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ロボット刑事(10) [ロボット刑事・ドラマ]

今回は、第14話『光る眼の恐怖!』を取りあげます。
原作;石ノ森章太郎
脚本;中山昌一
企画;平山亨・斉藤侑・別所孝治(フジTV)
監督;内田一作


◆バドー犯罪組織は、あるビルの6階にあるKP新報という会社のタニムラとイケジマに、犯罪ロボット・ガンリキマンを近づかせた。目的は、二人が密かに練っている宝石強奪計画に力を貸して、強奪した宝石の半分をバドーがもらうことであった。

前科11犯のタニムラと前科8犯のイケジマはその申し出を断ったが、ガンリキマンの双眼鏡のような巨大な両眼から発射する殺人光線を目の前で見せられ、脅かされて殺人契約書にサインをするタニムラとイケジマ。

ガンリキマンはこの殺人光線を武器に、宝石店に入口から堂々と入り、宝石を強奪していった。たまたま来店していてお客は、ガンリキマンの殺人光線を浴びて数名が即死していた。

道路を塞ぐ不審車両の後ろにたまたま居合わせた大木氏の車は、クラクションを鳴らして出発するように促す。そこに犯行を終えて、宝石店前に待っていたタニムラ達の車に乗って逃げるガンリキマン。大木氏は怪しい男を目撃して、その車の後をつけて行こうとする。

だが、後をつけられていると思ったガンリキマンは、右手のカートリッジをマシンガンに付け替えて、大木氏の車のタイヤを一撃し、大木は車を制御できずに激突して大怪我を負ってしまう。

入院している病院で、新條刑事とケイに事情を聴かれた大木氏。ケイは大木氏の車のナンバーから大木氏の自宅が襲われ、自宅で療養中の妻が狙われることを予測し、息子のススムと一緒に自宅へ向かう。

すると案の定、大木氏の居所を病気の妻に尋問しているガンリキマンがいた。
『貴様は何者だ!』
『バドーのロボット、ガンリキマンだ』

ケイとガンリキマンは格闘になり、ガンリキマンは右手のカートリッジをマシンガンに付け替え、攻めてくる。だが、ケイのボディはマシンガンではびくともしない。

するとガンリキマンの両眼から殺人光線が発射され、ケイはそれを両眼に浴びて指向性レーダーが破壊され、両眼とも視力を失ってしまう。だが、ガンリキマンもケイとの戦いで負傷し、視力を失ったケイにとどめを刺すことなく、逃げて行くのだった。

タニムラとイケジマは、次に日本一の宝石蒐集家・今岡氏の自宅を襲うため、今岡邸の部屋の見取り図を手に入れていた。ガンリキマンは今岡邸に侵入すると、両眼に装備した宝石捜査光線を作動させ、宝石の隠し場所を簡単に探り出してしまう。絵画が飾ってある壁の後ろに隠し金庫があることを、見破るガンリキマン。

隠し金庫を開けると警報が鳴るが、それに構わず宝石を持ちだそうとするガンリキマン。主人の今岡氏が現れてビックリしていると、ガンリキマンの殺人光線が今岡氏を襲う。警報を受けた警察が、すでに今岡邸を包囲している。

今岡邸から出てきたガンリキマンに、新條刑事と警官隊が拳銃を発砲するがびくともしない。
『今度はオレの番だ!』

右手のカートリッジをマシンガンに付け替え、警官隊に発砲すると警官隊は全滅してしまう。ケイが遅れて現れ、赤い目の戦闘モードになった。
『行くぞ、ゴー!』

ケイは殺人光線を防ぐためのゴーグルを両眼につけて、ガンリキマンと対戦した。だが、形勢は五分五分で互角だ。激しい攻撃にケイのゴーグルが外れてしまったところを、殺人光線が襲う。殺人光線で壁が破壊され、ガレキの下敷きになってしまうケイ。この勝負はケイの負けであった。

新條刑事は、タレこみ屋の地獄耳平(じごく・みみへい)のタレこみで前科者タニムラとイケジマが怪しいことを知り、密かに二人のいるビルを張り込んでいた。気付かれたと思い、ビルの前でパトロール中の警官を窓から狙撃しようと狙う二人。新條は部屋に飛び込んで、二人を逮捕する。

ススムは通りを歩いていると、頬かむりをした怪しい男を見つけ、父を襲ったガンリキマンではないかと察しをつけて後をつけて行った。ビルの4階まで首を長く伸ばして、部屋の中の様子を窺っているガンリキマンを見て、警察へ通報しようと電話ボックスに入るススム。

だが、ススムが尾行していることを知っていたガンリキマンは、通報しようとするススムを捕まえてしまう。
『小僧、どこへ電話している?』
『新條さんへ知らせようと、110番へ電話したよ!』
『良い度胸だ、覚悟はできているだろうな・・・』

ススムの後を追ってきたケイは、ススムが電話ボックスから引きずりだされた所で、隙を突いて救出することに成功。ガンリキマンは、右手にサーベルを付けてケイを刺そうとする。

サーベルを折って反撃するケイは、戦闘モードへと変わる。
『行くぞ、ゴー!』

二人はジャンプして、ビルの屋上で決戦が始まった。ケイの両眼へ殺人光線を浴びせるが、指向レーダーを光線対策したものに交換したので、今度は通じない。これで、ケイにとって怖いものは無い。カートリッジを付け替えてマシンガンを撃ってくるが、ケイのボディには通用しない。

ガンリキマンは首を5メートル程長く伸ばしてケイの足を噛むと、そのまま投げ飛ばした。ケイは、ビルの屋上から十数メートル落下してしまう。だが、ケイは負けない。
『とどめの一撃だ!』

右胸を開いて破壊銃を発射するが、ガンリキマンのボディは強固で効果が無い。再び二人は格闘になり、ケイのドロップキックが炸裂する。ケイは右胸を開くと、今度は熱線銃を発射した。ガンリキマンは体内のコイルが高温になり、大爆発してしまう。

大怪我をした大木氏が退院する日。ススム君一家を病院で見送る新條刑事とケイ。
『良かったね。治ったばかりのお父さんとお母さんを大事にしてあげるんだぞ!』

平穏なこのひと時が、ケイにとって苦しかった戦いや労苦も、すべて消えてしまう時なのであった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
ケイが戦闘モードになった時、着ていた服を投げ捨てるわけであるが、投げ捨てているのは赤いブレザーだけで、白いパンツやネクタイとワイシャツはどうしたんだという意見がある。(ホント?笑)

でも、ヒーローの着ている服がバリバリに破けて巨大化したりすることはよくあるわけで、それに比べれば放り投げるだけのケイの服は、また着られるからエコだよね!


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