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帰ってきたウルトラマン(54) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/レッドキラー&ズール星人の巻 [新マン座談会・4]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、聞き手の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。
第33弾は、紙芝居屋のおじさんを装い、子供を巻き込んで郷隊員をワナに陥れたずるいズール星人。怪獣レッドキラーで地球侵略を狙う・・・
第46話『この一撃に怒りを込めて』を取り上げます。

脚本;田口成光
特殊技術;佐川和夫
監督;鍛冶 昇 

◆怪獣レッドキラーとMATが戦う紙芝居を上演しているおじさんに、MATを見に行かないかと誘われる徹少年。橋の上から紙芝居屋のおじさんと一緒に、身を乗り出してマットビハイクルが通り過ぎるのを見ていた徹少年は、直前に落下して撥ねられ、意識不明の重体に陥る。

運転していた郷隊員は、紙芝居屋のおじさんに子供を撥ねるところを見たと証言され、嫌疑をかけられてしまう。無実を訴えるが、嫌疑は晴れず謹慎処分を言い渡される郷。

紙芝居屋はズール星人の変身であり、巧妙に仕組まれたワナに落ちた郷。そしてズール星人はこん睡状態の徹少年を、怪獣レッドキラーを使って暗殺しようと謀る・・・。


★★★★★★★★★★★★
聞き手;
「予告のナレーションが、名古屋章さんじゃないですね」
「この回の特撮、いいですよねぇ。大体撮影は何時ころから開始してたんですか?」

きくち氏;
「9時集合くらいで、始まるのは10時近かったですね」

聞き手;
「食事は、どうしてたんですか?」

きくち氏;
「弁当持って来たり、出前をたのんだり。1時間くらい休憩して。4時くらいまでやってましたね」

聞き手;
「残業はあったんですか?」

きくち氏;
「10時、11時とかね、やることもあった。徹夜は無かったね。遅くまでやってる時なんか、もうウルトラマンのスーツ脱ぐのも嫌になっちゃってね。首だけ出して飯を食ってた。お茶かけて、お茶漬けですね」

《怪獣、手のブーメランを投げる》
聞き手;
「ブーメラン、カッコイイですね。こういう怪獣は、やり易いでしょう」

きくち氏;
「こういう怪獣は、ね。」

聞き手;
「アーストロン・タイプ」

《ウルトラマン、怪獣にプロレス技をかける》
聞き手;
「あれは、尾てい骨割り?」

きくち氏;
「そうですね」

聞き手;
「なんかすごい。ムチ、アニメでしたね。おっ、武器をとった。座頭市ですね。こういうの、やりたかったわけですよね」

きくち氏;
「そう。顔が曲がってるよね」

聞き手;
「これ、ワンカットでやってない?よく出来てる。やっぱり、座頭市がやりたかった(笑)」


★★★★★★★★★★★★
レッドキラーを操ったズール星人やパラゴンを操ったストラ星人は出番が極端に少ないので、本放送ではどんな顔をしていたのか覚えられなかった。当時はホームビデオも無く録画ができないので、あとで「ウルトラ怪獣大図鑑」などの図鑑ものを見て、確認したりしたと思う。だが、その図鑑の写真が間違っていることもあったりした。

このズール星人の人間体は、多々良 純氏が演じている。気の良いオジサン役が多いイメージなので、このような悪賢い役回りは意外な感じだ。なおコンドールマンでは、三矢一心の父親役を演じられており、こちらの方はイメージそのまま、正義感の強いおじさん役である。



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