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インドの山奥で修業した男!レインボーマン(12)~キャッツアイ作戦編~ [レインボーマン・ドラマ]

第12話《危機一髪!!》

原作;川内康範
脚本;伊東恒久  
特殊技術;有川貞昌
監督;山田 健

ダイアナは鋭いサーベルの先端を、レインボーマンの腕に突き刺した。手を離し落下していくダッシュ・7はとっさにダッシュ・1に化身すると、上を向いたまま落下していき、針の山に落ちる寸前で空中浮遊した。

その状態のままレインボーフラッシュを発射して電源を破壊、暗闇に紛れてその場から逃げることに成功する。ダッシュ・1は隣の部屋にいた淑江を見つけると、縛られていたナワをほどいて救助した。ここで淑江は初めてレインボーマンと対面、その存在を知る。

ちょうどその時、淑江の父・正造が「ファッションショップ・ケイ」にやってきた。淑江が捕まったことをタケシに聞き、淑江を助けるために取った行動だった。

ダイアナと戦闘員達にすぐに捕まり、正造は人質になってしまう。人質の正造を淑江とダッシュ・1に見せて、レインボーマンの行動を抑制し、部屋にガス状のキャッツアイを流し込むミスターK。淑江はガスを吸い、意識がもうろうとなってしまう。

ダッシュ・1は「解毒の術」を使って淑江の口から毒素を吸い出し、自分の身体から排出させて淑江を助ける。ダイアナ達がダッシュ・1の姿をモニターで見入っている隙をついて、正造は戦闘員から拳銃を奪い取る。正造も若い頃はボクサーだった。年老いてもパンチ力は健在だ。

奪った拳銃を闇雲に撃っているうちに、正造は隣の部屋のボタンを撃ちぬき、ダッシュ・1と淑江を見つける。3人は一緒になったが、敵に取り囲まれて不利だった。ダッシュ・7に化身すると、「ヨガの眠り」が迫っていることを感じるタケシ。

「不動金縛りの術」で戦闘員の動きを静止させている間に、正造と淑江をこの店から何とか脱出させることに成功するが、レインボーマンのエネルギーは遂に底を尽き、ボーガンの矢を浴びながら「ヨガの眠り」に入っていくタケシ。

ミスターKは、タケシを捕まえるだけでは足りず、妹・みゆきを拉致する。一方、淑江と正造は病院にたどりつき、手当てを受けていた。正造はダイアナのムチを浴びて大怪我をしていた。

淑江は、あの場にタケシが助けに来てくれなかったことを寂しく思っている。だがタケシをよく知る正造は言う。『タケシを疑っちゃいけねぇな。信じるンダ。おめえの目で見たタケシだけを信じるンダ。人間て、弱いからなぁ。俺達の武器は、人を信じるってことだけなんだからなぁ・・・』

「わかったわ」と淑江。タケシは「ヨガの眠り」に入ったまま、白い人形のように動かない。妹・みゆきを拉致したミッチーは、妹の目の前で、夜明けとともにタケシを焼き殺そうとしていた。

処刑場に座ったまま動かないタケシをみゆきに見せると、不自由な左足を必死に動かして兄のもとへ行こうとするみゆき。
『おにいちゃ~ん』

何度も何度も大声で叫ぶみゆき。死ね死ね団は処刑スイッチを押すと、タケシの周囲は炎で包まれた。「ヨガの眠り」のことをミスターKは知らない。すでに5時間が経過しようとしていた。

タケシは眠りの向こうでみゆきの声を聞き、パッと目が覚めた。一瞬にして状況を把握したタケシは、レインボーマンに化身すると、倒れているみゆきを助け抱き上げる。

『信じられん!5時間もの間、死んだふりが続けられるものか?そうか、これがレインボーマンの秘密なのか!』

ミスターKはこの一部始終を見て仰天するも、すぐにレインボーマンの秘密を悟るのだった。タケシはみゆきを背負って、母・たみのもとへ帰ってきた。ふたりいっしょに帰ってきたことで安堵する母。すぐ病院へ行って、正造を見舞うタケシたち。

みゆきは、タケシが火あぶりになる所だったと告白すると、青くなって心配する母や淑江をよそに、正造は喜ぶ。タケシが助けに来られなかった理由を知ったからだ。

病院の庭で、レインボーマンよりタケシに助けに来てほしかった、とタケシに告げる淑江。その時、ボーガンの矢がどこからか飛んできて近くの大木に刺さった。それは矢文(やぶみ)だった。文面を読んで仰天するタケシ・・・。  (つづく)


★★★★★★★★★★★★
正義は、悪よりもはるかに不利なのだ。そのことを「ダークナイト」というバットマンが主人公の映画を観たときに、つくづく思った。悪のジョーカーは、やりたい放題。それに比べてダークナイト・バットマンはいつも後手に回ってしまう。

ジョーカーを殺せる機会はあったが、それができずに見逃すシーンでは、「正義は相手を殺めない(あやめない)」という暗黙のルールでも、あるかのように思えてしまうのだ。



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