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戦え!ぼくらのミラーマン(22) [ミラーマン・ドラマ2]

第50話《地球最後の日》
監修;円谷 一  
脚本;山浦弘靖
特殊技術;矢島信男  
監督;東條昭平

▼インベーダーの司令船で開かれた最高首脳会議で、地球侵略計画にピリオドを打つべく考えだされた作戦、それは自分達の星である惑星Xを、地球にぶつけるというものだった。赤く光る不気味な星、惑星X。地球の直径の2倍、重さは4倍。この星が地球に衝突すれば、地球はひとたまりもない。

インベーダーは、この計画をSGMに予告して来た。御手洗博士が電子計算機で計算した結果、あと10日と12時間で地球に衝突することが判明した。地球の全科学の粋を集めて造られた、惑星Xを吹き飛ばすための武器「反引力装置」を富士山ろくに建設中だ。

御手洗博士は京太郎にこのことを話し、何としてでもこの装置をインベーダーに破壊されないよう、守ってもらいたいと思っている。この戦いに勝てば、京太郎は一人の地球人として、これから生きていけるのだ。京太郎の心は燃えていた。

富士山ろくに怪獣エレキザウルスが出現、建設中の反引力装置を破壊しようと狙っている。御手洗博士から連絡を受けた京太郎は、ただちに車で富士山ろくへ向かった。一方SGMのジャンボフェニックスも出撃していった。だが、エレキザウルスは何もせずに地面の中へと潜ってしまう。

指令を受けたフェニックスは富士山ろくへと向かう途中で謎の円盤に遭遇し怪光線を浴びせられ、連絡が一時途絶えてしまう。円盤に捕らえられ、インベーダーに乗り移られた村上、藤本、安田の3名は、SGM基地破壊の任を帯びて帰投する。

顔色が悪い3人を、御手洗博士や朝子は心配していた。だが御手洗博士は、この時何かを感じとっていた。廊下で藤本とすれ違った御手洗朝子は違和感を覚え、鏡に映る藤本がインベーダーであることを一瞬見た。自分の目を疑う朝子は、部屋へ入った藤本の後をそっと追うと、インベーダーの姿で誰かと連絡を取っているではないか!

声を殺して廊下へ出てきた朝子の後ろから、村上チーフが肩をたたいた。
『チーフ、大変よ。藤本さんはインベーダーだわ!』
ニヤリと笑う村上チーフは、朝子の目の前でインベーダーに変身した。朝子はその姿を見て気絶し、縛られて倉庫へ監禁されてしまう。

京太郎はSGM基地へ電話をかけるが、通じないことを不審に思い、SGM基地へと急ぐ。基地へ戻って朝子を探す京太郎。京太郎が探している声を聞き、さるぐつわをされて声が出せない朝子は、監禁場所に積んである荷物を崩して、その音で京太郎に発見される。
『京太郎さん、チーフたちはインベーダーよ!』

朝子に話を聞いて、驚く京太郎。指令室に入ると野村隊員は縛られて気絶しており、爆発まであと数分というところで、時限装置を止める京太郎。一方、完成した反引力装置の現場付近に怪獣エレキザウルスが出現したため、航空防衛隊が出撃して攻撃を開始していた。

その情報を聞いてとなりの部屋で鏡に向かい変身した京太郎は、反引力装置のパラボラアンテナの反射光からミラーマンとなって出現する。反引力装置を破壊しようと迫り来るエレキザウルスに、立ち向かうミラーマン。巨大なツノからレーザー光線を出して、航空防衛隊機を撃墜していくエレキザウルス。

こいつはロボット怪獣なのか、先端が巨大なハサミのようになっている両手首をロケットのように飛ばして、ミラーマンの首に巻き付けた。その飛ばした手首には鎖が付いていて、ジリジリとミラーマンを引っ張りこもうとする。ベルトのカラータイマーが点滅し始めた。急げ、体内の時限爆弾が破裂するぞ!

巻き付いている怪獣の手首をなんとか外したミラーマンは、ミラーナイフで頭部の巨大なツノを切り落として反撃する。村上達の身体を乗っ取ったインベーダーが操縦するジャンボフェニックスが、ミラーマンにロケット弾攻撃を仕掛けてきた。

朝子から村上達のことを聞いていた京太郎は、ロケット弾によって弱ったふりをして、近くを飛行した時にフェニックスを両手でガッチリつかむと、目から赤色のミラーアイビームを放射してインベーダーの息の根を止めた。苦しみながら村上達の身体を離れてインベーダーは死に、村上達は意識を取り戻した。

ツノを斬られた怪獣エレキザウルスは、地中深くその巨大な姿を隠してしまう。危機は去ったが、せっかく完成した反引力装置はエレキザウルスによって破壊が進み、再建には時間が必要だった。

夜空にかなり大きく見えるようになった赤い星が、このままにしておけば地球に衝突することを、テレビ放送を通じて国民に発表する御手洗博士。衝突のその時まで、あと4日と21時間余りしかない。人々はその放送を見聞きして動揺した。だが、世界の科学者が団結して、必ずこの事態を回避してみせると力強く話す御手洗博士。

京太郎はミラーマンの力を使い、母の故郷である地球を必ず守って見せると心に誓うのだった。そうして、この戦いに勝って、地球人として生活していくのだと・・・。

(つづく)


★★★★★★★★★★★★
インベーダーは、自分達の星・惑星Xを地球にぶつけて地球を破壊し、その軌道上に惑星Xを公転させて地球と同じ気象条件にしてから住むという作戦をたてる。そうなるまでには、とてつもない長い時間がかかるから、やっぱり地球を侵略した方がいいんじゃないかな、インベーダーさん!



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