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ライダー1号/ゲルショッカー編 ブログトップ
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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ6 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

 台地を蹴って ライダージャンプ!
 空中回転 大風車
 稲妻を呼ぶ ライダーキック!
 敵を倒した ライダーチョップ!
 ウォーウォーライダー 仮面ライダー

★★★★★★★★★★★★
《第92話 凶悪!ニセ仮面ライダー》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;塚田正煕

[前回までの話は・・・
ゲルショッカーは少年ゲルショッカー隊を結成して、少年仮面ライダー隊本部を乗っ取ってしまった。怪人ムカデタイガーの命令によって滝つぼへ落ちようとしている少年少女達を救うため、捨て身の攻撃でライダーとムカデタイガーは滝つぼへ落ちて行き、相討ちになってしまう・・・]

◆仮面ライダーがムカデタイガーと相討ちになってから、すでに7日が過ぎようとしていた。あの戦いの後、立花藤兵衛は河原に停めてあったサイクロン号をライダー隊本部に引き取り、毎日磨きながらいつでも動かせるように整備をしていた。

少年ライダー隊員達も四方八方手を尽くして、ライダーの情報を探し求めていた。そんなとき、ユミが立花会長を大声で呼ぶ声がした。
『ゲルショッカーの情報を仮面ライダーに知らせたいっていう電話が入ったの。竹山埠頭に午前10時に来るように、言付けがあったわ』

立花藤兵衛が約束の時間に待っていると、黒革のタイトドレスを来た女性が車に乗って現れた。「アンチショッカー同盟」と名乗るその女性は立花藤兵衛を車に乗せると、とある場所へと向かった。立花藤兵衛は、そこで小暮誠一郎というアンチショッカー同盟のリーダーに会う。

アンチショッカー同盟は、ショッカーとゲルショッカーに家族や恋人を殺された被害者で構成された組織で、メンバーは世界中にいるという。立花藤兵衛への用件というのは、アンチショッカー同盟のコンピューターがはじき出したゲルショッカー首領の正体のデータを、仮面ライダーに保護してほしいというものだった。

今日午後4時に下田に届くそのデータを仮面ライダーに保護してもらい、下田のホテル「まさき」406号室に届けてほしいという。だがライダーが消息不明であることを立花藤兵衛は言えず、引き受けてしまう。

ライダー隊本部へ帰ってきた立花藤兵衛は、滝隊長や女性通信隊員達にアンチショッカー同盟の存在を話した。そして引き受けてしまった仕事は滝隊長が行くことになり、出かけようとしたそのとき、ドアを開けて仮面ライダーが入ってきた。立花会長をはじめ、みんなは大喜びであった。

7日間も行方不明だったライダーが、突然帰ってきたのだ。
『ご心配をかけてすまない。ムカデタイガーに受けた傷が完全に治るまで、姿を隠していたんだ』

滝が出かけようとしていることを知り、行き先を訊ねるライダー。
『伊豆の爪木崎灯台だ』

滝がそう答えると、自分も一緒に行くと言って滝と出かけるライダー。爪木崎灯台に行くと、教会の修道女がスーツケースを持って海を眺めていた。滝が合言葉を言うと、修道女もそれに応えた。
『ヨン・ロク・ナナ』
『イチ・ヨン・ハチ』

滝がスーツケースを受け取り、中を見ようとすると、ライダーはそれを制してケースを奪った。するとどうしてこの場所が分ったのか、ゲルショッカー戦闘員が出現した。滝はケースをライダーに託して、戦闘員たちとの戦いに突入した。

ホテル「まさき」406号室で落ち合うことになっているアンチショッカー同盟の女性は、異変に気付いていた。もう到着しても良い頃なのに・・・遅い。すると、ロビーに置いてある観葉植物が突然話かけてきた。
『無駄だ。いくら待っても、仮面ライダーは来ないぞ!』

それは新怪人ハエトリバチだった。蜂の顔をしているが、右半分の顔は食虫植物のハエトリ草になっている。体全体に蔦が絡まり、不気味な雰囲気の怪人が、アンチショッカー同盟の女性にいう。
『お前達が頼りにしている仮面ライダーが、ここを教えたのだ!』

女性は逃げるが、船着き場に追い詰められてしまう。そのとき本郷猛が現れ、ハエトリバチに一発ブチかました。
『本郷猛!生きていたのか!』

ハエトリ草の中心部から緑色の溶解液が出て本郷に降りかかるが、それをかわした本郷はライダーに変身。ハエトリバチと対峙する本郷ライダー。
『ライダー、よく聞け!すでに今頃は、ショッカーライダーが行動を始めているのだ!』

アンチショッカー同盟の女性が戦闘員に連れ去られていくのを見た本郷ライダーは、女性を助けるためにハエトリバチとの戦闘を回避した。

助けられた女性は首領の正体のデータが入ったケースの行方を本郷ライダーに訊ねるが、立花藤兵衛たちの行動について何も知らない本郷ライダーは答えられないどころか、そのケースの存在さえ知らなかったのだ。

そうなのである。少年ライダー隊本部に現れ、滝と一緒に爪木崎灯台で首領の正体のデータ入りスーツケースを預かったライダーは、ショッカーライダーだった。本物のライダーと見分けがつかないショッカーライダーに、立花藤兵衛も滝も、まんまと騙されてしまっていた。

ハエトリバチに聞いたショッカーライダーの存在をアンチショッカー同盟の女性に話す本郷ライダーだが、女性はにわかには信用してくれない。その頃、滝から預かったケースの中身であるデータの入ったカプセルを、ショッカーライダーは遠く海に向かって投げ捨てた。

ところが、それをジャンプしてキャッチした者がいた。本郷ライダーである。海岸線で本郷ライダーとショッカーライダーの死闘が始まった。二人が戦っている所へハエトリバチが出現し、1対2の戦いになってしまう。本郷ライダーは断崖に追い詰められ、片腕1本で岩にしがみついていた・・・。  (つづく)


[次回予告・・・地球壊滅を狙うゲルショッカーは、仮面ライダーと同じショッカーライダー6体を完成させた。彼らの目的は、首領の正体を秘めたテープをアンチショッカー同盟から奪うことであった。無人の草原に繰り広げられるライダー1号2号とショッカーライダーとの死闘。次回、「8人の仮面ライダー」をお楽しみに。(ナレーションの声は市川治氏)]


★★★★★★★★★★★★
ショッカーライダーの姿は、視聴者が判るようにマフラー、グローブ、ブーツの色が黄色になっている。なお且つ、複眼の周囲を黒い縁で覆っている。
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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ7 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

仮面ライダー本郷猛は改造人間である
彼を改造したショッカーは
世界征服を企む悪の秘密結社である
仮面ライダーは人間の自由のために
ショッカーと戦うのだ!

★★★★★★★★★★★★
《第93話 8人の仮面ライダー》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;山田 稔

[前回までの話は・・・
ゲルショッカーが完成させたショッカーライダーは、仮面ライダーと互角の戦いができる改造人間だ。仮面ライダーの名のもとに悪事を働き、アンチショッカー同盟の壊滅を目的に造られたショッカーライダーは、新怪人ハエトリバチと組んで、本郷ライダーを窮地に追い込む・・・]


◆本郷ライダーとショッカーライダーのライダーキックどうしが炸裂し、本郷ライダーは傷を負ってしまう。ハエトリバチとショッカーライダーの二人に追い詰められ、断崖に片腕1本でしがみついている本郷ライダーに、ハエトリバチが足で腕を踏みつけ、崖から落とそうとする。

だが本郷ライダーはハエトリバチの足をつかんで、ふたり一緒に海中へと落下していった。一人残ったショッカーライダーは、そのまま上がって来ない二人をみて、“これで俺が仮面ライダーだ!”と高笑いするのであった。

岩場に落ちていたゲルショッカー首領の正体が秘められた本物のカプセルを拾い上げ、ショッカーライダーは海へ向かって遠くへ投げ捨てた。ところが、海中からいきなり出現した新怪人エイドクガがそのカプセルをキャッチして、ショッカーライダーに手渡した。

ブラック将軍から指令変更があり、この本物のデータカプセルはアンチショッカー同盟の組織のスケールを探るため、ゲルショッカー本部で解析することになった。代わりに偽カプセルをアンチショッカー同盟に渡して、それをコンピューターにかけさせ、殺人音波が発生して皆殺しにするという計画だ。

エイドクガとショッカーライダーがそのような話をしていると、向こうから立花藤兵衛と滝がやってきた。ショッカーライダーは一芝居打って戦っているふりをしてみせ、エイドクガが持って来た偽のカプセルを奪うと、滝に渡してふたりを逃がした。

ゲルショッカー本部に持ち帰った本物のカプセルを、ブラック将軍は解析してみたが、内容は「首領の正体」では無かった。
『ワレワレハ ゲルショッカーノ ウラヲ カイテ アル ジンブツニ テープヲ ワタシタ』

その人物が本物のデータを持ってアンチショッカー同盟のコンピュータールームにやってくるのは、1月6日の正午。首領は、滝に渡した偽のカプセルをショッカーライダーに回収させ、ある人物が持ってくる本物のデータを奪ってから、アンチショッカー同盟を壊滅させるよう、方針転換をする。

アンチショッカー同盟本部では、小暮リーダー達や立花藤兵衛、滝が、持ち帰ってきたデータカプセル(これは殺人音波が出る偽物)をコンピューターにセットし終わって、これから解析にかけるところだった。

スイッチを押す直前に仮面ライダーが入ってきて、
『危ないぞ、滝!これはニセモノだ!』

そう言って全員を外へ避難させ、ライダーが中でコンピューターの解析スイッチを押すと、小規模爆発が起こった。

信じられないという顔で、小暮リーダー達は驚く。では、本物は一体どこに? すると、サングラスをかけたカウボーイハットの男が現れ、
『本物はこれだ! 南米のアンチショッカー同盟が、俺を選んだ』

サングラスを外したその顔は、一文字隼人だった。南米のショッカーを追って、日本を離れていたのだ。一文字隼人が預かってきたスーツケースを小暮リーダーに渡そうとした時、横にいた仮面ライダーがそのケースを横取りしてしまう。

『少しばかり、気づくのが遅かったぜ!』
黄色いマフラーのショッカーライダーは、奪ったスーツケースをその場で放り投げて隠れていた戦闘員に渡すと、自分もジャンプして逃げていく。

後を追う一文字と滝は戦闘員と格闘になり、ショッカーライダーはスーツケースを持って、黄色いラインの入ったニセサイクロン号で逃げていく。
『ヘン・シン!』

一文字隼人は、変身ポーズで仮面ライダーに変身、ショッカーライダーの後をサイクロン号で追っていく。追いつ追われつの末、ショッカーライダーからケースを奪い返した一文字ライダー。

その頃、ライダー隊本部にショッカーライダー2号が潜入していることを、一文字はショッカーライダー1号から聞きだし、急いで立花藤兵衛に知らせ、本部へ駆けつける。

少年ライダー隊本部に、白いマフラーのショッカーライダー2号が来て、ナオキ隊員達にプレゼントを渡した。箱を開けると中からエイドクガが現れ、その毒粉を吸ったナオキやヨッコ達は気を失い、人質として連れ去られてしまう。

本郷が遅れて現れ、ライダーに変身して人質を奪還しようとするが、ハエトリバチとの戦いで傷つき能力が発揮できない。エイドクガと白いマフラーのショッカーライダー2号の前に、今の本郷の体力では歯が立たず、人質5人は連れ去られてしまう。

ブラック将軍が人質との交換条件に指定して来たのは、首領の正体のデータだった。交渉に入った立花藤兵衛は、アンチショッカー同盟の小暮リーダーにデータ提出を断られてしまう。多くの犠牲を払って手に入れた首領の正体のデータは、渡せないという。

会談は決裂したようにみえたが、会談後の一文字たちに、そっとケースを手渡す副リーダーの女性。
『ショッカーに殺された母の仇を、取ってください・・・』

一言そう言って、去って行った。一文字と滝は約束の場所へと向かう途中で、身体が回復しない本郷が合流してきた。
『本郷、その身体じゃ無理だ』
『バカ言え。ショッカーライダーが1号2号とそろっているのに、俺が何もせずにいられるか!』

ブラック将軍の指定した場所にやって来た本郷、一文字、滝の3人。人質の元気な姿を見せられたあと、ブラック将軍の指示通り、ヘリコプターから下げられたロープにスーツケースを吊るす。指示通りにした途端、ショッカーライダー6人に、突然囲まれてしまう3人。

ショッカーライダーは、1号から順番に黄・白・緑・青・紫・桃のマフラーをした仮面ライダーだ。騙されたことを知った滝は、ジャンプしてとっさに吊るしたスーツケースにしがみついた。じりじりとよじ登って、ヘリに近づいていく滝。

一方、6人のショッカーライダーに囲まれたダブルライダー1号と2号は、果たして勝利を収めることができるのか・・・。 (つづく)


[次回予告・・・謎のテープ奪回の死闘は続く。上昇するヘリに必死に取りすがる滝。巧みな連携プレーでライダー1号2号に攻撃をかける6体のショッカーライダー。次回仮面ライダー。「ゲルショッカー首領の正体」にご期待ください。(ナレーションの声は市川治氏)]


★★★★★★★★★★★★
6人のショッカーライダーは、手袋とブーツの色は黄色で、マフラーの色が1号から6号まで6色ある。顔面の複眼周囲部には、黒い縁が描かれている。偽サイクロン号は、ライトの上部と座席の後方部分に黄色いラインが入っている。

ショッカーライダーの黄色い手袋とブーツは、視聴者に分かり易くするためではなく、設定としてそうなっているようだ。一文字隼人がショッカーライダー1号を見て、「そのマフラーの色は?」と問いただす部分がある。

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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ8 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

仮面ライダー本郷猛は改造人間である
彼を改造したショッカーは
世界征服を企む悪の秘密結社である
仮面ライダーは人間の自由のために
ショッカーと戦うのだ!

★★★★★★★★★★★★
《第94話 ゲルショッカー首領の正体!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;山田 稔

[前回までの話は・・・
ゲルショッカーが完成させたショッカーライダーは全部で6人。南米からアンチショッカー同盟のデータを持って現れた一文字隼人が合流し、仮面ライダー1号2号とショッカーライダー達、8人のライダーが入り乱れて戦う乱戦になった・・・]

◆ダブルライダーを、6人のショッカーライダーが包囲していた。8人の仮面ライダーが入り乱れて戦う中、ユリやナオキ達5人の捕虜を乗せたバンに、立花藤兵衛が密かに近づいていた。見張り役の2人の戦闘員が邪魔で、これ以上近づけない立花。

だが見張りが一人居なくなった隙に後ろから襲って、立花藤兵衛はナオキ達を乗せたバンを運転し、人質奪還に成功する。アンチショッカー同盟のメンバー達が加勢に入り、後から追ってくる戦闘員達は排除された。

ダブルライダーの苦戦を見て小暮リーダーがガス弾を撃ち込むと、その煙幕を利用して、ダブルライダーは上空へジャンプ。空中にホバリング(空中で停止している状態)しているヘリコプターに乗り込んだ。

ヘリで吊り上げるスーツケースにしがみついていた滝がロープをよじ登り、ヘリの足元まで登ってきた。ライダーがヘリに乗り込んで戦闘員を追い落とすと、滝を救い上げて首領の正体が入ったケースの奪還に成功した。

ヘリにはエイドクガが乗っているが、ダブルライダーに両脇を抱えられて、もはや動けない。滝はヘリコプターを操縦して、アンチショッカー同盟の秘密基地へと向かった。

秘密基地へ戻ってきた本郷、一文字、滝、それに立花藤兵衛。副リーダーの女性が小暮に内緒で渡してくれたスーツケースを、これで無事に小暮リーダーに返すことができた。

ショッカーライダーによって破壊されたコンピューターは、明日修理が終わる。データはその時まで、金庫の中で厳重に保管しておくことになった。

立花藤兵衛は、ショッカーライダー達との戦いに備え、本郷と一文字に特別トレーニング“ライダー車輪”を猛特訓していた。同じ性能の6人ライダーを倒すためには、絶対に必要な技だった。

ダブルライダーに捕らえられたエイドクガは、鋼鉄で出来た倉庫内に閉じ込めてあった。アジトの位置を吐かせようとするが、自己催眠によってピクリとも動かない。一方、ブラック将軍は、新怪人ナメクジキノコを送り出して、首領の正体のデータを奪い返しにかかろうとする。

エイドクガが自己催眠から醒め、信号を発信して、自分の居場所をナメクジキノコに知らせてきた。ナメクジキノコは夜更けに小暮リーダーの部屋を襲い、小暮になりすました。叫び声を聞いて駆けつけてきた滝や副リーダーに、新怪人に襲われたという話をして金庫内のデータを確認する小暮。

閉じ込めておいたエイドクガは倉庫を脱出し、見張りをしていたアンチショッカー同盟の隊員達はみな殺しにされてしまう。小暮リーダーが襲われた事やエイドクガが逃走したことを滝から聞かされた本郷は、急ぎ首領の正体を解析する必要を提案し、コンピュータールームに全員集合した。

コンピューターがデータ解析して出した答えは、
『ゲルショッカーシュリョウ ハ ニホン ニ イル ソノイチ ハ ホクトウ 70ド キョリ 120キロ』

そこが、筑波山付近であることが地図で判明した。早速出かけようとする本郷達を、本部へ行かせないようにエイドクガが襲撃した。本郷と一文字が変身し、最後は2号ライダーのキリモミシュートによってエイドクガは爆死する。

地図で確認した場所に着いた一行は、入口を見つけてアジトの中へ潜入する。ところが、これはワナであった。
『とうとう来たな、仮面ライダー1号2号!仮面ライダーを抹殺するためにコンピューターにニセ情報を流して、ここへおびき寄せたのだ』

首領の声があざ笑う。小暮は副リーダーの女性を人質にして、怪人ナメクジキノコに変身した。ショッカーライダー6人が現れて狭い基地内に入り乱れると、混乱に乗じて滝が副リーダーを助けだし、立花藤兵衛と共に脱出に成功する。

ダブルライダーと6人のショッカーライダーも外へ出て、決戦が始まった。ダブルライダーは、立花藤兵衛と訓練した“ライダー車輪”をショッカーライダーに試す時が来た。本郷と一文字は各自3人ずつショッカーライダーを引き連れて走る。

そして反時計回りに輪になるように走り、そのスピードをどんどん上げていく。
『一文字、行くぞ!』
『おう!』

ダブルライダーは、同じタイミングで円の中心に向かってジャンプすると見せかけると、ショッカーライダーも同じように中心に向かってジャンプした。だがダブルライダーはジャンプした後に反転して、円の中心からそれていく。

6人のショッカーライダー達は円の中心に向かってジャンプし、互いにぶつかり合って大爆発してしまう。滝達に襲いかかろうとしていたナメクジキノコはダブルライダーの敵ではなく、ライダーダブルキックで跡形も無く消滅した。

アンチショッカー同盟の日本支部員は副リーダーの女性ひとりになってしまい、ゲルショッカー首領の正体も判らないままだ。その正体を暴くのは、いつのことだろうか・・・  (おわり)


★★★★★★★★★★★★
最後は時間が無くなり、まとめるのに急いだ感があるのが残念だ。アンチショッカー同盟の話はこれで終わりである。だが、一文字隼人が日本に帰ってきたことで、首領との対決も近いことは予感できる展開である。

昔、流行った「紅茶きのこ」っていう飲み物があったけど、ナメクジキノコはお惣菜で売っていそうな名だね(笑)

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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ9 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

仮面ライダー本郷猛は改造人間である
彼を改造したショッカーは
世界征服を企む悪の秘密結社である
仮面ライダーは人間の自由のために
ショッカーと戦うのだ!

★★★★★★★★★★★★
《第97話 本郷猛 変身不可能!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;塚田正煕

[前回までの話は・・・
ツノの先から「悪魔の霧」を出して、日本中の車や電車を風船のように空中に舞い上がらせて大混乱を狙った怪人ガラオックスと、人間をサボテンにしてしまうビールスを持つ怪人サボテンバットの「人間総サボテン化計画」を、阻止した仮面ライダー。次なる相手は・・・]


◆新怪人ヒルカメレオンは、人間の新鮮な血液を使って、仮面ライダーに敗れた怪人たちを蘇らせようと企てる。ヒルカメレオンに襲われた男の恋人が、通りかかった少年ライダー隊員に助けを求めたことで、ゲルショッカーの動きを知った本郷と滝。ふたりは、恋人が襲われたという現場を見張る。

アジトを発見した本郷と滝は、見張りの戦闘員を倒して戦闘員に成りすまし、アジトに潜入、ブラック将軍の部屋へと向かう。だが、そこで二人を待っていたのは、襲われた男の血液で蘇った怪人ガニコウモルだった。

ガニコウモルは本郷に変身するよう促し、本郷はライダーに変身して見事にガニコウモルを倒す。だが、周囲の風景に同化して、この戦いの様子を撮影していた者がいた。ヒルカメレオンであった。アジトに帰ったヒルカメレオンは、そのフィルムをショッカーの誇る科学者・D博士に分析させた。

その結果によれば、本郷猛が仮面ライダーに変身するまでの変身時間0.5秒が、弱点であることを突き止める。ヒルカメレオンは、この弱点を突く攻撃方法を1日で開発するよう、D博士に命令した。

その頃、ゲルショッカーのアジトでは、集団で囚人が脱走する騒ぎが発生。黒色の囚人服を着た男が二人、アジトからの脱出に成功していた。仮面ライダーを頼って逃げ伸びようとする囚人たちだが、一人は大怪我をしていてもう歩けない。

残りの一人がどこをどう来たのか、本郷猛のアパートへ逃げ込んできた。本郷はその囚人の男を少年ライダー隊本部へ連れて行き、隊員みんなで介抱した。その甲斐あって男は元気を取り戻し、本郷と滝を、これから本部へ案内するという。

三人がゲルショッカー本部へ向かって出て行ったあと、少年ライダー隊本部に連絡が入る。が、それは何とゲルショッカー首領の声であった。
『少年ライダー隊の諸君!ゲルショッカーは、いよいよ日本に大攻勢をかける。その前に、我々の敵は全て抹殺する』

ライダー隊本部の天井からヒルが大量に落ちてきて、立花藤兵衛らの首筋に吸い付き、彼らは失神してしまう。ライダー隊本部は乗っ取られ、立花藤兵衛らは人質として捕らえられてしまった。

囚人の男に連れられて、本郷と滝はゲルショッカー本部の入口まで来ていた。滝と囚人の男を入口に待たせて、ここから先は本郷ひとりで入って行くことにした。だが、これはワナであった。一人残った滝は、囚人の男から首筋にヒルを突きつけられて失神してしまう。

本郷は捕らえられている囚人たちを助けるが、脱出の途中で入口に残してきたはずの囚人の男が現れ、本郷の目前でヒルカメレオンに変身した。脱走囚人はヒルカメレオンが殺して、本郷達に会う前に入れ替わっていたのだった。

ヒルカメレオンは、ある部屋へ本郷を追い込んで閉じ込めてしまう。窓の向こうに見えるのは、捕らえられ気絶している立花藤兵衛や滝、ヨッコ達であった。本郷はライダーに変身しようと変身ポーズを取るが、ベルトの風車が回転した瞬間に強烈な吹雪が吹き付けられ、風車の回転を封じられてしまう。

ヒルカメレオンが誇らしげに言う。
『ショッカーの科学陣が開発した仮面ライダー阻止法、絶対零度だ!やったぞ、本郷猛をとうとう生け捕りにした! 見ろ本郷!貴様の目の前で、一人ずつ血を吸い取って、怪人たちに移し替えてやる!』

ライダー隊通信員のユリからベッドに寝かされ、ヒルカメレオンの吸血キバがユリの首筋に迫る。本郷は左腕が上がったまま身体が硬直して、ライダーに変身出来ない。はたして本郷は、このピンチをどのようにくぐりぬけるのだろうか・・・。  (つづく)


[次回予告・・・待ちに待った首領の正体。ついにその全貌を現わすことになった。絶対零度の中で動かぬ本郷猛。ヒルカメレオンの牙が、ユリの首筋に近づいていく。次回仮面ライダー、ゲルショッカー全滅!首領の最期!に、ご期待ください・・・]


★★★★★★★★★★★★
ストーリーをじっくり追っていくと、つじつまの合わないことが時々あるが、それはご愛敬だね。
ゲルショッカーのD博士というのは、顔を覆うマスクは付けておらず、黒いマントを羽織った白髪の残バラ髪で、あごひげを生やしている。年齢は30代位に見える(若い、笑)。ゲルショッカーに組織替えする際に、ショッカーの残党はすべて処分したので、この博士はゲルダム団の出身なのだろう。

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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ10 終 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

荒野を渡る風 ヒョーヒョーと
一人行く 一人行く 仮面ライダー
哀しみを噛みしめて ひとりひとり戦う
されど わが友 わが故郷
一人でも一人でも 守る守る 俺は
仮面ライダー

★★★★★★★★★★★★
《第98話 ゲルショッカー全滅!首領の最期!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;塚田正煕

[前回までの話は・・・
本郷はベルトの風車を封じられ、左腕が上がったままの状態で仮面ライダーに変身出来ない。目前では、ヒルカメレオンの吸血キバが通信隊員ユリの首筋に迫ろうとしている。大ピンチの本郷と少年ライダー隊・・・]


◆ユリのベッドのすぐ横には、怪人クモライオンの死体が横たわっている。ヒルカメレオンはユリの血液を吸い取ったあとで、その血液をクモライオンに輸血して蘇らせるつもりなのだ。だがその時、赤い手袋がヒルカメレオンにパンチを食らわせた!2号ライダーが助けに来たのだ。

滝と立花藤兵衛の鎖を解き、みんなを逃がした後、本郷の変身を止めているマシンを破壊する2号ライダー。本郷を閉じ込めていたボックスの扉が開くと同時に風車の凍結が溶け、本郷はライダーに変身した。

むろん、ここは本部ではない。あと5分でこのアジトは大爆発すると告げて、ヒルカメレオンは姿を消した。急ぎ、時限爆弾を探すダブルライダー。

隣の部屋にあった爆弾を見つけて起爆装置を外そうとする2号ライダーを、再び姿を現したヒルカメレオンが阻止する。1号ライダーがヒルカメレオンを押さえつけている間に、2号ライダーが爆弾の起爆装置を外すことに成功した。

ダブルライダーに両脇を抱えられ身動きできないヒルカメレオンに、ブラック将軍の声が交換条件を突き付けてきた。人体実験用囚人達を解放する代わりに、ヒルカメレオンを渡せという。
『場所は、パルパル遊園地の怪人展示館。時間は明朝4時』

条件をのんだ本郷と一文字は、ヒルカメレオンを連れて、時間通りにパルパル遊園地の怪人展示館に到着した。そこには、造り物とは思えないような怪人たちが並んでいる。ムカデタイガー・ガラオックス・エイドクガ・サボテンバット・ハエトリバチ・イノカブトン。

突然動き出した怪人たちは、本郷と一文字をぐるりと取り囲んだ。皆、ヒルカメレオンが人間の血液を使って蘇らせた再生怪人たちだ。そして、ヒルカメレオンは高い所から本郷達を見下ろして、どうだと言わんばかりにブラック将軍に姿を変えた。

だが怪人たちに囲まれながらも、余裕を見せる本郷と一文字。本郷が言う・・・
『ハハハハ・・・ゲルショッカーの最高幹部は、常に怪人であるはずだ』

一文字が言う・・・
『その正体を見るために、ワナと知ってやって来たんだ!』

隠れていた滝がやって来て怪人たちを尾行し、本郷と一文字はライダーに変身して、ブラック将軍を追いかけることにした。

遊園地内の走行するジェットコースターに乗っているヒルカメレオンに向かって、ジャンプする本郷ライダーと一文字ライダー。ヒルカメレオンが乗る席の前に本郷ライダー、後に一文字ライダーが挟むようにして乗り、攻撃を仕掛ける。

本郷ライダーのキックでジェットコースターから転落してしまうヒルカメレオン。墜落後、岩に溶け込むようにして姿を隠すが、ダブルライダーチョップが炸裂して死を悟ると、ブラック将軍の姿になり、
『最後に・・笑うのは・・・ゲルショッカーだ。我が偉大なる首領に・・・栄光あれ!』

ブラック将軍は、大爆発して死んだ。これで、残るは首領ただひとり。

その頃、滝は、再生怪人たちの乗るトラックの後をバイクで追いかけていた。だが、滝は怪人たちに捕まり、少年ライダー隊本部にも再生怪人たちが潜入して、立花藤兵衛らは捕虜となってしまう。

「浜名湖大橋付近が怪しい」という滝からの連絡が本郷のもとに入るが、これは首領の仕掛けたワナであった。日本のゲルショッカー本部は、浜名湖の地底にある。そこへダブルライダーを誘い込み、再生怪人軍団に処刑させようと企む首領。

本郷と一文字は、連絡通り浜名湖大橋に行くが、そこで待っていたのは再生怪人軍団だった。ムカデタイガー・イノカブトン・エイドクガ・サボテンバット、そしてハエトリバチ。だが、変身したダブルライダーの敵ではなかった。次々と敗れて爆死していく再生怪人たち。

怪人がすべて敗れてしまうと、浜名湖中央付近に巨大な首領の幻影が出現する。頭部がとがった赤い覆面に赤いマントを羽織り、目だけがギラギラ輝いている姿が浜名湖に映し出される。湖畔に捕まっている滝や立花藤兵衛らを助けるには、いくつもの地雷が埋められた道を行くしかない。

次々と爆発する地雷を避けながら、走って立花藤兵衛らの元へ向かう二人のライダーたち。そして傷つきながらも、無事に立花藤兵衛らを助けることができた。浜名湖の地底にあるゲルショッカー本部に潜入したダブルライダーは、そこで赤い覆面を剥いで、その下にある首領の正体を遂に見た。

それは、たくさんの蛇が絡み合って、首領の顔を隠しているように見えた。
『とうとう俺の姿を見たな!貴様たちの為に、ゲルショッカーは全滅だ』

首領にパンチを浴びせ、ヘビの絡んだ頭部を壊そうとする二人のライダー。ヘビの頭部が取れて、その下から出現したのは、白い頭に赤いひび割れがたくさん入った一つ目の顔だった。大きな一つ目がある他は、鼻も口も耳も無い。

首領は宇宙人か、それともロボットか?不気味な低い声で笑う首領。
『ゲルショッカーの最期だ。わしと一緒に死ね!』

ゲルショッカーのエンブレムが爆発を起こし、赤いマントの首領が次いで自爆した。あとに残ったのは、大きな目玉が一つだけであった。本郷ライダーがそれを拾おうとしたとき、浜名湖の湖面が盛り上がり、大きな水しぶきを上げてゲルショッカー本部は大爆発を起こした。

ライダー達はどうなったのか?そのとき、滝や立花藤兵衛達のもとへ向かって真っ直ぐに走ってくる2台の新サイクロン号。ついにショッカー首領は倒れ、長く辛いショッカーとの戦いは終わった。

FBIから派遣されていた滝和也は、使命を終えてアメリカに帰っていく。
『皆のことは、忘れないぜ!』

本郷、一文字、立花藤兵衛、少年ライダー隊本部のユリたちに見送られ、滝を乗せた飛行機は大空へ飛んで行く・・・これで地上に、ふたたび平和が戻ったのだった。 (おわり)


★★★★★★★★★★★★
仮面ライダーが空中高く飛ぶ姿を見て、体操選手になった人もいたのだろうなぁと、思った。見ている当時は気にも留めなかったのだが、光線技や武器を使わずに敵と戦って倒すというのが、仮面ライダー最大の魅力なのだと、つくづく思う。(これは、本郷猛役の藤岡弘、さんも話しておられたことである)


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