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戦え!ぼくらのミラーマン(17) [ミラーマン・ドラマ2]

第30話《ミラーマン救出大作戦》
監修;円谷 一  
脚本;若槻文三
特殊技術;矢島信男  
監督;東條昭平

▼ジャンボフェニックスの捜索に行ったミラーマンは、ゴルゴザウルスとマヤザウルスの兄弟怪獣の襲撃を受け、ゴルゴザウルスには勝ったものの、兄のマヤザウルスが吐く白い灰を全身に浴びてしまう。しかも、マヤザウルスは無傷のままどこかへ飛び去ってしまった。日本のどこかにまた出現して、あの恐怖の白い灰をまき散らすかもしれないのだ。

特別科学調査班は、マヤザウルスが吐き出した白い灰から、地球には存在しない元素「ストロンチウム41」が検出されたことを発表した。そして、マヤザウルスが出現した渓谷付近から半径50キロ地域を立ち入り禁止としたのであった。

マヤザウルスと戦った京太郎の身体に、異変が起きていた。取材の途中でめまいがして立っていられなくなり、SGMに運ばれたのだった。マヤザウルスの白い灰に苦しめられる夢を見る京太郎。ベッドで安静にしている京太郎だったが、一刻も早くあの怪獣を倒さなければという焦りが、京太郎を突き動かした。

寝ていた部屋を抜け出して車で走る京太郎を、後ろの席から襲うインベーダー。夜の遊園地でインベーダーと格闘になり、背負い投げで倒したものの、左腕を負傷し体力は消耗しきっていた。車のフェンダーミラーに姿を映してミラーアクションをしようとした京太郎は、そのまま気絶してしまうのだった。

気が付くと、京太郎は両足を縛られて、渓谷に逆さ吊りにされていた。目の前にはマヤザウルスがいる。口から吐く白い灰が、京太郎の身体を直撃した。京太郎は怪獣の目玉の光に向かい、ミラーアクションをしてミラーマンに変身した。だが、これはインベーダーのワナであった。

雲に隠れていたインベーダーの宇宙船から2本の鎖が発射され、ミラーマンの両手首に枷(かせ)をはめて自由を奪ってしまう。ほとんど同時に、土の中からも鎖が2本発射され、両足首に枷がはめられて両足も固定されてしまう。ミラーマンは立ったまま、大の字に身体を固定された状態になっていた。

『ミラ・・・ヲ、ワレワレノ・・・トラエタ・・デアル・・・ミラーマン・・・』
SGM本部では、数分前から謎の音声を受信していた。発信源を突き止めて、ただちに現場へ向かうジャンボフェニックス。そこで彼らは、両手足を鎖で繋がれたミラーマンが怪獣マヤザウルスにいたぶられている光景を見る。

京太郎が行方不明になっていたことを心配していた御手洗博士は、基地でそれをモニターして愕然とする。ジャンボフェニックスを3機に分離して、マヤザウルスに攻撃を仕掛ける。だが、攻撃中止の警告が、インベーダーからジャンボフェニックスに入る。

攻撃を中止しなければ、ミラーマンの身体に2万ボルトの電流を流すとインベーダーはいう。
『ミラーマンは感電死するか、たとえ耐えられても、体内のエネルギー時限爆弾が爆発するだろう・・・』

インベーダーは、ミラーマンの命とジャンボフェニックスの交換を要求してきている。御手洗博士は考えた。インベーダーにジャンボフェニックスを渡しても、ミラーマンは処刑されてしまうに違いないと。攻撃を中止したジャンボフェニックスに、着陸するように命令するインベーダー。

緊迫した時間が経過する中で、御手洗博士に指示を仰ぐ村上チーフ。ミラーマンの絵を描いて、京太郎の命を第一に考えている御手洗博士。ミラーマンの命を守るには、絶対にジャンボフェニックスを渡すわけにはいかない。暗号伝聞を娘の朝子に送らせ、それを受信したフェニックス。

『フェニックスハ絶対ニ引キ渡スナ 全力ヲ挙ゲテミラーマンヲ救出セヨ ミタライ』
暗号伝聞を受けて、雲に隠れた宇宙船からミラーマンにつながる鎖を断ち切る作戦を、村上チーフは隊員達に指示した。素早く3機に分離したフェニックスの2号機が右、3号機が左の手首の鎖をレーザー光線で断ち切った。

両機はすぐに、切れた鎖がぶら下がったまま逃げる宇宙船を追いかけ、ロケット弾攻撃で撃墜する。両足の鎖をようやく断ち切って、マヤザウルスに抵抗を始めていたミラーマン。フェニックスの攻撃によって両手が自由になったミラーマンは、マヤザウルスにミラーナイフを放ち反撃を開始。

高くジャンプして「ミラーキック」と叫ぶと、両足の足首から先が高熱を発してオレンジ色に光り、キックを受けたマヤザウルスの首がドサリと落ちた。首の切り口が緑色のマヤザウルスの身体が、ゆっくりと崩れて行く。だがミラーマンの足元が突然崩れ、地面の中に引き込まれていく。

ワイヤーを下して救出を試みるジャンボフェニックス。ミラーマンがワイヤーをつかむのを確認してすぐに垂直上昇して引き上げると、その場所は大爆発をおこした。二重三重にワナを仕掛けていたインベーダーだった。

『フェニックス、ありがとう。最後のインベーダーを倒す日まで、共に力を合わせて戦い続けることを私は約束する・・・』
ミラーマンは、帰投していくフェニックスに誓っていた。

(終わり)


★★★★★★★★★★★★
なんか、精神的に弱いミラーマン。二次元人と人間の混血だからなのか。人間の弱さが、モロに出ている感じがする。


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