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スーパーロボット レッドバロン(12)~ファイトレバー オン! [レッドバロン/デビラー編・2]

 レッドサン 真心の色
 レッドバロン スーパーロボット
 敵のロボット踏みつぶし
 メカロボットやっつけろ
 エレクトリッガー1億ボルト
 レッドバロンはスーパーロボット ♬

第21話『レッドバロンを改造せよ』を取り上げます。

脚本;伊上 勝
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;外山 徹

◆鉄面党基地内で、奴隷人間たちの集団脱走事件が起きる。SSIでは、この情報を平常通信で使う周波数で受信していた。ふつうならこんなことは無い。どうやら鉄面党が焦って、いつもと違う周波数を使ってしまったものと、SSIでは分析していた。

直ちに解析し、発信元を特定して健と大作に知らせるマリ。奴隷人間は皆、首に赤いランプの付いた首輪を付けており、反乱を起こしたり反抗したりした場合には、即座にリモコンでこの首輪を爆破するよう、デビラー博士からの指示が出ている。

集団脱走者の数は脱走した時点では十数名いたが、その後基地から出て海を渡り、海岸にたどり着いた者は7名に減っていた。だが、海岸にたどり着いた者達は皆メカロボに待ち伏せされ、リモコン操作によって死刑を執行されてしまう。だが、一人だけ見つかっていない者がいた。

この事件の首謀者・浜田正二だった。一人だけ遅れて海岸にたどり着く浜田。だが、メカロボに察知され取り囲まれてしまう浜田。脱走者情報を受けて現場へ急行したSSIの紅健と堀大作は、浜田の救出に間に合った。

メカロボを全員倒してアイアンホーク号に浜田を乗せると、SSI秘密基地へと向かう健。だが、途中でロボット・エスカルゴスに襲撃される。エスカルゴスはフランスの出品したロボットで、赤い大きな一つ目ランプが光る、三輪で走行するカタツムリ型のロボットだ。

砲撃しながらアイアンホーク号を追い込むエスカルゴス。アイアンホーク号は、そびえたつ崖に囲まれた平地の隅に追い込まれ、車での走行はこれ以上無理だ。急停止して近くにあった小屋へと逃げ込む健と浜田。だがエスカルゴスも車を追って崖に突っ込み、動かなくなる。

エスカルゴスが崖に突っ込んだ衝撃で、落ちてきた岩石に足を直撃された健は、足を負傷して動けない。大作がバイクで後から追ってきて、歩けない健を浜田と二人で小屋まで運び、様子を見ることにした。エスカルゴスが停止しているうちに、レッドバロンを呼ぶ健。

だが、どこからか妨害電波が出ていて通信できない。小屋の周囲をメカロボに囲まれ、身動きできない状態に追い込まれてしまう3人。ところが、急に妨害電波が無くなり通信できるようになったため、健はレッドバロンを呼び出した。

レッドバロンが小屋の300メートル程先に着地した時に再び妨害電波が流れて、健はレッドバロンに指令ができなくなってしまう。実は、これはデビラーの仕掛けたワナだった。小屋は鉄面党が最初から用意したもので、室内はテレビカメラで監視されていた。

デビラーは健と浜田を小屋に閉じ込めておいて、その間にレッドバロンの電子頭脳の回路を改造する計画を立てた。
『我々は一つの結論に達した。すなわちそれはレッドバロンの改造だ・・・直ちに、レッドバロンの電子頭脳の改造にかかるのだ!』

電子頭脳に記憶された紅健の指紋と声紋をリセットして、鉄面党の手の者を新たな操縦者として送り込み、指紋と声紋を記憶させる計画だ。

今レッドバロンの操縦席には、鉄面党のエンジニア2名が電子頭脳のリセット作業を行っていた。
『紅健、あと5分でレッドバロンは我々のものだ!』

浜田は紅健と謀って、小屋を脱出することに成功する。だが、健を残して浜田は突然姿を消してしまう。SSIと熊野警部が現場に駆け付けて怪我をしている健を救出し、メカロボと戦闘状態になった。健をレッドバロンのもとへ送る大郷キャップ。

レッドバロンの肩までジャンプして操縦室の扉を開けると、そこにはすでに何者かが座っている。
『只今より、指紋を記憶させます』

そう言ってレバーに手をかけようとしているのは、脱走者・浜田だった!健は格闘の末、浜田を操縦室から追い出して突き落とし、レッドバロンは再び紅健のものとなった。

突き落された浜田はエスカルゴスに指令を出すと、集まってきたSSIと熊野警部に、気絶したフリをして、発見される。レッドバロンとエスカルゴスの戦いを一緒に見ながら、密かに指令を出す浜田。エスカルゴの連続砲撃にレッドバロンは苦戦する。

ロボットはどこで操縦しているのだろうか?
『見渡した所、それらしいヤツはいないな』

熊野警部が自分の目を一瞬疑った。浜田の破れた奴隷服の下から、金属板が見えていたのだ。浜田はロボットだった。彼自身が、エスカルゴスのコントロールマシンだったのだ。正体を見破られ、マリを人質に取って脅迫する浜田。だが女性といえども、マリも優秀なSSI隊員だ。

隙を見て、ひじ打ちを食らわして浜田から離れると、哲也が銃でとどめを刺した。コントロールマシンを失ったエスカルゴスは、ただの鉄の塊と化した。赤い一つ目ランプが消灯し完全停止したエスカルゴスに、アームミサイルとエレクトリッガーでとどめを刺すレッドバロン。

レッドバロンだけでは敵ロボットを倒すことはできない。SSIと熊野警部の協力が何よりも大きい。(終わり)


★★★★★★★★★★★★
外山監督の演出が光っている。映像で見ないと判らないのだが、脱走首謀者の浜田が犯人だと判ってからもう一度見ると、ポイントで浜田の視線がカメラ目線になって、(フフフ上手くいったと)視聴者に目で訴えているのがわかる。後で見ると、紅健が浜田にまんまと踊らされていたことがよく解る演出なのだ。だが、SSIメンバーと熊野警部の協力を計算に入れてなかったのが、浜田最大の誤算だったということだ。



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