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帰ってきたウルトラマン(58) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/シュガロンの巻 [新マン座談会・4]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、聞き手の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。
第37弾は、からかう目的で美しい少女をオートバイで追い回す不良たちに、怪獣シュガロンが襲いかかる・・・
第12話『怪獣シュガロンの復讐』を取り上げます。

脚本;上原正三
特殊技術;高野宏一
監督;鍛冶 昇

◆MATの演習が行われていた。危険な演習場になぜか少女が一人いるのを、郷は見かける。そして、演習場にオートバイで乱入する3人の不良たち。彼らはそこで少女を見つけると、バイクで追いかけ回してからかう。だが怪獣シュガロンが現れ、まるで娘を守るかのように不良たちに襲いかかった。

白神山麓の谷に住むその少女をようやく探し出した郷は、彼女が牛山画伯の絵に出てくるモデルで、一人娘の静香であることを知った。失踪したことになっている牛山画伯は、交通事故で負傷した娘のために、車の走らない山奥で隠遁生活を送っていたのだった・・・。

★★★★★★★★★★★★
《画面は高原地帯のような緑あふれる場所》
聞き手;
「これは、場所どこなんですか?」

きくち氏;
「多摩の造成地ですね。この回の本編で車から飛び降りるシーンがありますが、これは私の事務所のメンバーにやらせてますね。シリーズの本編もアクションがある時は、必ず私が責任を持って面倒を見ていました」

聞き手;
「このシュガロンは、ダンガーの改造ですよね?顔が同じだ」

きくち氏;
「確か、あのソーセージの奴と同じだと思いました」

聞き手;
「ソーセージの奴・・・(笑)」

《ウルトラマンが怪獣を豪快に投げ飛ばす》
聞き手;
「飛行機投げ、ですか?」

きくち氏;
「今のは、初めてやりましたね」

聞き手;
「こんな大技、一発でOKになりましたか?スゴイな。ワンカットで入れていますからね。こういうのは特技監督がコンテ描いて、やってたんですか?」

きくち氏;
「大体コンテは、私が監督と相談しながら作ってました。出来上がった怪獣を見に行って、ツノがあったり何の武器があるのかを確かめて。特技監督、このシリーズは主に高野さんですが、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』と蓄積がある方ですからね。

でもさすがにネタも無くなるわけだし、役者が“こんなこと出来ますよ”というアイデアを取り入れて行かなければ、マンネリ化するわけですよね。このシリーズはそういう意味で、監督といい共同作業をやらせて頂いたと思っています」


◆◆◆怪獣役者;遠矢孝信氏の証言◆◆◆
監督はね、かなりきくちさんを信頼していました。怪獣が複数出てJFA(ジャパン・ファイティング・アクターズ。きくち氏が所属した殺陣師の集団)から若いのが来る時なんか、そいつ慣れてないですから当然下手で。

監督が何か言いたくても、これ以上はきくちさんに悪いかなって、少し遠慮していたくらいです。そういう時はボクがね、雰囲気察してつないだりもしていました。


★★★★★★★★★★★★
シュガロンは、池谷仙克氏のデザインである。デザイン先行で書かれ、便宜上マシュマロ怪獣として脚本は後から書かれたそうである。なるほど、ダンガーの改造だけあって顔の雰囲気は似ているが、言われないと分からない。

劇中で、ツインテール同様目を攻撃されて潰されるが、発売されているソフビ人形も、目が潰された状態で商品化されているらしい。



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Cilas

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by Cilas (2018-04-14 11:27) 

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