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超人バロム・1 (4) [バロム1・ドラマ]

~バロムとは正義と友情のエネルギーをいい、ドルゲとは地球の平和を乱す悪をいう~
《第8話 毒液魔人ナマコルゲ》
原作;さいとうたかを さいとう・プロ
脚本;山崎 久
監督;田口勝彦
バロム1アクション;大野剣友会(中村文弥・岡田勝・中屋敷鉄也)


◆竜浦半島に近い村や町の人達が蒸発するという記事が、毎日のように新聞に載った。悪のエージェント・ドルゲが、竜浦半島の地下に秘密基地を建設するため、奴隷として働かせる人間を必要としていたのだ。

毒液魔人ナマコルゲは、奴隷労働させる人間を誘拐するために造ったドルゲ魔人だった。逆らう人間がいれば、魔人は頭のてっぺんから強力な毒液を出し、それを浴びた生き物は瞬く間に溶けてしまうのだった。

ミスター・ドルゲは、竜浦一帯にレジャーセンターを造るという名目で、土地買収をしようとしていた。亀山水族館・館長の加見山と地主たちに、立ち退き料として大金を見せる資産家のミスター・ドルゲ。地主の全員がドルゲに従う中で、加見山だけは拒否をする。

先祖代々の土地を手放したくないという理由と、子供たちの為に作った水族館を壊されたくないという理由からだ。だが拒否した加見山はナマコルゲに襲われ、ドルゲに操られてしまう。

朝の食卓で、九州から転任してくる新聞社の海野(うんの)という男が、我が家に下宿することになったと父から聞かされる健太郎。そこに猛たち3人が、健太郎を迎えに来た。健太郎は、3人と一緒に竜浦半島にある亀山水族館へ遠足に行く約束をしていたのだ。

ところが亀山水族館に到着してみると、『水族館は今日から廃館です』と言われてしまう。
『昨日問い合わせた時は、そんなこと言ってなかったのに・・・』

ドルゲに操られた館長の加見山が、人を寄せ付けないためにしたことだった。急なことに大勢の人達がガッカリしていると、久美江と三郎はこっそり裏口から入場してしまう。だが暗い館内で、ナマコルゲに捕らえられてしまう。

久美江の悲鳴を聞いた猛と健太郎は、裏口から侵入する。裏口から入ろうとしたとき、サングラスの男が健太郎たちの様子を見ていた。

それに気付いた猛は、ドルゲかもしれないと警戒する。館内でナマコルゲの姿を見た二人は変身しようとするが、床が抜けて猛は水槽の中に落ちてしまう。
『どうだ健太郎。猛がいないとバロム・1にはなれまい!』

そのとき、床が抜けるボタンを誰かが押した。急いで水槽の中に落ちて、水中でバロムクロスをする健太郎。バロム・1登場!アントマン達を蹴散らして、ナマコルゲを追う。水族館の中で捕まっていた久美江と三郎を助けたのは、記者の海野だった。

だが、ナマコルゲは海野から久美江と三郎を再び連れ去ると、地中に消えてしまった。竜浦の町中で、久美江と三郎を探し回る健太郎と猛。だが、町は無人だし電話が通じない。何かをしているサングラスの男がいる。健太郎と猛は怪しむが、ボップが鳴らない。

あの男はドルゲではないのだろうか?すると男が、健太郎たちに話かけてきた。男の正体は、父が話していた下宿人になる海野だった。彼は密かに、ドルゲのことを調べていたという。

三人は、海辺で見かけた加見山の後を追いかけることにした。だが加見山は、洞窟に三人を誘いこむための囮だ。洞窟の入り口で、海野はアントマンに殴られて失神してしまう。健太郎と猛が洞窟の奥まで行くと、そこには友人2人が捕らえられていた。

だが天井から檻が下がってきて、猛と健太郎は別々に閉じ込められてしまう。檻から出された二人は鎖につながれて、ナマコルゲの毒液のマトになろうとしていた。魔人の毒液を浴びたら、体が溶けてしまう。

毒液が健太郎に向かって飛び出したが、間一髪、体をよけると鎖に当たり、右手が自由になった。バロムクロスでバロム・1に変身すると、気絶していた海野と子供達を助け、ナマコルゲの後をマッハロッドで追いかける。

岩陰で待ち伏せしていたナマコルゲは、毒液をバロム・1に浴びせるが、バロム・1には通じない。ナマコルゲは乾燥に弱い。水分が無くなりかけて体が弱くなっている所を、バロム空中落としが炸裂。

魔人は大爆発して死んだ。爆発のショックで建設中の地下基地は崩壊し、奴隷として働いていた人達は岩の割れ目から逃げ出すことに成功する。久美江と三郎も海野と共に逃げ出し、全員無事であったことを喜ぶ健太郎と猛だった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回のゲストは、記者・海野役の水木一郎氏だ。若いねぇ。ところがである。海野の声が別人なのだ。どうしてだろう?OP・ED曲を歌っているから?それともアフレコに間に合わない何かがあったのか?何故だかわからないが、声は別人だ。別の人が声を充てると、どんなにうまくアフレコをしても違和感があるものだ。

追伸)脚本の山崎 久氏は、この回監督の田口勝彦氏の脚本家としてのペンネームである。



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