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50人のウルトラマン(2) [ウルトラマンこぼれ話1]

(第2回)実相寺昭雄(監督・故人)と佐々木守(脚本家・故人)

この二人がコンビを組んで作った作品は、ウルトラマンの中でも異彩を放っている。
作品の怪獣たち; シーボーズ・テレスドン・ジャミラ・ガマクジラ・ガバドン

<シーボーズ>
◆意表を突く設定とカメラアングル、それにストップモーションの使い方は、実相寺監督の鬼才が発揮された作品だ。

実相寺監督インタビュー;
「どうも直球の回は担当しなかったから。全部変化球だったからね。飯島さん(監督)の直球の回をどこかで中継ぎする役割かな、ボクは」

佐々木氏インタビュー;
「ボクの考えたものよりもはるかによく作ってくれましたね。特に怪獣の造形なんかは。ボクの脚本は、ト書きを読むと実にいい加減なことしか書いてないんですよ。ガマクジラはガマとクジラの合いの子のような怪獣とかね。宇宙に帰りたいシーボーズとか。ボクのいい加減なト書きをね、実に豊かに怪獣を作り上げてくれてましてね。そういう意味では、当時の円谷プロのスタッフはすごかったですね」


<スカイドン>
◆あまりにも有名なスプーンを握って変身しようとするシーンや、魚眼レンズで撮るフジ隊員の顔のアップは、実相寺演出の極めつけ。

佐々木氏インタビュー;
ボクがウルトラマンやってるっていうんで、石川県の親戚連中がみんな観てるんですよね。僕自身が怠け者でいつも寝てますからね、怪獣を書いても動かない怪獣が多くてね。だからスカイドンを見た親戚たちは、みんな言いますよ。ああ、今回は寝てばかりいるから、あれは守だって(笑)」



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