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ロボット刑事(13) [ロボット刑事・ドラマ]

今回は、第21話『恐怖デンネツマン マザー爆沈!』を取りあげます。
原作;石ノ森章太郎
脚本;中山昌一
企画;平山亨・斉藤侑・別所孝治(フジTV)
監督;内田一作


◆バドーは新たなロボット・デンネツマンを使って、バドーに逆らう三木一族と警視庁特別科学捜査室の壊滅を計画した。真夜中に三木家に侵入し、寝ている父親を襲って5万ボルトの高圧電流で焼き殺したデンネツマン。

息子のヒロシにもその魔手が伸びようとした時、ベランダからロボット刑事が入ってきてヒロシの救出に成功する。逃げたデンネツマンを追っていたケイは、デンネツマンが発する10万ボルトの高圧電流を流されて、回路がショートして両目の視力を失ってしまう。

だが三木家の息子の殺害をしくじったデンネツマンは足裏からロケットを噴射して、その場を去って行く。バドーはタレこみ屋・地獄耳平を介して、警察に対する挑戦状を送りつけてきた。それには、三木家を襲ったことや最近起こった警官殺しは、バドーに逆らう者への報復だと書いてある。

そして最後に書かれていたのは、バドーロボットの犯罪をことごとく阻止してきた特別科学捜査室の3人に対する挑戦だった。この挑戦状を読んだ芝刑事は、バドーが送り出す怪ロボットを倒すよりも、バドー本体と決戦をして決着をつけるしかないことを、意識するのだった。

デンネツマンは、特別科学捜査室のメンバーを一人ずつ襲って片づける計画を進めようとする。新條刑事と別れて捜査を行うケイは、別れ際に超音波探知機を渡した。
『このボタンを押せば、私に信号が送られてきます』

タクシーを拾った新條刑事は、それがバドータクシーだと気付かずに乗り、ひと気の無い貨物操車場に連れて行かれてデンネツマンの襲撃を受けてしまう。タクシー運転手は、バドー09(ゼロナイン)というサイボーグだったのだ。

新條から緊急連絡を受けたケイは、急ぎジョーカーを飛行させて現場へ向かった。デンネツマンの投げた分銅付きのクサリに足を取られてしまう新條刑事。それに電流を流して焼死させようとするデンネツマン。しかも徐々に電圧をあげて、苦痛を味合わせるつもりだ。

ジョーカーで現場上空に着いたケイは、身体から煙を出し始めた新條刑事を見て、ジョーカーを垂直下降させてデンネツマンの真上に降ろそうとする。
『60、70、80、・・・』

ボルト数をあげることに夢中なデンネツマンは、ジョーカーの存在に気付かずに押しつぶされてしまう。新條刑事を安全な場所に移して、デンネツマンと一騎打ちするケイ。

デンネツマンの分銅付きのクサリがケイを襲うが、デンネツマンに比べ身のこなしが素早いケイは、デンネツマンの攻撃を回避しながら、自分のパンチ・キックは相手にヒットし続けた。デンネツマンは足裏からジェットを噴射して、逃げて行った。

身体に電流を流されて意識不明の重体に陥る新條刑事。芝刑事は娘のナミとユミに新條の看護を任せ、芝刑事はバドー本体を叩く覚悟を決めた。ケイを連れてバドー本部へ乗り込むつもりの芝刑事。

以前にバドーの挑戦状を自分に渡して逃走した怪しい男を捕まえたと言って、地獄耳平が男を連れてきた。バドー島から脱走してきたと男は言う。芝刑事がその場所を知りたいというと、船を使って案内すると言い出す男。

『大島と八丈島の間にある無人島の一つです』

芝刑事とケイはその男に連れられて、船でその無人島に上陸した。そこは旧日本軍の要塞跡だったところだ。バドーがそれを改造したという。芝の長年の刑事(デカ)の勘は、話がうますぎることに気付いていた。それを分かった上で、バドー基地に乗り込むためにここまで来たのだ。

男はサイボーグ09だった。芝刑事とケイを騙していた09は正体を現すが、芝が弾を抜いておいた拳銃を振りかざす09。状況は逆転し、芝とケイをバドーの元へ案内する役になってしまう09。

エレベーターで地下へ降りて行くと、そこでまた立場が逆転してしまう。鉄柵が降りてきて岩牢に閉じ込められる芝とケイ。二人の数メ―トル前を、工作員たちに守られながらシルエット姿のバドー首領が現れた。

『ロボット刑事ケイと芝刑事、よく来てくれた。日本へ送ったロボットを次々と破壊してくれた礼が言いたかったのだ』

芝刑事をサイボーグに改造し、ケイは電子頭脳を入れ替えてバドーの部下として使うつもりだと話すバドー首領。デンネツマンに後を託すと、バドー首領は姿を消してしまった。

ケイは岩牢を破る手段を考えていたが、突然足裏からジェットを噴射すると、芝刑事を抱き寄せて天井をぶち破り、脱出に成功する。逃げる途中で工作員たちに追われたため、岩場へ芝刑事を隠し、ケイが囮になって工作員たちと戦うのだった。

だが、サイボーグ09に芝刑事が撃たれ、瀕死の重傷を負ってしまう。09はケイの破壊銃で破壊された。芝を助けたいケイは、マザーを呼ぶ。
『マザー、芝刑事を助けてください!』

ケイの呼び声にマザーが現れ、腹部からオレンジ色の光線を発射して、芝刑事を回収した。デンネツマンはロケット攻撃と、さらに追跡ミサイルをバドー基地から発射した。島影に隠れたマザー。基地にいるケイには、ミサイル攻撃によってマザーが大爆発したように見えた。

怒りに振るえるケイは、デンネツマンを右胸の破壊銃で木っ端みじんに破壊したあと、基地の中でバドー首領を探しまわる。工作員の攻撃を受けながら、全てそれらを退けてバドー首領を追い詰めていくケイ。

『この基地は世界中のバドー組織の一部分にすぎない。そして君は、この基地と共に死ぬのだ!』
バドーはこの巨大要塞を失ってでも、ロボット刑事を亡き者にするつもりなのだ。
ケイの運命は?マザーと芝刑事は? (つづく)


★★★★★★★★★★★★
当時筆者も時々買っていた『テレビマガジン』誌上で、ロボット刑事の撮影で使用したカメレオマン、ナナツマン、ドクガスマンの着ぐるみが、読者に懸賞賞品としてプレゼントされたという。筆者はこのことは知らなかったが、『スペクトルマン』でも着ぐるみプレゼントがテレビ放送内で告知されたと、記憶している。

クルマニクラスと戦ったバロンザウルスという怪獣であった。もし当選していたらどんなにうれしかっただろうと思う半面、着ぐるみの置き場所に困るので、やはり当選しなくてよかったのだ!


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