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超人バロム・1 (6) [バロム1・ドラマ]

~バロムとは正義と友情のエネルギーをいい、ドルゲとは地球の平和を乱す悪をいう~
《第6話 怪腕魔人エビビルゲ》を取り上げます。
原作;さいとうたかを さいとう・プロ
脚本;伊上 勝  
監督;折田 至
バロム1アクション;大野剣友会(中村文弥・岡田勝・中屋敷鉄也)


◆悪のエージェント・ドルゲは、猛と健太郎の熱い友情のエネルギーがバロム・1を生むことに目をつけた。二人の友情を壊して、バロム・1を封じてしまう作戦を立てた。

木戸猛の父・倫太郎は警視庁の鬼刑事と言われる男で、いつも多忙を極めている。そんな父の仕事に久しぶりの休みが取れたので、猛は叔父の松五郎と三人で、三浦海岸で釣りを楽しんでいた。弁当を食べようとして、猛はボップが鳴っていることに気付く。

猛は周辺を警戒していたが、三人はトラックが崖から転落する事故を目撃する。木戸刑事は事故現場で崖から落ちそうなトラック運転手を助けにいくが、その男はドルゲ魔人の変身であった。

男はエビビルゲになって木戸刑事に襲いかかり気絶させると、地中深くドルゲ基地へとさらっていってしまう。公衆電話を探して119番通報をしてから事故現場へ行った猛は、崖から降りるためのロープを借りてきた松五郎から、怪我人と兄貴が消えてしまったという話をきく。

一方、もう一人のバロム・1の分身、白鳥健太郎の父は日読新聞社社会部のデスクで、子供が同級生であり、記者と刑事という仕事柄、二人は顔見知りであった。猛から連絡を受けた健太郎は、ふたりで日読新聞社へ行くが、木戸刑事が白鳥デスクを連れだした後だった。

車の中で木戸刑事に化けていたエビビルゲは正体を現して、助手席の白鳥デスクを襲って拉致してしまう。タクシーを拾って木戸刑事が運転する車のあとを追う健太郎と猛は、ボップが鳴っていることに気付く。二人の乗ったタクシーの運転手が、アントマンだったのだ。

ワナにかかった猛と健太郎。運転席のアントマンは姿を消し、走行するタクシーは運転手のいないまま、電車が近づく踏切に向かって突っ走っていく。二人はバロムクロスで変身、脱出してタクシーを無事に止めるが、白鳥デスクを乗せた車を見失ってしまう。

バロム・1の前に魔人エビビルゲが現れて、気絶している白鳥デスクと木戸刑事を人質に見せられ、バロム・1はエビビルゲの攻撃を受けるが手が出せずに敵前逃亡するしかなかった。

猛は、健太郎が弱腰で逃げたことを非難し、健太郎も猛を責めた。二人の友情の間にひびが入り、ケンカ別れの状態になってしまう。

『ルロロロロ・・・正義と友情によって生まれる超能力。今コプーの正義のエージェントの超能力は消えた。ド~ルゲ~!』

白鳥デスクの声で、木戸刑事が三浦海岸沖で救出され、ヨットハーバーにいるという電話が木戸家に入る。猛がひとりでヨットハーバーへ行ったことを猛の姉から聞かされた健太郎は、それがワナだと知っていて向かった猛を助けるために、出かけて行く。

『正義のエージェントといえども、子供は子供だ。父親のためには友情を忘れ、使命も忘れ・・・コプーは大きな間違いをしたわけだ』

白鳥デスクに化けたエビビルゲは、猛と健太郎の前で穏やかな口ぶりでそう述べると、アントマン達にふたりを捕まえるよう指令した。白鳥デスクの姿から変わって正体を現した怪人の前でバロムクロスをする猛と健太郎だが、変身出来ない。

『ビルビルビルビル(怪人の声)・・・やっと解ったか!なぜドルゲ様が一度にお前達の父を捕まえたか。それはお前達の友情とかいうエネルギーを消して、超能力を奪うためだ!』

猛と健太郎はアントマンに捕まると、エビビルゲに父親達の本当の居場所を尋ね、近くに停泊しているヨットの船室にいることを知る。隠れていた松五郎にそれを聞かせてそのヨットを出港させ、二人は隙を見てアントマンから逃げ出すと、バロムクロスでバロム・1に変身した。

さっきのバロムクロスは、ニセのポーズだったのだ。怒ったエビビルゲは、ジャンプして松五郎の乗ったヨットに乗り込んできた。大ジャンプしてバロム・1もそのヨットに乗り込むと、エビビルゲと格闘になった。アントマンが操縦するモーターボートに乗り移って逃げるエビビルゲ。

ベルトから外したボップを空高く投げ上げてマッハロッドに変化させると、それに乗り空中を飛行してモーターボートを追いかけるバロム・1。モーターボートから三浦海岸の岩場へ大ジャンプしたエビビルゲとそれを追うバロム・1は、そこで最後の攻防を展開する。

大きなハサミを振り回して、海へ突き落そうとするエビビルゲ。足場の悪い岩場を猛ダッシュして、バロムブレイクを3発かますと、3発目に大きく吹っ飛ばされたエビビルゲは大爆発して果てた。こうして白鳥デスクと木戸刑事は、ドルゲの魔手から無事に助け出されたのであった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
怪腕魔人エビビルゲは可愛い顔をしている。全身を固い甲羅で覆われているため強そうに見える怪人だが、なにしろ可愛い顔なのだ。海老は怪人に向かないね!
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超人バロム・1 (7) [バロム1・ドラマ]

第21話《悪魔シリーズ/魔人クチビルゲがバロム・1を食う!》を取り上げます。

原作;さいとうたかを さいとう・プロ
脚本;滝沢真理
企画;平山 亨・佐野寿七
音楽;菊池俊輔
監督;田口勝彦
バロム1アクション;大野剣友会(中村文弥・大杉雄太郎・中屋敷鉄也)


◆松五郎たちが住む町の町内会では、夏になると町のこども会の恒例行事である肝試し大会が行なわれる。目的地に置いてあるワッペンを取ってくれば、それが証拠になる。掛け時計の鐘が午後11時の鐘をならした。

松五郎宅に集まったこども会のメンバーから、今年はコウタとチャコの兄妹が最初に行くことになった。
『さぁ、これだぞ。下っ腹に力を入れて、行ってこい!』

松五郎に促され、ふたりは懐中電灯を持ち、町に一つしかない墓地へ向かって出発した。途中で、酔っ払いが電話ボックスの前で倒れているの見た小1のチャコが驚いて叫んだ。

『あっ、人が死んでる!』
『なぁんだ、酔っ払いじゃないか・・・』

小4の兄は、妹よりも冷静だ。怖がる妹をなだめながら、墓地内のある場所に置いてあるワッペンを無事ゲットしたコウタ。帰り路、さっきの電話ボックスにさしかかろうとした時、男の叫び声を聞いた二人。

近くの竹やぶに隠れていた二人が見たものは、巨大なクチビルが男性を食べているところだった。頭から丸飲みしたくちびるの化け物は、すべて飲み込むと、カバンと服と靴を吐き捨てて、その場を去っていった。

その一部始終を見てしまったコウタは、怪物がどこへ行くのかを確かめようと、チャコを連れてあとを追って行った。クチビルの化け物、魔人クチビルゲは、ある洋館に入っていくのを見たコウタはチャコを連れて後から入っていく。

部屋の中でクチビルゲを見失うコウタ。だが、クチビルゲは、ふたりが追ってくることを知っていた。今度は二人の前に姿を現すクチビルゲ。
『よく来たな、小僧ども・・・逃がさんぞ』

一方、松五郎の家で、松五郎と一緒に健太郎と猛も二人を待っていた。だが、午前1時になっても戻って来ない二人を心配していた。
『おかしいぞ、こんなに(時間が)かかるなんて』・・・

コウタはチャコを連れて、街中を逃げていた。階段につまずいたチャコを助けようとして、ふたりはクチビルゲに捕まりそうになってしまう。
『待て!・・・私が相手だ!ドルゲ魔人』

クチビルゲは、小さなチャコを連れて逃げて行く。暗闇に紛れてアントマン達がバロムワンを襲ってくる。暗くて相手がよく見えないバロムワンは、ボップをサーチライトのように光らせて、明かりの中でアントマン達を倒す。

だが、その間にチャコとコウタは捕らわれて、クチビルゲと共に消えていた。地底では、魔人ドルゲが次の指令をクチビルゲに出していた。

『ルロロロロ・・・食欲の化身クチビルゲよ、(子供達を食べずに)よく我慢した。お前にとって一番うまいバロムワンの心臓を食うためには、ワナをしかけておびき寄せるのだ。クチビルゲよ、お前はしばらく絶食して、バロムワンの心臓を食い破る力を付けなければならない。わかったか・・・』

巨大なクチビルが、よだれを流していた。
『食いたい・・・早くバロムワンの心臓を・・・』

コウタは目覚めると、天地探偵事務所のベッドの上にいた。そこは、天地大五郎という私立探偵の自宅だった。倒れていたコウタを運んで来たという。コウタはお礼を言うと、チャコを探すために、昨夜クチビルゲが逃げ込んだ洋館へ行くと言って、外へ出て行った。

一方、松五郎と健太郎と猛は、朝から行方不明のコウタとチャコを探していたが、洋館の前を通った時に、そこでコウタを見かけるのだった。

『そこで、なにやってんだよ!』
『ここで、チャコが連れ去られたんだ・・・』

天地大五郎があとから現れ、5人は洋館の中へ入ってみることにした。洋館の中で、猛が壁掛けの絵をずらした時、ボタンを見つけた。それを押すと、松五郎が立っている辺りの床が抜けて、地下道に落ちた。

4人は順番に地下道へ入っていくと、天地探偵と猛、松五郎と健太郎、コウタに別れて、探すことにした。これはワナであった。暗闇の中、天地探偵の姿を見失った猛は、アントマンとクチビルゲに襲われてしまう。松五郎達もアントマンに襲われ、危機一髪。

猛はボップを投げて健太郎に知らせると、ふたりは空中へジャンプして、バロムクロスをした。バロムワン登場!天地探偵は、実はクチビルゲの化身であった。それを見破ったバロムワンだったが、コウタとチャコは依然クチビルゲに人質にされたままであった。

ビルの屋上にふたりはロープで縛られたまま、人質になっている。助けを呼ぶ声で二人を見つけたバロムワンは二人のいる屋上に降り立つが、そこで待っていたのは、クチビルゲのワナであった。

『降参しないと、この二人を食うぞ!』
『どこまでも卑怯なヤツ!』

ボップを捨てさせられ、飛び道具が無くなったバロムワン。クチビルゲはその鉄の爪の生えた右手で、バロムワンの左胸の心臓をつかむ。
『うう・・・』

アントマン達に手足を押さえられ、身動き出来ないバロムワンの心臓をつかみ取ろうとするクチビルゲ。
『まだ、負けるわけにはいかない・・・』

クチビルゲはバロムワンの心臓をつかみそこない、弾き飛ばされてしまう。バロムワンの胸の厚いプロテクターが、心臓を守ってくれたのだ。

チャコとコウタを助けたバロムワンは、ふたりを安全な場所に逃がすと、クチビルゲと一騎打ちをする。別のビルの屋上へ飛んだクチビルゲを追いかけ、蹴り飛ばして屋上から地上へ落下させてしまった。

バロムワンの頭部をクチビルゲが丸飲みしようとしたため、バロムワンは脱出するためにアッパーカット・パンチをお見舞いした。そして相手との距離を取って、今度は必殺のバロム爆弾パンチでとどめを刺すのであった。クチビルゲはビルから転落して、大爆発してしまう。

コウタとチャコの幼い兄妹を無事に救ったバロムワンは、マッハロッドにふたりを乗せて、松五郎のいる所まで届けたあと、去っていくのであった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
コウタ役は、新マンで次郎役を演じた川口英樹氏。天地大五郎探偵役に、悪魔くんのメフィスト役を演じた吉田義夫氏がゲスト出演。

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超人バロム・1(8終) [バロム1・ドラマ]

《第35(最終)話 大魔人ドルゲがくだけ散るとき!》を取り上げます。

原作;さいとうたかを さいとう・プロ
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨・佐野寿七
音楽;菊池俊輔
監督;田口勝彦
バロム1アクション;大野剣友会(中村文弥・大杉雄太郎・中屋敷鉄也)

【前回までの話は・・・
大魔人ドルゲの側近・ドルゲピエロは、遊園地で遊ぶ子供達を誘拐してドルゲ洞窟へ幽閉してしまう。バロムワンはドルゲ洞窟を探し出し潜入するが、洞窟内で待っていたドルゲピエロの催眠術にかかり、体を動かせなくなってしまう。

ドルゲピエロもろとも洞窟を埋めて、バロムワンを始末してしまおうとするドルゲ。だが、落ちてくる岩にぶつかったショックで催眠術が解けたバロムワンは、すぐに子供達を連れて洞窟を脱出するのだった。ドルゲピエロを失ったドルゲは、ついに健太郎と猛の家族を人質に取る手段に出る・・・】


◆家族を人質にしたことをドルゲに告げられた健太郎と猛。ふたりはすぐに自宅へ戻ったが、家の中は誰もいなかった。地下深く棲みついていたドルゲはその姿を地上へ現し、100メートルはあろうかと思われるほどの巨大な姿となって、ふたりの前に現れた。

『ルロロロロ・・・貴様たちの親姉弟は、我が手にある。ドルゲに手向かえば、親姉弟の命はない!』

正義のエージェントに、最後の戦いを挑んできたドルゲ。アントマン(戦闘員)達を使い猛と健太郎を襲うも、ふたりはバロムワンに変身して戦う。バロムワンにとって、アントマンは敵では無い。ドルゲは自分の体の一部をちぎって、ドルゲ魔人を作り出した。

ハサミルゲとカミゲルゲを再び送り出すドルゲ。健太郎の両親、猛の父と姉、松五郎の5人は、ドルゲのワナが待つ恐れ谷へ連れて行かれてしまう。アントマンに運び出される両親たちだが、松五郎はスキをみて逃げ出した。

松五郎は、恐れ谷でワナを張って待っているドルゲのことを、急いでバロムワンに知らせに行った。
『バロムワン、行っちゃいけない。ワナを張って待っているんだ!』

『松五郎、私は行かなければならない。ドルゲがどんなワナを張っていようと、私には愛する人たちを助けだす使命がある。罪もない人を守る、それが正義に通じるのだ。私は決して負けない。たとえ私が死んでも、ドルゲは必ず倒す!ありがとう、松五郎・・・』

恐れ谷へ向けて、マッハロッドを飛ばすバロムワン。広く見渡せる恐れ谷で、十字架に架けられている4人の親たち(健太郎の父母、猛の父姉)。アントマンたちの攻撃をかわしたバロムワンは、捕らわれの身となっている4人を無事に助けだした。

『みんな、ワタシから離れてはいけない!』
『離れるもんか!』(健太郎の父)

『バロムワンに助けられたんですもの!』(猛の姉)
『願ってもないこと』(健太郎の母)
『二度とないチャンスだ』(猛の父)

口々に話す4人は、次の瞬間、魔人に姿を変えた。ハサミルゲ、ウデゲルゲ、クチビルゲ、ノウゲルゲの4魔人たち。1対4では、バロムワンに勝ち目は無いのか?だが、バロムワンは、この4魔人をあっという間に倒してしまう。

『ドルゲ!卑怯なヤツめ。自分では、私と戦えないのか!』
『あわてるな、バロムワン。ドルゲは、すでに貴様と戦ったのだ。すべてのドルゲ魔人は、このドルゲ様の身体の一部分だったのだ!』

恐れ谷に出現した巨大ドルゲは、そう言って巨大地震を起こした。岩山が崩れ、瞬時にして生き埋めになってしまったバロムワン。悪のエージェントの前に、正義のエージェントは敗れ去ったのだろうか・・・。

バロムワンは変身を解いて、健太郎と猛の姿になっていた。だが、ふたりは目を開けることはなかった。地面に横たわったまま、動かない。ただ腕を90度に曲げて、バロムクロスをいつでもできる状態のまま、横たわっていた。

どこからか、死んだはずのコプーの声が聞こえてきた。

『我はコプーなり。再び生きよ!正義と友情に結ばれしふたりの子ら、健太郎、猛。今一度、命の炎を燃やすがよい・・・我がコプーは、お前達に命の泉を与える。ドルゲとの最後の戦いは、まだ終わってはおらぬ。立つがよい。行け、正義の子らよ!』

目をつぶったまま意識は無いふたりだが、お互いにゆっくりと相手の右腕に自分の右腕を引っかける仕草をして、再び変身を遂げるのであった。
『バローム、クロース!』

ボップを投げ上げてマッハロッドに変化させると、ドルゲのもとへ向かうバロムワン。だが、ドルゲの悪の超能力が上回ったのか、マッハロッドに雷を落とされて、バロムワンはマッハロッドとともに谷底へ転落していくのだった。

『バロムワン、助けて!』
『お前達に、助けは来ない。バロムワンは死んだのだ!』

ドルゲは、4人の人質たちをアントマンにして、こき使おうとしていた。悪の手先になるくらいなら、4人は皆、死を選ぶと口ぐちに言った。だが、そこに現れたバロムワン。

ドルゲのアジトであるドルゲ洞に、ついに潜入したバロムワン。ドルゲ洞はドルゲそのものなのだ。入口付近でアントマンに囲まれるが、すべて倒して奥へ奥へと入っていく。一番先端部分まで行くと、そこには内臓のような部分があるのだった。

『バロムワン!このドルゲ洞は、ドルゲの命。ドルゲのすべての悪がある所だ!』
『正義のボップを、受けて見よ!』

ボップをドルゲ洞の内臓のような部分へ投げ入れると、ドルゲ洞は崩れ出し、悲鳴のような声が聞こえてくるのだった。バロムドリラーで回転しながら、上へ上へと進んでいくバロムワン。

弱ったドルゲは最後の力を振り絞り、巨大ドルゲとなって地球を去ることをバロムワンに告げるのだった。

『ルロロロロ・・・貴様には捕まるものか。ドルゲは不滅だ。ドルゲは地球から消える。しかし、必ず再びやって来る・・・さらばバロムワン!』

『二度とドルゲ魔人は作らせん。宇宙の悪、絶対に逃がさんぞ!』
光球となって宇宙へ逃げて行くドルゲ。バロムワンも光球となり、ドルゲの後を追って宇宙へ飛んで行く。後から追いかける光球は、先に飛んで行く光球の倍ほどのスピードがあった。

『止めろ!お前のエネルギーとオレのエネルギーがぶつかれば、爆発する・・・ウウウ、ルロルロルロ・・・』

二つの光球の距離はどんどん縮まっていき、地球からそう遠くない宇宙空間で、二つはとうとう一つになった。その瞬間、大爆発を起こし、その波動は地球にいる松五郎達の大地をも揺らした。そしてそのあとに大音響が聞こえてきた。

悪の支配者・大魔人ドルゲは、ついに滅びた。バロムワンはどうしたであろうか?・・・そのとき4人の眼前にそそり立つ崖の上に、正義のエージェント・バロムワンの雄姿があった。宇宙の悪がふたたび地球を狙う時、バロムワンは戦う。正義と友情が、永遠にこの地球にある限り・・・ (完)


★★★★★★★★★★★★
正義のエージェント・バロムワンは、ドルゲを倒したあとその雄姿を見せるが、人間の主役である白鳥健太郎と木戸猛の姿は、最後のシーンには出てこない。二人が合体してバロムワンになっているからであるが、人間側主人公が姿を見せない最終シーンは、結構珍しいかもしれない。

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