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仮面ライダーV3(2) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は第2話《ダブルライダーの遺言状》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔

【前回までの話は・・・ 本郷猛の後輩・風見志郎は、夜の工事現場で人間が溶けるのを目撃したあと、2度も命を狙われてしまう。デストロン基地を見た珠純子をかくまったため、風見の家族は皆殺しにされ、風見は家族の復讐を誓って自ら改造人間になることを切望する。だが、改造人間の哀しみは二人だけで十分だと、風見の求めを断るダブルライダー。デストロン秘密基地に潜入したダブルライダーは、デストロン首領のワナにはまり窮地に立たされるが、ダブルライダーの身代りとなった風見志郎に助けられる。しかし、風見は重症を負っており、彼の命を救う手段はもはや改造手術しかなかった・・・】

◆◆カメバズーカの甲羅に付いたバズーカ砲から、砲弾が雨の様にライダー1号・2号を狙って降ってきた。デストロンが狙うのはライダー達だけではない。立花藤兵衛とライダー隊本部も狙われているのだ。

2号ライダーは藤兵衛のもとへ行こうとするが、バズーカ砲が2号ライダーを狙ってそれを阻止するのであった。少年ライダー隊本部ビルの中では、立花藤兵衛が地震に襲われて右往左往していた。本部ビルはズルズルと地中へ沈み、壊滅的な被害を受けてしまう。

焦る立花藤兵衛の前にハサミジャガーが現れて、お前を処刑するためにやって来たと嬉しそうに話す。カメバズーカによってダブルライダーが倒された事を聞かされ、立花藤兵衛は死を覚悟した。だが、正義の太刀が振り下ろされ、悪が倒れる時が必ず来ると信じる藤兵衛。

『正義は不滅だ!仮面ライダーがいつか貴様を倒す!』
ハサミジャガーはライダーがやって来ないものと信じているが、そんなハサミジャガーを笑う声がする。
『ハハハハ。立花さんは預かる!』

『貴様は一体誰だ!』
『仮面ライダーV3!』

ハサミジャガーの右手のハサミがコンクリートの壁に突き刺さって取れない間に、藤兵衛を抱えて地上へジャンプ、脱出するV3。地上ではデストロン戦闘員達が、ふたりを襲ってきた。

そこへ本郷と一文字がバイクで現れたため、ハサミジャガーと戦闘員達は逃げて行くのだった。V3は、風見志郎に戻ってハサミジャガーを追って行くと、途中で教会の牧師が助けを求めてきた。ハサミジャガーを追うのをやめて、怪我をしている牧師を教会まで連れていく風見。

風見志郎は殺された家族の墓の前に立ち、誓うのであった。両親からもらった身体を、自分から捨てて改造人間になったのは、大勢の人々の為に正義と平和を守るために役立てるためなのだと。そこへ珠純子が現れて、風見の家族の墓へ花を供えるのだった。

自分の為に、風見の家族を巻き添えにしてしまったと感じている純子。
『両親や妹の死は、貴方には関係の無い事です。危険だから、ボクの周りには近づかないで下さい。いいですね!』

志郎は純子を危険な目に遭わせたくないからこそ、わざときつく言い放つのだった。純子と風見志郎の様子を見ていたハサミジャガーは、純子を捕まえて風見志郎をおびき出す囮にしようとする。
『その必要は無い!』

風見はデストロンの動きを読んでいて、ハサミジャガーから純子を救うことに成功する。純子を逃がした後、風見はライダーに変身するのだった!
『へんしん ブイスリー! トォーッ』

ベルトに付いた二つの風車が回り出し、ジャンプして空中で一回転した風見はV3に変身した!
『私には、まだV3としての本当の力が解からない。果たしてハサミジャガーとどの程度戦えるのか・・・』

V3としての戦闘を経験していない風見にとって、自分の能力を発揮する方法が分からない。そんなとき、本郷猛の声が聞こえてきた。

『聞け、風見!』
『仮面ライダーの超能力は、遠く離れていても意志は通じ合えるのだ』
眉間のオウ・シグナルとアンテナの先端が点滅して、風見は本郷や一文字と意志の疎通を図るのだった。

本郷と一文字の声が、風見に戦い方を伝授する。パンチ、キックとハサミジャガーを追い詰めていき、ハサミジャガーは崖から転落して爆発した。

『惑わされるな!ハサミジャガーは逃げたのだ。腰のV3ホッパーを使え!500メートル上空から10キロメートル四方を映し、お前のアンテナに映像が送られる!』

左の腰にある小型の筒を空に向けて打ち上げると、小型衛星がアンテナを広げて、V3の脳裏にハサミジャガーがデストロン・カーで逃げて行く様子を送信して来た。サイクロン号で追跡していくと、以前助けた牧師のいる教会付近で車が乗り捨てられていた。

V3は風見に戻り、教会に潜入した。洞窟の中に入っていく牧師の後を付けていく風見。だが牧師は後ろを振り返り、正体をさらした。牧師はハサミジャガーだった。風見に向かい、デストロンの東京壊滅作戦を告げるハサミジャガー。

『まもなく、東京の地下で原子爆弾が爆発する。今から行こうとしても、間に合うまい。カメバズーカの体に埋め込まれた原子爆弾が、新宿副都心で爆発するのだ!』

『ハハハハ。ぬかったな、ハサミジャガー!ライダー同士は常に電子頭脳で通信できる。今の会話はすべて、ライダー1号2号に筒抜けだ!』

そのとおり、ダブルライダーはサイクロン号で現地へ急行していた。新宿副都心のとある場所でカメバズーカを待つデストロン戦闘員達を倒したダブルライダーは、カメバズーカの到着を待っていた。

一方、洞窟の中で風見はV3に変身して、ハサミジャガーを追って行く。洞窟を出て、吊り橋の上での決戦。腕をクロスさせて巨大なハサミを作り、ハサミジャガーは反撃に出た。吊り橋から落下してしまうV3。

『ライダーV3、最後のコーチをする。ダブルタイフーンを全開しろ!』
それによって力を得たV3は、回転ダブルキックでハサミジャガーにとどめを刺した。震えながら吊り橋ごと爆発するハサミジャガー。

カメバズーカがやって来て戦闘員達が倒れているのを不審に思う。
『カメバズーカ。貴様に、この東京の平和を乱させん!』
『バカめ!貴様ら二人では、俺に歯が立たんのを忘れたのか!ズーカー!』

カメバズーカは、背中のバズーカ砲でダブルライダーに襲いかかった。
『このまま戦っていれば、奴の体に埋め込まれた原子爆弾の起爆装置がタイムリミットになるぞ』

ダブルライダーはお互いに腕をクロスさせると、タイフーンをフル回転させて全エネルギーをカメバズーカに集中させ、一時的にカメバズーカの動きを封じた。そして両脇からカメバズーカを抱えると、大ジャンプして海へ向かって飛行していく。

ハサミジャガーを倒したV3は、ダブルライダーの後を追ってハリケーン号を飛ばした。そしてV3は、海の彼方で大爆発を目撃する。
『本郷さーん!! 一文字さーん!!』

『風見志郎、いや仮面ライダーV3よ。俺たちは死なない。いつの日か、必ず帰ってくる』
『三人の仮面ライダーが揃って戦う日まで、すべては君の力にかかっている』
『俺たちは、君を見守っているぞ!』

東京を死守して、海の彼方へ消えたライダー1号、2号。ライダーV3とデストロンとの戦いは、これからはじまっていくのだ。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
海岸で彼方を見つめるライダーV3の姿が、バランスのとれた体型をしていて、とてもカッコいいぞい。



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コメント 1

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

コメントありがとうございます。
クロクマ君は、各地で出現しちゃって大騒ぎですね。
アイスだったら、歓迎ですけど。。(^^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-06-29 23:16) 

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