SSブログ

戦え!ぼくらのミラーマン(18) [ミラーマン・ドラマ2]

第33話《インベーダーの海底基地》
監修;円谷 一  
脚本;若槻文三
特殊技術;佐川和夫  
監督;志村 広

▼インベーダーの攻撃が、以前より活発になってきていた。四日市のコンビナートを襲う宇宙船に、航空自衛隊の戦闘機群が応戦していた。インベーダーは、SGMのレーダーでも捕らえることができない特殊な宇宙船を建造して攻撃してくるため、SGMの初動攻撃は遅れをとっていた。

そこで御手洗博士は、高性能でしかも小型のレーダーを新たに開発した。宇宙船はこれまで数度、伊勢湾付近で消滅していることが判明している。この辺りにインベーダーが基地を建造しているのではないかという予測のもと、携帯できる高性能レーダーを持って伊勢の長嶋温泉に宿泊、ここを拠点にインベーダーを攻撃する作戦を立てた。

ジャンボフェニックスを伊勢湾付近の海上に待機させ、いつでも飛び立てるようにした。御手洗博士と娘の朝子は、途中で鏡京太郎を拾って長島温泉に到着した。ホテルから出て付近を歩いて探索していた京太郎に、子供がひとり近づいてきた。小さな箱を鏡京太郎に渡すようにと、黒服黒サングラスの男に頼まれたという。

それが時限爆弾であることを見抜いた京太郎は、空き地に投げ捨てて事なきを得た。だが、その一瞬を突いて二人の黒いサングラスのインベーダーが現れ、うち一人に京太郎は背後から銃を突きつけられてしまう。もうひとりは子供を人質にしているため、京太郎は手出しができない。

インベーダーは京太郎に変身されないよう、腕時計や子供の帽子に付いたバッジなど、光る物を奪うことを忘れなかった。4人の目の前に巨大な宇宙船が現れ、子供がビックリして大声を上げた瞬間、京太郎はインベーダーに平手打ちをして銃を取りあげた。

逃げ出したインベーダー達は空き地で馬のような形に組み合うと、そこへ宇宙船から怪光線が当たり、二人は巨大な怪獣ペアモンスキングに変身した。京太郎は、逃げ出したインベーダーが落としていった帽子に付いているバッジに向かい、ミラーアクションをして変身。
『ミラー スパーク!』

だが、これがインベーダーのワナであった。変身した瞬間に2次元空間内に閉じ込められてしまう仕組みを構築していたインベーダー。この空間内では自由が効かず、ヒザを抱えるようにして小さく縮こまっているしかないミラーマン。この空間がゆっくりと回転し始めた。

この空間が10回回転し終わった時、ミラーマンは二度と3次元の人間世界へは戻れないような仕組みになっていた。ミラーマンに変身するためにバッジの中に吸い込まれていく京太郎を、先程の子供が目撃していた。京太郎が吸い込まれた帽子のバッジが青く光っているのを見てそれを拾うと、子供は急いで怪獣から逃げていく。

途中で転んでしまったその子供を偶然助けてくれたのが、御手洗朝子だった。ホテルの一室で新しい携帯レーダーを組み立てていた御手洗博士のもとへインベーダーが壁から突然現れて、説明を始めた。空間へ閉じ込められたミラーマンの姿を見せ、SGMに降伏を勧告して来たのだ。

『地球侵略の邪魔物はミラーマン、そして御手洗お前と、お前の率いるSGMだ』
悪いことに、そこに朝子と助けた子供が駆け込んできた。三人はインベーダーに捕らえられ、伊勢湾付近の浅瀬で、透明なケースの檻の中に入れられて腰まで海水に浸かった状態で放置された。

海底に築いた要塞を浮上させ、御手洗博士にそれを見せるインベーダー。ここを拠点にして、地球総攻撃を開始するという訳だ。ジャンボフェニックスは、怪獣ペアモンスキング出現の連絡を受けてすでに攻撃を開始していたが、御手洗博士との連絡が取れなくなっていることを不審に思った村上チーフは、藤本隊員をホテルへ急行させた。

藤本は、浅瀬で透明なケースに入れられた御手洗博士ら3人を発見する。藤本はケースに近づき壊そうと熱線銃を取り出すと、
『早くこのバッジを壊してよ!この中にミラーマンがいるんだよ!』

帽子に付いている青く光ったバッジを見せながら、子供はそう言った。インベーダーからミラーマンの様子を見せられていた御手洗博士は、すぐに壊すよう藤本に指示する。すると、光と共にミラーマンが出現し、ペアモンスキングに立ち向かっていった。海上に出現した要塞を攻撃するフェニックス。

怪獣ペアモンスキングの姿は、ふたコブラクダのようだ。背中にコブが2つ、足が4本。前方のコブの付け根から左右に腕のように伸びた先端に、竜のような顔が付いている。ミラーマンは馬乗りになって戦うが、怪獣最大の武器である8万ボルトの高圧電流が、ミラーマンを襲う。

ミラーキックで怪獣の身体を中央から切断して倒すと、海底要塞にミラーナイフを撃ち込み、大爆発と共にインベーダーの要塞島は海底に沈んでいくのだった。

助けた子供とプールで遊ぶ京太郎。大きくなったらSGMに入りたいと言い出す子供。
『もし入れてくれなかったら、あの事を皆に話しちゃうぞ!』
京太郎を脅そう?としている子供に、あれは秘密の約束だよと念を押す京太郎。
SGMに入るには勇気が必要なんだと言って、ウォータースライダーに挑戦する二人だった。

(終わり)


★★★★★★★★★★★★
ヒーローが変身シーンを見られて脅される?というのは、前代未聞だね(笑)
シチュエーションはちょっと違うけど、初代マンで、ハヤタのフラッシュビームを拾った怪獣殿下が、お礼に科特隊との通信ができる流星バッジをもらったことがあったね!



スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました