショッカー怪人を再生させた首領。だが、地獄大使によるミスなどもあり、V3によってまたしても作戦は阻止されてしまった・・・】


◆◆再生した4大幹部をすべて失ってしまった事への責めを、首領はドクトル・ゲーに負わせるつもりでいた。ドクトル・ゲーもそのことは承知しており、汚名返上のために全精力を注いで改造を施した新怪人カメラモスキートを造り上げていた。

ところが、今度はアジト内の秘密ロッカーが爆破されて、暗号書類が盗まれるという大失態を演じてしまう。潜入したスパイを見つけるため、ドクトル・ゲーはアジト内の警備を緊急体制に切り替えた。

戦闘員に化けたデストロン・ハンター4号は、警備のスキをついて基地からの脱出に成功し、秘密の小屋にたどり着くと、インターポールへ通信することに成功したのだった。

デストロン・ハンターとは何者か?デストロン・ハンターとはパリに本部を持つ国際警察(インターポール)の内部組織で、デストロンを追跡する目的で作られた秘密組織であった。

デストロン・ハンター4号の通信内容は、ライダー隊本部や支部隊員らによって「怪しい通信」として傍受されていた。ライダー隊本部でも、この一週間で3回も傍受している。デストロンのワナだという意見もあるが、立花藤兵衛と風見志郎の見解は少し違った。

デストロン・ハンター5号の佐久間健は4号から連絡を受け、デストロンから奪ったマイクロフィルムを受け取りに連絡小屋へ向かっていた。だが、4号はその小屋でカメラモスキートに襲撃され、顔を盗まれたあとに殺されてしまう。

連絡小屋で4号と落ち合った5号・佐久間健は、奪ったマイクロフィルムを預かるから渡すように言うのだが、4号は渡そうとしない。4号に化けたカメラモスキートは、4号がどこにフィルムを隠したのか解からないのだ。
『予定通り、靴のかかとに隠してあるんだろう?』

5号・佐久間健が思わず言った言葉で、マイクロフィルムの隠し場所を知ったニセ4号は、カメラモスキートに変身して5号に襲いかかるのだった。間一髪、風見志郎が現れ、5号をカメラモスキートから助けると、4号の死体からマイクロフィルムを取って逃げる様に言った。

5号が逃げたのを確認した志郎は、V3に変身してカメラモスキートと格闘する。
『へんしん・・・ブイスリー!トオーッ』

だがデストロン・ハンターは格闘には弱く、逃げた佐久間健は戦闘員たちに捕まり、殺害されそうになってしまう。カメラモスキートと戦いながら佐久間健を助け、なんとかライダー隊本部へ彼を連れて帰ることができた。

カメラモスキートは先の戦いで、マイクロフィルムを持って逃げた佐久間健の身体に、密かにミニモスキートという蚊の大きさのロボットを付けておいた。

少年ライダー隊本部で立花藤兵衛らと挨拶を交わした佐久間健は、自己紹介した。
『デストロンと戦う組織があるとは聞いていましたが、あなた方でしたか・・・会えて光栄です』
『お互い協力して、デストロンを倒しましょう』

立花藤兵衛は、力強い味方を得た気分だった。奪ったマイクロフィルムの暗号解読について、どうすればいいのか志郎が話を始める。
『それなら、インターポール日本支局の田所さんが、暗号解読することになっています』

佐久間健はそう言って場所の話をしようとした時、一匹の蚊がうるさく羽音を立てて飛んでいた。志郎がその蚊を捕まえた時、それがロボットであることに気が付くのだった。

佐久間健と風見志郎は、インターポール日本支局に向かった。ここで田所と会って、奪ったマイクロフィルムの暗号解読をする予定になっていた。志郎は、ライダー隊本部で捕まえたロボット蚊を佐久間に見せた。

小さいが精巧に作られた蚊のロボットであることが解ると、デストロンに見張られていることを佐久間は知るのだった。佐久間は田所へ連絡して、暗号解読の時間と場所は「また改めて連絡する」と言って、電話を切った。

だがインターポール日本支局は襲撃され、アタッシュケースに入れて厳重に保管したマイクロフィルムは、カメラモスキートにうばわれてしまった。

見張られていることを知った志郎は、ニセのアタッシュケースを用意しておいた。奪われたのは、ニセのアタッシュケースだったのだ。アジトへ戻ったカメラモスキートは、ニセのアタッシュケースをつかまされてドクトル・ゲーの怒りを買ってしまう。

マイクロフィルムの強奪に失敗したカメラモスキートは、暗号解読専門家の田所を襲い、田所の顔を盗んで本人に化けた。田所に成り済ましたカメラモスキートは、インターポール日本支局で志郎と佐久間に会い、暗号解読のフリをしてマイクロフィルムを持ち帰ろうとする。

だが、田所の娘・ミミは夜間自宅で怪人に襲われ顔を盗まれた父を目撃し、インターポール日本支局に出かけて佐久間や志郎と会っている父のあとをつけ、父がニセモノであることを告白するのだった。

マイクロフィルムを持って逃げるニセ田所を追う志郎と佐久間。車で逃げたフリをして車に乗らなかったニセ田所だったが、V3はそれを見抜き、ニセ田所の前にV3は現れた。

正体を現すカメラモスキートと最後の戦いをするライダーV3。だが、V3の前にカメラモスキートは敵では無かった。V3はマイクロフィルムを取り返し、カメラモスキートにV3ボディアタックをかまして、空中で四散してしまうのだった。

『バカ者メ。またしても失敗したではないか!責任を取るなどとほざきおって・・・!』
『首領、見ていてください。今や言い逃れは致しません。あの憎きラーイダV3をどうか今一度、この私に(殺させてください)!』

失敗を重ねるドクトル・ゲーを首領は罵り、冷たく無視するのだった。もはやドクトル・ゲーは追い詰められ、自らの力でライダーV3を葬る決意をする。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
ドクトル・ゲーが全精力をかけて改造した割には、弱い怪人だった(>_<)

ヒロイン・珠純子役の小野ひずる氏は、どこをどう見てもカワイイ。だが、23歳の時、結婚の為に芸能活動から引退している。残念。



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センニン

ご訪問 & nice! ありがとうございました。
また遊びにきます。
by センニン (2016-07-12 20:12) 

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