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戦え!ぼくらのミラーマン(14) [ミラーマン・ドラマ2]

第28話《殺し屋怪獣からの挑戦状》
監修;円谷 一  
脚本;山浦弘靖  
特殊技術;矢島信男  
監督;黒田義之

▼夜霧の中を車で走る鏡京太郎。すると突然、インベーダーが京太郎を挑発してきた。 『おまえに勇気があるなら、この宇宙の殺し屋キーラゴンの挑戦を受けてみろ、ミラーマン!』 『明日の正午に、芦ノ湖でキーラゴンがおまえを待っているぞ!』

負けず嫌いな性格の京太郎は、まんまと挑発に乗ってしまう。京太郎は怪獣との対戦を内緒にして、御手洗博士の診察を受けた。身体に埋め込まれたエネルギー時限爆弾を取り除く手段を模索するためだ。だがSGMの科学を以てしても、爆弾を取り除くことはできない。

京太郎は思わず、今日の対決を御手洗博士に吐露してしまう。御手洗博士は京太郎を叱る。
『それはインベーダーのワナだぞ。君を芦ノ湖に引きつけて、その隙に侵略行為をしてくるに違いない』

博士は先制攻撃を仕掛けるため、ジャンボフェニックスを芦ノ湖へ向かわせた。正午を前に怪獣は出現し、ジャンボフェニックスの攻撃を受けて怪獣は湖に沈んでしまう。基地へ戻ってきた村上チーフは浮かない顔だ。話を聞いた御手洗博士も腑に落ちない様子。ミラーマンに挑戦してきた怪獣が、そんな簡単にやられてしまうだろうか? 

御手洗博士は京太郎に言う。この挑発に乗ってはいけない。どうしても闘いに行くのなら、SGM特別隊員の資格をはく奪する、と。
思った通り、インベーダーは京太郎を挑発してきた。
『ミラーマンは臆病者だ。SGMに助けを求めるとはな、ハハハハ・・・』

面子を傷つけられた京太郎は、頭に血が上っていた。御手洗博士はそれに気づくと、京太郎と博士の娘・朝子をデートに送り出した。そのデート先でインベーダーが演説をしてきた。挑発をしてきたのだ。
『地球人諸君!奴はキーラゴンの挑戦に恐れをなして逃げ回っているのだ。腰抜けミラーマンを笑ってやるぞ!ワハハハ・・・』

挑発に乗った京太郎は、遂にミラーマンに変身して芦ノ湖でキーラゴンと対戦した。キーラゴンは水中に逃げながら、ミラーマンのエネルギーを消耗させる作戦に出た。エネルギーが少なくなるミラーマン。キーラゴンの両手のムチが唸りをあげて、ミラーマンの肩を直撃した。腕が上がらないミラーマンは、光線技が使えない。ミラーマンはこの場を逃げることにした。
『ミラー、スパーク』

全身ボロボロになって、SGM基地へ戻ってきた京太郎。御手洗博士の言い付けを守らなかった京太郎は、特別隊員の資格はく奪の処分を受ける。御手洗博士の心情を解り得ない京太郎。負けず嫌いな自分の心がそれを許さないのだ。死ぬ気で戦って、御手洗博士に許してもらうしかない。もはや京太郎には、キーラゴンと闘うことしか頭になかった。

横浜港に円盤が出現しジャンボフェニックスが出撃するが、あとから出現したキーラゴンにフェニックス1号機のエンジンを破壊され、2・3号機だけで戦うことになった。1号機は修理のため帰投し、思うように攻撃ができないSGM。

身体が治らない京太郎は肩が上がらない状態で変身すると、再度キーラゴンに闘いを挑む。エネルギ―は徐々に減っていき、腕が上がらなくてはミラーナイフもシルバークロスも使えない。
『腕が使えないなら、他の武器を使うんだ・・・』

ミラーマンはジャンプすると、「ミラーキック」と叫ぶ。両足がオレンジ色に発熱すると、その足でキーラゴンの頭部をキックした。するとキーラゴンの頭部は切断されて、地面にドサッと落下した。無鉄砲さが新しい技を編み出したのだ。ミラーマンの勝利を叫ぶ安田・藤本両隊員。御手洗博士は京太郎を車で迎えに行くと、傷だらけの京太郎にはく奪したSGMのバッジを手渡すのだった。

(終わり)


★★★★★★★★★★★★
新しいエンディング曲が、初めてドラマ中に流れる。この曲調は、新たな試練を与えられたミラーマンの気持ちを表したものであるように感じた。
ミラーマン・鏡京太郎は、駄々っ子のような所がある。超人の力を持ちながら、ウルトラが付く円谷ヒーローとは違い、とても未熟な青年である。この無鉄砲さが自滅を誘わなければいいが。御手洗博士の頭痛の種である。



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