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帰ってきたウルトラマン(46) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/ゴキネズラの巻 [新マン座談会・3]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、聞き手の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。
第28弾は、転任になった加藤隊長を隊員みんなで見送りしたあと、伊吹・新隊長の着任が遅れていることが判明、事件は隊長不在のこの間に起きた。夢の島で発生したガスの自然発火に対して、郷の誤った処理が怪獣ゴキネズラを出現させてしまった・・・第22話『この怪獣は俺が殺る』を取り上げます。

脚本;市川森一、 監督;山際永三、 特殊技術;佐川和夫

◆加藤隊長の宇宙ステーションへの転任が決まり、隊員たちは名残り惜しそうにいつまでも見送っていた。後任の伊吹新隊長はニューヨークから赴任してくるのだが、案件が発生しその処理の為に着任が5時間も遅れていた。

その頃、夢の島で地底のガスが自然発火する事件が発生、郷はその処理を独断で行うが、誤った処理をしたために怪獣ゴキネズラが出現する。出撃したMATは、ゴキネズラの吐く溶解液のため苦戦を強いられる。新隊長から謹慎処分を受けていた郷は、命令を無視して出撃しウルトラマンになるが・・・。


★★★★★★★★★★★★
聞き手;
「このシリーズでは遠矢さんですが、毎回同じ相手と絡んでいると、やっぱり呼吸合うもんですか?」

きくち氏;
「そうですね。こうやれば相手がこう来るっていうのが、呼吸でね、わかるし」

聞き手;
「遠矢さんは、これと並行してゴリとラーも演じてましたね」

きくち氏;
「そう、俺の自転車借りてね。ピープロの人が遠矢の終わり待ちで、車で待ってたこともありましたよ」

聞き手;
「掛け持ち怪獣タレントですね(笑)ウルトラマンの時は、大きな怪我は無かったんですか?」

きくち氏;
「大きなものは無かったです。でも遠矢の腰が動かなくなったことがあって、撮影の間1時間位横になって、腰出したりしてましたよ」

《新隊長の根上淳さん、登場》
聞き手;
「新隊長の登場ですね。何で、隊長変わられたんですか?」

きくち氏;
「スケジュールの都合でしょう。舞台の仕事が入ったということだったと思います。劇団の人は、年何回か舞台をこなさなければいけないんです」

聞き手;
「話では、ベムスターの回で死んだ宇宙ステーションの隊長の後任として行く、ということになってます」

きくち氏;
「この回は、片膝ついてスペシウムをやってましたね。初めてだったかな」

聞き手;
「ええ、初めてですね」


★★★★★★★★★★★★
プラスチックごみを食う怪獣という設定。伊吹隊長の着任が遅れた原因は、アメリカでこのゴキネズラと同種の怪獣と戦っていたからなのである。郷が謹慎処分を食らうのも、勝手な判断で処置したからということだが、チームで協力して戦うことの大切さを教訓とした物語だと思う。

会社員ならみんな知っている言葉、『ホウ・レン・ソウ』これである。高度経済成長により、ゴミ問題が深刻になってきた時代を反映して書かれた話だったのだろう。追伸として、ゴキネズラのデザインは作者が不明ということだ。


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