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スーパーロボット レッドバロン(14)~ファイトレバー オン! [レッドバロン/デビラー編・2]

 レッドサン 真心の色
 レッドバロン スーパーロボット
 敵のロボット踏みつぶし
 メカロボットやっつけろ
 エレクトリッガー1億ボルト
 レッドバロンはスーパーロボット

第24話『破れ!宇宙の必殺兵器』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;鈴木 清

◆紅健の兄・健一郎が造ったレッドバロンは、十万度の高熱にも耐える超合金バロンニウムで出来ている無敵のロボットだ。だが、バロンニウムを溶かしてしまう強力な兵器アシッドファイヤを操るロボット・スカイシャークが出現し、紅健とレッドバロンは窮地に陥る。

レッドバロンは左肩から左腕にかけてバロンニウムで出来た装甲が完全に溶かされてしまい、中のメカが見えている。このままでは勝てる見込みがない。
『早く脱出しろ!このままではスクラップにされるぞ!』

健は、地面を背にしてレッドバロンを寝かせた状態にすると、両の足裏をスカイシャークに向け、強烈なジェット噴射を浴びせる「ジェットファイヤー攻撃」をしかけた。スカイシャークが一瞬ひるんだすきに空へ向かって跳びあがり、逃げた。


レッドバロンは、雲の中へ突入して逃げる。だが、あとから飛行してくるスカイシャーク。
『バカめ!いくら雲の中へ逃げても、追跡レーダーは見逃さん』

ところが、レッドバロンを倒すのは自分だと息巻くデビラー博士は、実は鉄面党総本部から来たこのロボットへ妨害電波を出して、エンジェルキリーの邪魔をしてしまう。妨害電波が鉄面党海底基地から出されていることを知ったエンジェルキリーは、海底本部に乗り込んでデビラーに自分の正体を明かす。

『ん、何者だ、貴様!』
『鉄面党銀河連邦総本部から来たエンジェルキリー。総本部では、デビラーのやり方は生ぬるいと言っている!』

デビラーにはもう任せておけないという総本部の意志を伝え、手ぬるいやり方のデビラーを罵るエンジェルキリー。総本部のこのやり方に、デビラーはある決意を固めるのだった。

矢沢博士の下、アシッドファイヤに耐えうるニューバロンニウムの構造組成は完成した。だがレッドバロンを造りなおすまでには、まだ時間が必要だ。ひとまずは溶かされてしまった肩から腕の部分の補修と、アシッドファイヤを防ぐ盾を作ることで、対応することになった。

だが、盾と補修が完成するまでに、あと3日はかかる。それまでは、エンジェルキリーにこの研究所を探られないよう、警備を厳重にしなければならない。明日には完成というところまで来たとき、エンジェルキリーに研究所を襲撃されてしまう。

熊野警部から知らせを聞き、急いで研究所へ向かう健とマリ。焼けただれて跡形も無い研究所・・・。崩れかけた研究所の中で、ニューバロンニウムで造られたレッドバロンの新しい左腕が、ゴロンと無残に転がっていた。

だが、この腕の中に矢沢博士以下研究員達とボス、哲也、大作がいた!急襲され、とっさに博士たちが思いついて逃げ込んだこの腕の中。ニューバロンニウムで造られたこの腕は、アシッドファイヤの攻撃に見事に耐えることを証明してみせた。

レッドバロンは、先の戦いでデビラーの妨害電波のおかげでスカイシャークの追跡からは逃れたが、噴射装置の故障で北岳のある場所に不時着していた。3日間、レッドバロンをその場所に隠してきたが、アシッドファイヤに耐えぬいた左腕だけでも、先に取り付けることになった。

ヘリコプターで左腕を北岳に運び、溶けかかった左腕に替えてニューバロンニウムで造られた左腕が取り付けられた。冷血なエンジェルキリーは、どこかに隠れているレッドバロンと紅健を引っ張りだすため、スカイシャークを使って無差別攻撃を仕掛けてきた。

左手がゴルフクラブのようになっているスカイシャークは、右手のゴルフクラブ状の腕でゴルフのようなスィングで球体型ミサイルを打ち、飛行中の旅客機やガスタンクを一撃で破壊する行動に出た。

もうこれ以上、エンジェルキリーの好き勝手にはさせない。紅健はボスの了解を得て、レッドバロンを出動させた。だが、まだ肩の部分の装甲は溶けたままでメカが見えている。デビラーは、この部分をメカロボ達に集中攻撃させてレッドバロンを倒そうと企むが、SSIとの銃撃戦によって阻まれてしまう。

レッドバロンは、スカイシャークと対峙する。左手のゴルフボール形の分銅を投げつけ、レッドバロンの左腕にからませるスカイシャーク。そのままアシッドファイヤの射程内までじりじりと引っ張りこんで、発射するつもりだ。

健は、とっさにスカイシャークに近づいて、アシッドファイヤの噴射装置にニューバロンニウムの左腕をグッと押し付けて噛ませた。そのままアシッドファイヤを発射したエンジェルキリーは、バロンの左腕が盾の代わりとなって、自らの十万度の炎で噴射装置を過熱させてしまう。

噴射装置のすぐ近くにある操縦席は、炎が逆流し高熱のため火の海と化していた。とどめのバロンミサイルが、もはや鉄の塊(かたまり)と化したスカイシャークに飛んでいく。木っ端みじんになるスカイシャーク。

捨て身のこの考えを健に思いつかせたのは、バロン搭乗直前に健のことを想うマリがくれた、母の形見のペンダントだったにちがいない・・・。(終わり)


★★★★★★★★★★★★
矢沢博士役は、セブンのマナベ参謀役でお馴染み、宮川洋一氏。博士役もよく似合う。



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