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戦え!ぼくらのミラーマン(15) [ミラーマン・ドラマ2]

第11話《火焔怪人ザイラスを撃て!》
監修;円谷 一  
脚本;山浦弘靖
特殊技術;高野宏一  
監督;黒田義之

▼宇宙の彼方から謎の飛行物体が飛来、地球に侵入した。しかし、SGMから連絡を受けた航空防衛隊の戦闘機が迎撃し、飛行物体は湖に不時着した。湖岸に泳いでたどりついた黒いヘルメットの飛行士は残る力を振り絞り、マッチ箱ほどの大きさのリモコン装置を作動させて、持っていた銀色のケースを隠すと絶命する。

落下地点を確認して現場に向かう村上チーフに、護身用にと、御手洗博士がソルガンを手渡した。これは大倉博士が発明した太陽エネルギーを使う光線銃である。しかしソルガンを手にして浮かない顔の村上。村上チーフと藤本は、早速車で現場に急行した。

現場付近で緑色の血が流れているのを発見し、すぐそばに落ちていたリモコン装置のようなものを拾う。赤いスイッチを押すと、隠していた銀色のケースが現れた。SGM本部へ持ち帰ろうとしたとき、4人のインベーダーが襲ってきた。囲まれて村上と藤本がピンチになった時、京太郎が取材で乗ってきたヘリコプターが現れた。

ヘリコプターの縄ばしごにぶら下がりながら、村上は銀色のケースを守ることができた。本部へ帰って報告を聞いた御手洗博士は、インベーダーに襲われた村上がソルガンを使わなかったことを聞き、3年前のある事件のことに、村上がいまだにこだわっていることを知るのだった。

3年前のある事件、それは村上が警視庁捜査一課の刑事だった時のこと。当時村上と彼の上司とで追っていた殺人犯が、逃走途中で壁の中に消えてしまった。そして次の瞬間村上は犯人に拳銃を奪われ、犯人は奪った拳銃で彼の上司を撃ち殺してしまう。

村上は上司殺しの汚名を着せられたまま、懲戒免職処分となった。当時の状況から、御手洗博士は村上の潔白を信じて、彼をチーフとしてSGMに迎えたのである。京太郎は御手洗博士からその話を聞き、必ず村上チーフの汚名を晴らす決意をするのだった。

村上チーフと藤本が決死の覚悟で守った銀色のケースの中には、人類を全滅させるのに十分な量の宇宙ビールスが入っていた。御手洗博士は、裏磐梯にある防衛軍の細菌兵器処理班へこれを届けて大至急処分してもらうよう、村上チーフと藤本に指示を出した。

車で裏磐梯へ向かう途中、インベーダーが襲ってきた。車を降りて応戦する村上と藤本。だが村上は、ショルダーポケットにあるソルガンを使おうとしない。
『チーフ、ソルガンを!』

藤本が肩を撃ちぬかれて、ピンチに陥る。あとから京太郎が車で駆けつけてきた。応戦していると突然円盤が飛来してきて、インベーダーの一人に赤い光線を当てる。光線を当てられた男は火焔怪人ザイラスに変身すると、巨大化した。

巨大化したザイラスに驚いて見入っている所へインベーダーが突進してきて、銀色のケースを奪って逃げていく。村上は直ぐに男の後を追い、藤本も負傷していたが後を追った。京太郎は車のバックミラーに向かって変身、ミラーマンが出現してザイラスと対峙する。

ザイラスの繰り出す光線技をかわしながら、ミラーマンも応戦する。ミラーナイフがザイラスの身体をつらぬくと、間髪入れずにスライサーHで輪切りにして、とどめを刺した。銀色のケースを持って逃げる男の前に円盤が降りて来て、男を拾おうとしていた。

円盤に乗り込もうとしている男に向けて、村上はソルガンを発射。男は消滅し、あとには銀色のケースが転がっていた。円盤は何もせずに急上昇して、飛び去った。宇宙ビールスの入ったケースはこうして守られ、防衛軍の細菌兵器処理班で無事に処分されることだろう。

SGM本部へ帰ると、村上はソルガンを御手洗博士に返した。村上チーフは言う。
『我々SGMの科学力をもって、インベーダーと戦うべきだ』
うなずく御手洗博士。

(終わり)


★★★★★★★★★★★★
ミラーマンの新しい話が手に入らないので、今回は手持ちにある中で第11話をお送りしている。まだエネルギー時限爆弾もカラータイマーも出てこない。今回は村上チーフにスポットを当てて、村上チーフの心の傷の話であった。トラウマは中々癒えるものではない。トラウマが簡単に解消するいい方法は、無いだろうか?



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