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仮面ライダー(新1号/地獄大使編)ドラマ8 [ライダー1号/ショッカー編]

《第75話 毒花怪人バラランガ 恐怖の家の秘密》
原作;石ノ森章太郎
脚本;鈴木生朗
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;岡田 勝
監督;塚田正煕

少年ライダー隊が結成(第74話)され、立花藤兵衛会長、滝隊長と、ユリ、ヨッコ、チョコの女性3人の通信係が本部で活動している。本部隊員として、ナオキとミツルがいる。全国各地に支部を設けて、伝書鳩を使って本部と支部隊員の間で連絡を取り合っている。この全国的な組織が動くことで、本部ではショッカーの動きをいち早く知ることができるようになったのである。

◆東京郊外のある場所でショッカー戦闘員の姿を見たという報告を受け、滝隊長はバイクで現地へ向かっていた。途中、ショッカーの怪人バラランガに襲撃された滝は、バラランガの投げたバラのトゲを手に受け、その甘い匂いを嗅いで気を失ってしまう。

滝がバラランガに襲われて捕まっていく所を、少年ライダー隊の3名が目撃していた。急ぎ連絡の伝書鳩を飛ばすが、バラランガはそれに気づき、バラのトゲを伝書鳩に投げたのである。立花会長は、ライダー隊本部に届いた伝書鳩に付いていたトゲのような物体をながめ、そのニオイを嗅いだ途端、気を失ってしまう。

たまたま本郷猛がその場にやって来て、その物体がバラのトゲらしいことが判ると、早速研究室で分析を始めるのだった。

気が付くと、ベッドの上に滝はいた。この広い部屋には、骨とう品や大きな絵画が飾ってある。大きな屋敷なのであろうか。すると、白いドレスに真っ赤なバラを1輪持った美しい女性が、部屋に入ってきた。

道に倒れていた滝を、このバラ屋敷へとりあえず運んだと話すその女性。
『そいつは、とんだ迷惑をかけちゃって・・・』

滝が仲間のもとへ帰るというと、女性は悲しそうな顔をして、お近づきのしるしにと持っていたバラ1輪を滝に渡すのであった。滝はそのバラの香りを嗅いで、またベッドに倒れてしまった。倒れた滝の様子を見て、そのまま部屋から出て行く女性。

滝はバラランガに襲われた時の臭いと、このバラとが似ていることを感じ、気絶したフリをしたのだ。
『変だ。このバラの香りといい、女の様子といい・・・』

滝は屋敷内の様子を調べようと、2階へ向かった。だが、女も滝の様子をじっと観察していたのである。大きな鏡のある部屋に入った時、女が後ろから部屋に入ってきた。
『いけない方ね。断りも無く私の部屋に入ったりして・・・』

正面の鏡に女の姿が映っていないことに、滝は気づいた。すると女は、持っていた1輪のバラを素早く滝の左胸に投げ、みごとにバラは刺さる。刺さったバラを抜こうとして気絶してしまう滝。女はバラランガだった。
『(甲高い声で)バーラーラー!』

滝が出かけた後、本郷は滝の後を追ってバラ屋敷付近へとやって来た。その屋敷に咲くたくさんの赤いバラの花の1輪の香りを嗅いで、それがあの香りと同じであることが判ると、怪人バラランガと戦闘員が周囲を取り囲んでいた。

バラランガはバラの花1輪を本郷に投げるが、本郷はそれを避けるとライダーに変身した。
『ライダー変身! トォーッ』

ライダーとの格闘の末、追い詰められたバラランガは、赤い煙を出して姿をくらましてしまう。ライダー隊本部の研究室で、本郷はトゲの分析を終わり、強力な麻薬の一種で、直接身体に入ると、人間の脳を狂わしてしまう効果があることが判明した。

本郷が作った抵抗剤は症状の軽い立花会長を回復させることができた。だが、連絡の無い滝が心配だ。一方、バラ屋敷を見張っていたライダー隊の3人はバラランガにバラ1輪をそれぞれ胸に刺され、本部に帰って来てユリ達に襲いかかろうとする。

その場にいた本郷が助けに入り、3人は本郷に気絶させられてしまう。滝も本部に戻ってきて、同じように本郷に襲いかかったが、本郷に胸のバラを抜かれて正気に戻るのだった。

本郷はバラの毒素に対する抵抗剤を完成させていたが、それはニオイに対してであり、トゲが刺さったら効果は無い。正気に戻った滝は、敵の裏をかくためにバラ屋敷へ行くと言い出す。

バラ屋敷へ戻ってきた滝。本郷達を始末したという話を女は信用して、滝をショッカーのアジトへと連れて行く。地獄大使の目の前で、忠誠を誓う滝。だが、首領の声が響く。
『待て!その男に気を許してはならん。本郷猛は生きている』

裏切りがバレた滝は、屋敷内の庭園を逃げながら、徐々にバラランガに追い詰められていく。滝が戻るのを待っていた3人のライダー隊は滝の危機を連絡して、バラ屋敷には仮面ライダーが現れる。滝は戦闘員と、ライダーはバラランガと決着をつける格闘をする。

バラのトゲ攻撃以外に強力な武器の無いバラランガは、ライダーに致命傷を与えられず、ライダースクリューブロックを受けて大木に激突し、赤い煙を発して消滅してしまうのだった。 (終わり)

★★★★★★★★★★★★
今回は、珍しい女怪人である。女怪人といえば、蜂女が有名。他にドクダリアン、アリキメデス、ギリーラと、このバラランガと言ったところだろう。バラランガは、笑う時に口に手を当てて笑うのだ。芸が細かい(笑)


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