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帰ってきたウルトラマン(57) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/キングマイマイの巻 [新マン座談会・4]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、聞き手の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。
第36弾は、竜神岳付近で頻発する地震の原因を調査しているMATの郷は、竜神トンネル内部の亀裂の中に、氷漬けとなった怪獣といっしょに行方不明のガキ大将・太郎の父親を見つける・・・
第32話『落日の決闘』を取り上げます。

脚本;千束北男
特殊技術;大木 淳
監督;大木 淳

◆竜神岳方面で頻発する地震の調査をするMATの郷隊員。10年前の竜神トンネル出水事故を再調査していくうちに、郷はトンネルの亀裂内部に潜む凍りついた怪獣を発見し、伊吹隊長に報告する。地震による落盤で目覚めて姿を現した怪獣キングマイマイを、MATは攻撃する。が、攻撃に一度は沈黙した怪獣は幼虫で、やがて夕陽を背に成虫へと変態を遂げていく・・・。

★★★★★★★★★★★★
聞き手;
「監督;大木淳、脚本;千束北男。『金曜日の妻たちへ』を書いた人ですね」

《ロケ現場、トンネルのある山地》
聞き手;
「これ、どこですか?ロケバスに乗って行かれたんでしょ?」

きくち氏;
「確か、秩父だった」

《ウルトラマン、子供を抱えてトンネルを走り抜ける》
聞き手;
「今回の怪獣も凄いですね。変幻怪獣。この変身、面白いでしょう。秩父まで行ったんですか?この2カットのために」

きくち氏;
「いや、行ってない」

聞き手;
「じゃあ、助監督が入ってるんだ。そのためだけに行かないですよね。これはセットだから、きくちさんでしょう?」

きくち氏;
「あの突き抜けるやつは、俺でしょう。記憶が無いけど」

聞き手;
「これは美センでしょ?」

きくち氏;
「最初はこうやって持って走ってるでしょ」

聞き手;
「荷物持ってるみたいな。この(ウルトラマン)スーツ、汚いですよね」

きくち氏;
「曳光弾の跡かな?」

《動きが止まった怪獣に、とどめを刺さないウルトラマン》
聞き手;
「ここ、なかなかいい芝居ですよね。無益な殺生はやめよう。やっぱり大木(監督)さんから指示があったんですか?」

きくち氏;
「ええ。でも怪獣に情けは通じない。ケダモノ。ケダモノごっこがまかり通る世の中だ」

聞き手;
「これ、大木さん」

きくち氏;
「これ、いいカットだな」

聞き手;
「大木さんのは、やたら夕焼けのシーンが多いですが、好きなんですかね?」

きくち氏;
「本編の方とも、合わしてるんでしょうが」

聞き手;
「実相寺監督のも、必ず夕焼けなんですよ」
「ボディプレス。この時期、プロレスは観られたんですか?」

きくち氏;
「ええ。プロレスが原点ですね。馬場とか猪木とか」

《ウルトラマン、死んだふりをしている怪獣を拝んだあと、振り返りつつ去ろうとする》
聞き手;
「たいへんユニークな演出ですね。怪獣を倒すことだけを使命としてない感じがしますね。時間が余ったんでしょうか?このあと面白いですよね、本当に大丈夫だろうなって感じで。なんかどうも不安だなって」

《怪獣起き上がって、ウルトラマンの後ろから糸を吹きかける》
きくち氏;
「やられた、ドジだな。これ、苦しんですよ」

聞き手;
「これは、モスラの糸と同じようにセメダインを伸ばして、綿あめ状にしたものを吹き付けているみたいですね。撮影後はたいへんだったんじゃないんですか?ベタベタくっついて」

きくち氏;
「そうなんですよ(笑)」


★★★★★★★★★★★★
確か、キングマイマイはお尻からガスの様な丸い光線を出していたように、記憶している。最後の方で、上野隊員が爆風?に飛ばされて「あ~れ~」って感じで、樹に引っかかるような芝居があったように思う。何かホンワカした感じで笑いを取るシーンがあったように思う。(記憶ちがいかも)



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