SSブログ

異星人との遭遇・2 [UFOと宇宙人4]

前回は、古代インドの聖典・マハーバーラタに記述された核戦争の話と、インダス文明の遺跡モヘンジョ・ダロに核戦争があった証拠とも言えるガラス化された場所の存在について語った。今回は、キリスト教の聖典・聖書を検証していく。

旧約聖書の創世記で語られるソドムとゴモラ。その町の住民が罪深いことを嘆いた神は、二つの町を滅ぼすことを決意し、天使を遣わした。ロトという行いの正しい男とその家族だけは、町から逃された。
IMG_1074.jpg
しかし、ロトの妻は天使の言いつけを守らず、後ろを振り向いてしまった。町の惨劇を見るや否や、妻は塩の柱へと姿を変えてしまう。

古代宇宙飛行士説の提唱者であるG・ツォカロス氏は語る。
『爆破試験場で核爆弾の実験に立ち会う際には、爆発からは目をそらし、直視しないように注意を受けます。太古の昔に書かれた旧約聖書にも、これと似た啓示を受けたとする記述があります。「たとえ何があっても、後ろを振り返るな。振り返れば死ぬ」と。その言葉通り、ロトの妻は命を落とします』

ソドムとゴモラの物語に描かれた惨劇とは、核爆発だったのではないだろうか。その描写は、マハーバーラタの爆発とよく似ている。キリスト教と古代インドの聖典に残された物語は、史実を書き留めた物だったのだろうか。

古代宇宙飛行士説では、これらの仮説を全面肯定している。さらにこの説では、天使と呼ばれ破壊をもたらす者達は、実は別の惑星の生命体、つまり高度な兵器で武装した異星人であるというのだ。

西暦2000年9月、トルコの黒海南岸。海洋考古学者と科学者達のチームが水深100メートルの深海探索を行い、農家と思われる遺跡を発見した。海底に沈むこの住居遺跡は、およそ7500年前のものと推定された。推定15万平方キロメートルの土地が大洪水に襲われ、水深150メートルの海底に沈められたというのだ。

このチームが発見した住居遺跡は、聖書が伝えるノアと大洪水の物語が実話であったという証拠ではないのだろうか。

IMG_1075.jpg
(白丸は沈んでいる都市)

古代宇宙人飛行士説の提唱者のR・チルドレス氏は解説する。
『現在知られる黒海の姿は、八千年から九千年前に出来上がったものだと、発見した考古学者らは結論付けました。それは、我々の推定するノアの大洪水の年代と一致します。場所も同じだと思われます。ちなみに、200以上の都市が地中海に沈んでいることは、多くの考古学者の間でもよく知られる事実です。これらの都市も、黒海ができた頃と同時期に何らかの洪水被害に遭っています』

IMG_1076.jpg
IMG_1077.jpg
聖書の創世記には、ノアの箱舟の物語も綴られている。神は、人間たちがあまりにも堕落したと知り、地上の生物すべてを滅ぼすことを決意した。ノアとその家族、そして動物たちだけは箱舟に乗って生き残り、子孫を生み残すことを許された。

だが、話はこれですべてなのか。神がノアを選んだのは、正しい人間だったからだというが、地球を救うために選ばれた理由が、他にあるのではないだろうか。

古代宇宙飛行士説を説く者たちは、聖書は全てを語ってはいないと言う。1940年代末期から50年代初頭にかけて、死海文書(しかいもんじょ 又はぶんしょ)と呼ばれる大量の古代文書が洞窟から発見された。
IMG_1078.jpg
(ノアの図)

この洞窟は、現在のイスラエル、ヨルダン川西岸にある。死海文書には、ヘブライ語聖書に記載されていない物語が多数収めてあり、ノアの出生についても記されているという。死海文書の中に、レメクについて書かれたものがあります。

『レメクは羊飼いでした。ある日、レメクの妻が子を宿しました。何か月も家を離れていたレメクは、妻を問い詰めました。すると妻は、誓って誰とも肌を合わせてはいないと言うのです。妻の言葉を信じられないレメクは、父のメトセラに相談しました。メトセラはレメクに言いました。「私の理解の及ばぬことで、どうすることもできない。嫁の言うことも、お前の主張も、ウソとは思えない」と。

IMG_1079.jpg
(エノクの図)

そこでメトセラは、自分の父、つまりレメクの祖父に、相談を持ち掛けます。この人物がエノクです。エノクは、メトセラにこう答えました。きっと天の番人たちが、レメクの妻の体内に子種を植え付けたに違いない。レメクはこの赤ん坊を、自分の子として認知するがよい。何故ならこの子は、新世代の人類の父祖となる運命なのだから・・・この子供こそ、ノアなのです』

仮に死海文書に残るレメクの物語が事実を語っているとすれば、そして物語に登場する「天の番人」が異星人を意味しているとすれば、ノアは人工授精によって生まれた人間で、地球外生物による遺伝子実験の産物ということになるのだろうか。大洪水の目的を探るにあたり、

作家のL・A・マーズリ氏は、こう指摘する。
『まずは、ノアはその時代で一番無垢な人間であったという聖書のフレーズを解釈しなくてはなりません。どういう意味なのでしょうか。何故そんな表現をしたのでしょうか』

聖書によれば、大洪水が起こったのは、人間が邪(よこしま)になり堕落したためである。しかし、古代宇宙飛行士説によると、大洪水は生物学的な欠陥を持つ生き物を排除するための手段であったという。そして、ノアとその家族を利用して、より良い遺伝子を持つ優良種を増やしていったということになるのだ。

『ある時期に人類の遺伝子は退行し、ヒトはケモノの様になります。しかも、地球全体にはびこり、手の施しようが無くなります。そこで、大洪水を起こして一掃し、人類を新たに一から作り直そうとしたのです』
このように話すのは、古代宇宙飛行士説の産みの親とも言えるエーリッヒ・デニケン氏である。

IMG_1080.jpg

もう一つの要素を検証してみる。動物たちを箱舟に乗せたという一節がある。神はノアに、生き物すべてをつがいにして集めてくるように命じた。あらゆる動物や鳥、虫までも。
IMG_1081.jpg
だが、このような収集は、物理的・生物学的にも不可能であっただろうと、聖書学者や神学者の多くが認めている。このことを科学でひも解けば、別の解釈ができそうである。

G・ツォカロス氏が解説する。
『ノアの物語をそのまま信じることは、到底できません。地球上の生物すべてをオスとメスの対にして、船に乗せなければならないのですから。船は巨大でなければならないですし、生物すべてを集めて船に乗せるのは無理でしょう。ここでふたたび、高度な科学技術が古代人の目を通じて物語にされたと、考えてみましょう。箱舟は、遺伝子バンクだったと考えられないでしょうか』

すべての生物のDNAを収集した遺伝子バンクを後世に伝えるためには、箱舟の物語として語り伝える以外には無かったのではないかというのである。
IMG_1082.jpg
地球を訪れた異星人たちは、大変動が来ると知った際に、自分達が利用するという目的で、ある種の動物や植物を根絶やしにしないよう、ノアの箱舟を作ったのではないだろうかというのである。ノアの箱舟は、異星人の遺伝子バンクだったという仮説は、あり得る話なのであろうか。

ここで、G・ツォカロス氏が解説をする。
『ロンドン自然史博物館は、凍結箱舟計画というプロジェクトに着手しました。現在すでに、絶滅危惧種の遺伝子の収集や保管が始められ、将来の研究や保護活動に役立てるとされています。
IMG_1083.jpg
今日までに、一千種以上のDNAが、標本採取用のアンプルの中に保存されています。ここでまた、一つ疑問が浮かびます。もしノアの箱舟が、万が一にも、木で造られた巨大な船では無かったとしたら、どんなことが考えられるでしょう。この箱舟が、地球と言う惑星に棲むすべての生物の種を保存するための、何等かの遺伝子保存施設だった可能性が出てくるのです。それに、すべての種を小さな小瓶に入れて保存したと仮定するなら、すべて納得がいくのです』

果たして、先人は何を目撃し、この表現で何を伝えようとしていたのであろうか。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ノアの箱舟の話は、とても有名だ。ノアの家族とすべての種の動物、雄雌1頭ずつを船に乗せ、大洪水から救うと言うお話だ。そして、大洪水の後、水が引いて船が到着した場所が、今のトルコ共和国にあるアララット山であった。



スポンサーリンク



nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。