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戦え!ぼくらのミラーマン(11)・改 [ミラーマン・ドラマ1]

第24話《コールドンに挑戦せよ!》
監修;円谷 一 
脚本;若槻文三 
特殊技術;真野田陽一 
監督;黒田義之

未確認飛行物体が地球に侵入してきた。その飛行物体は、静岡県の山間部にカプセル冷凍怪獣コールドンを送りこんできた。コールドンの横に、一緒に降り立つサングラスをかけた謎の黒服の女。コールドンを銃のような武器に吸い込むと、どこかへ消えてしまった。

その夜遅く、東都大学宇宙研究室の河村博士と柴田助手の乗った車が、明日の学会に間に合わせるために、コールドンが消えた付近の山道を走行していた。とつぜん子供が飛び出してきたのを見て、助手の柴田は車を急停止させた。柴田助手がバンパー付近を懐中電灯で照らして調べてみるが、誰もいない。

そこへ黒服の女が突然現れて、
『東都大学宇宙研究室の河村博士と助手の柴田さんですね?』
同人であることを確認すると、いきなり冷凍光線銃を撃ち、ふたりを凍らせてしまった。

翌朝早く、ふたりの冷凍体が見つかり、新聞記者の鏡京太郎はインベーダーと関係があるものとにらみ、御手洗博士に指示を仰いだ。その直後、東都大学の高橋教授の家が怪獣に襲われたという情報が、SGMに入った。昨夜から今朝にかけて、次々と地球の重要な頭脳が狙われている。

御手洗博士の推測では、次のターゲットは宇宙科学メンバーの最高識者の数野博士にちがいないと考え、宇宙科学研究所にいる数野博士をガードするよう、京太郎と村上チーフに依頼した。

御手洗博士は出動する村上チーフに、最近発明したシークレットサイン発信器を持たせた。これは遠距離探知機で、これによりSGMは村上チーフの所在を常に確認できるのだ。宇宙科学研究所に向かった京太郎は、インベーダーが研究所に時限爆弾を仕掛けようとしている所を目撃する。

京太郎とインベーダーの男がもみ合っているところへ村上チーフが到着し、時限爆弾は処理されて数野博士は無事だった。インベーダーが狙うのは、数野博士らが完成間近の「宇宙空間跳躍器」と呼ばれるマシンで、光が1年かけて進む距離をたった1秒間で跳べる機械であった。

そのマシンの説明をしている最中に、京太郎たちはまたしても襲撃を受けてしまう。急ぎ村上チーフと京太郎は、車で博士を研究所から連れ出した。車を飛ばしている途中、女性が助けを求めている場所を通りかかる。

怪獣に襲われ怪我をしたと話すサングラスをかけたその女性を車に乗せ、京太郎たちは病院を目指した。その途中でマシンガンの襲撃を受け、村上と京太郎が車を降りて犯人を捜している間に、同乗していた女は数野博士を氷漬けにしてしまう。

異常に気付きサングラスの女を追いかける村上チーフも、冷凍光線を浴びせられ凍りついてしまう。京太郎の目の前で、村上チーフがパリパリと氷のように砕けてしまった。京太郎から村上チーフ消息不明の報が入るが、SGMでは村上チーフからのシークレットサインを確実に追いかけていた。

シークレットサインの発信場所が特定され、京太郎は発信場所である廃墟の館へと入って行く。だがこれは、インベーダーのワナだ。サングラスの女が現れて、高笑いする。京太郎のいる部屋が、冷凍庫のように急激に冷たくなってきた。凍えて身動きができなくなる京太郎。

持てる力を振り絞り、部屋の中にあった棒を使って壁を壊すと、差し込んでくる光に缶詰めのフタをかざしてミラーマンに変身した。
『ミラー、スパーク!』

一方サングラスの女は、京太郎をワナにかけると、ふたたび車で移動を開始した。サングラスの女が運転する車の荷台には、村上チーフや数野博士達が意識を失った状態で乗せられていた。意識は無い村上だが、時計に仕掛けたシークレットサインが、現在位置を教えてくれている。

SGMの藤本たちが、そのサインの後をひたすら追い続ける。サングラスの女は車を止めると、冷凍光線銃からコールドンを発射した。一方、廃墟の館でミラーマンに変身した京太郎は、鏡の世界を通って、女の車のバックミラーから出現、コールドンと対峙した。

怪獣コールドンは、ミラーマンの敵では無かった。必殺のシルバークロスが炸裂し、コールドンは大爆発をおこす。そしてコールドンの死ともに、サングラスの女も消失した。女はコールドンの分身だったのだ。

SGMの藤本たちは、村上チーフから発信する電波を追ってついに車を発見、村上チーフと数野博士たちを無事に救出、保護した。こうして、インベーダーの星へ「地球の頭脳」が流出する危機は去った。  (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回の話は特に面白いものではないが、「サングラスの女インベーダー」を演じたのが桜井浩子氏であったため、取り上げてみた。ウルトラマンをやっていた頃とはまったく違い、悪のインベーダー役に徹している。サングラスをかけているのでそれと分からないが、京太郎を館におびき寄せるシーンで、サングラスを取るので確認できる。怪獣コールドンの分身という役どころだが、あまり意味のない設定だ。コールドンはカプセル冷凍怪獣と言いながら、冷凍光線でミラーマンを苦しめるわけでもなく、冷凍光線を吐くこともあまりしない。どちらかというと、駄作の部類かもしれない。



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