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仮面ライダー(ゲルショッカー編)ドラマ6 [ライダー1号/ゲルショッカー編]

 台地を蹴って ライダージャンプ!
 空中回転 大風車
 稲妻を呼ぶ ライダーキック!
 敵を倒した ライダーチョップ!
 ウォーウォーライダー 仮面ライダー

★★★★★★★★★★★★
《第92話 凶悪!ニセ仮面ライダー》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;岡田 勝
監督;塚田正煕

[前回までの話は・・・
ゲルショッカーは少年ゲルショッカー隊を結成して、少年仮面ライダー隊本部を乗っ取ってしまった。怪人ムカデタイガーの命令によって滝つぼへ落ちようとしている少年少女達を救うため、捨て身の攻撃でライダーとムカデタイガーは滝つぼへ落ちて行き、相討ちになってしまう・・・]

◆仮面ライダーがムカデタイガーと相討ちになってから、すでに7日が過ぎようとしていた。あの戦いの後、立花藤兵衛は河原に停めてあったサイクロン号をライダー隊本部に引き取り、毎日磨きながらいつでも動かせるように整備をしていた。

少年ライダー隊員達も四方八方手を尽くして、ライダーの情報を探し求めていた。そんなとき、ユミが立花会長を大声で呼ぶ声がした。
『ゲルショッカーの情報を仮面ライダーに知らせたいっていう電話が入ったの。竹山埠頭に午前10時に来るように、言付けがあったわ』

立花藤兵衛が約束の時間に待っていると、黒革のタイトドレスを来た女性が車に乗って現れた。「アンチショッカー同盟」と名乗るその女性は立花藤兵衛を車に乗せると、とある場所へと向かった。立花藤兵衛は、そこで小暮誠一郎というアンチショッカー同盟のリーダーに会う。

アンチショッカー同盟は、ショッカーとゲルショッカーに家族や恋人を殺された被害者で構成された組織で、メンバーは世界中にいるという。立花藤兵衛への用件というのは、アンチショッカー同盟のコンピューターがはじき出したゲルショッカー首領の正体のデータを、仮面ライダーに保護してほしいというものだった。

今日午後4時に下田に届くそのデータを仮面ライダーに保護してもらい、下田のホテル「まさき」406号室に届けてほしいという。だがライダーが消息不明であることを立花藤兵衛は言えず、引き受けてしまう。

ライダー隊本部へ帰ってきた立花藤兵衛は、滝隊長や女性通信隊員達にアンチショッカー同盟の存在を話した。そして引き受けてしまった仕事は滝隊長が行くことになり、出かけようとしたそのとき、ドアを開けて仮面ライダーが入ってきた。立花会長をはじめ、みんなは大喜びであった。

7日間も行方不明だったライダーが、突然帰ってきたのだ。
『ご心配をかけてすまない。ムカデタイガーに受けた傷が完全に治るまで、姿を隠していたんだ』

滝が出かけようとしていることを知り、行き先を訊ねるライダー。
『伊豆の爪木崎灯台だ』

滝がそう答えると、自分も一緒に行くと言って滝と出かけるライダー。爪木崎灯台に行くと、教会の修道女がスーツケースを持って海を眺めていた。滝が合言葉を言うと、修道女もそれに応えた。
『ヨン・ロク・ナナ』
『イチ・ヨン・ハチ』

滝がスーツケースを受け取り、中を見ようとすると、ライダーはそれを制してケースを奪った。するとどうしてこの場所が分ったのか、ゲルショッカー戦闘員が出現した。滝はケースをライダーに託して、戦闘員たちとの戦いに突入した。

ホテル「まさき」406号室で落ち合うことになっているアンチショッカー同盟の女性は、異変に気付いていた。もう到着しても良い頃なのに・・・遅い。すると、ロビーに置いてある観葉植物が突然話かけてきた。
『無駄だ。いくら待っても、仮面ライダーは来ないぞ!』

それは新怪人ハエトリバチだった。蜂の顔をしているが、右半分の顔は食虫植物のハエトリ草になっている。体全体に蔦が絡まり、不気味な雰囲気の怪人が、アンチショッカー同盟の女性にいう。
『お前達が頼りにしている仮面ライダーが、ここを教えたのだ!』

女性は逃げるが、船着き場に追い詰められてしまう。そのとき本郷猛が現れ、ハエトリバチに一発ブチかました。
『本郷猛!生きていたのか!』

ハエトリ草の中心部から緑色の溶解液が出て本郷に降りかかるが、それをかわした本郷はライダーに変身。ハエトリバチと対峙する本郷ライダー。
『ライダー、よく聞け!すでに今頃は、ショッカーライダーが行動を始めているのだ!』

アンチショッカー同盟の女性が戦闘員に連れ去られていくのを見た本郷ライダーは、女性を助けるためにハエトリバチとの戦闘を回避した。

助けられた女性は首領の正体のデータが入ったケースの行方を本郷ライダーに訊ねるが、立花藤兵衛たちの行動について何も知らない本郷ライダーは答えられないどころか、そのケースの存在さえ知らなかったのだ。

そうなのである。少年ライダー隊本部に現れ、滝と一緒に爪木崎灯台で首領の正体のデータ入りスーツケースを預かったライダーは、ショッカーライダーだった。本物のライダーと見分けがつかないショッカーライダーに、立花藤兵衛も滝も、まんまと騙されてしまっていた。

ハエトリバチに聞いたショッカーライダーの存在をアンチショッカー同盟の女性に話す本郷ライダーだが、女性はにわかには信用してくれない。その頃、滝から預かったケースの中身であるデータの入ったカプセルを、ショッカーライダーは遠く海に向かって投げ捨てた。

ところが、それをジャンプしてキャッチした者がいた。本郷ライダーである。海岸線で本郷ライダーとショッカーライダーの死闘が始まった。二人が戦っている所へハエトリバチが出現し、1対2の戦いになってしまう。本郷ライダーは断崖に追い詰められ、片腕1本で岩にしがみついていた・・・。  (つづく)


[次回予告・・・地球壊滅を狙うゲルショッカーは、仮面ライダーと同じショッカーライダー6体を完成させた。彼らの目的は、首領の正体を秘めたテープをアンチショッカー同盟から奪うことであった。無人の草原に繰り広げられるライダー1号2号とショッカーライダーとの死闘。次回、「8人の仮面ライダー」をお楽しみに。(ナレーションの声は市川治氏)]


★★★★★★★★★★★★
ショッカーライダーの姿は、視聴者が判るようにマフラー、グローブ、ブーツの色が黄色になっている。なお且つ、複眼の周囲を黒い縁で覆っている。


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