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古代の遺跡と古代宇宙飛行士説・5 [UFOと宇宙人1]

古代の宇宙人に関する証拠を探すために、エイリッヒ・フォン・デニケン氏はあらゆる手段を尽くしている。デニケン氏の説を裏付ける証拠は、2種類に分類できる。

一つは文学で、歴史的文書や神話のたぐいである。もう一つは、現存する物だ。例えばピラミッドに代表される巨大建造物の遺跡である。およそ250万個とされる石のブロックを積み重ねて大ピラミッドを建築する術を、古代エジプト人は他の星の助け無しに、知り得たのだろうか。

世界中を巡り歩いても、これだとハッキリ断言できる物に早々は巡り会えない。しかし、そういった場所には、巨大な花崗岩や玄武岩のかたまりがあって、あきらかに加工が施されているのである。中には1千トンあると思われる石もある。
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鉄道の車両程もある大きさの巨石が、ペルーやボリビア、メキシコ、それに古代エジプトにはある。古代人は何の為に、どのようにして、あのような車両サイズの石を運んで積み上げ、あのような巨大建造物を造り上げたのだろうか。

もっとも有名で謎の多い巨石建造物といえば、エジプト北部にある都市ギザにある大ピラミッドだろう。三大ピラミッドの中でも一番古く、規模は最大で、奇跡的な建造物だとされている。
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およそ20年の工期を経て、紀元前2560年頃に完成したと考えられているが、これでは計算が合わないと指摘する声もある。

論理的に考えても、それだけの時間で250万個の石を掘りだして、運んで、組み立てることなど到底できないであろう。現代においてさえ、20年でこれを造るのはとても無理だと言う技術者もいるほどである。このような意見を述べているのは、ジョルジョ・ツォカロス氏である。

ギザのピラミッドの建設方法についての仮設はいろいろあるが、宇宙人が造ったという説や反重力技術を使ったという説などもある。何千人もの力でスロープを利用して引っ張り上げたという説もあるが、頂上(137メートル)までの高さに達すると、3キロもの距離を運ばなければならないのだ。
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巨大な石は精密に積み上げられていて、構造も非常に正確にできている。例えば、ピラミッド内部にある個室の内壁は、花崗岩と大理石で造られているが、どうやったら、あれほど美しく平らに加工できたのだろうか。
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当時の人々が、機械も使わずにこれをやってのけたとはとても思えない仕上がりなのである。この大ピラミッドの建設は奇跡として、建築工学の謎として、これからも残り続けるであろう。

エジプトの古い言い伝えでは、大ピラミッドを建てたのはよその国からやって来たサウリットという人物だと言われている。ところが、この人物はイスラエル人の間で、エノクと呼ばれていたという。

エノクは旧約聖書に出てくる予言者で、宇宙人と関係があったと思われ、エノク自身も宇宙人に会ったとはっきりエノク書の中で記している。

古代エジプトで記された文書を読むと、ピラミッドは天の番人たちの力を借りて、人間の手によって建設されたものだと、書かれている。ここでいう天の番人たちとは、神を意味しているのである。

ですから、古代宇宙飛行士説では、ピラミッドを造ったのは人間だが、地球外の技術を利用して建てられたのではないかと提唱している。

大ピラミッドは、考古学的な謎だけではなく、地理学的にも驚きの事実がある。ピラミッドの四つの側面は、東西南北の方角と見事に一致している。しかしながら、方位磁石が発明されるのは、何千年も後のことなのだ。

地球の裏側で、古代エジプトとほぼ同じ建築方法でピラミッドが造られていたことは、単なる偶然の一致なのだろうか。インドネシアのある島にも、またインドやメキシコにもあるところをみると、世界的規模で何かが起こっていたと考えられるのである。
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海で遠く隔てられた文化に同じ構造物があって、そのほとんどが同じ工法で造られている理由を、考古学は説明できていないのである。

メキシコの中央高原には、2000年以上昔の古代の都市遺跡が残されている。その名前をテオティワカンといい、神の町を意味している。この遺跡群の中央に位置しているのが、太陽のピラミッドである。
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驚くことに、このピラミッドの底面積は、エジプト・ギザの大ピラミッドとほぼ同じである。単なる偶然なのか。それとも、どちらも同じ者によって設計されていたのであろうか。

二つの仮設がある。一つは、地球外生命体によって同じ知識を与えられたのであろうという説。もう一つは、地球上に過去何千年にわたり、あらゆる地域を行き来していた人物がいたという説。

テオティワカンには、太陽のピラミッドと月のピラミッドという二つの巨大なピラミッドがあり、伝説によれば、世界の崩壊の際に、巨人であった神によって、この二つのピラミッドが造られたとされている。

アステカやマヤの人々、アリゾナ州北部に住む先住民ホピ族は、世界は過去に何度も滅びたと信じている。その原因は火や氷、大洪水などである。その都度人類は立ち上がり、そして四つ目の新たな世界が始まる時に、神によってテオティワカンが造られたとされているのである。

古代エジプトの文書には、ピラミッドが建設された目的が何であったかが、記されている。それは、知識を蓄えるためだという。ピラミッドは、宇宙に関する知識が詰まった何百冊もの本だというのである。

そしてそれは、天の番人たちによって書きとられたとされている。科学者や考古学者たちを悩ます遺跡は、ピラミッドだけではない。このような遺跡は、世界のあらゆる場所に見つかるのである。 (つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
エジプトのピラミッドについて
石やレンガで造られた方錐形建造物の遺跡。カイロの西方に約80基存在し、最大規模のモノはキザのピラミッドで、底辺の1辺が230メートル、高さ137メートル



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