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スーパーロボット レッドバロン(8)~ファイトレバー オン! [レッドバロン/デビラー編・1]

 野を越え 山越え 地の果てまでも
 悪を追跡 さぁ出動だ!
 ジェット噴射 アイアンホーク
 フルスピードで ブッ飛ばせ!
 地球を守れ! エス・エス・アイ ♬

第12話『この一撃に命を賭けろ!』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
特撮撮影;大岡新一
監督;高野宏一

◆鉄面党のデビラー博士は、ロボットを造るために帰国する小田切博士のことが、邪魔であった。小田切博士が設計したロボット・ジンライは、レッドバロンと互角の能力があるとされ、これがもし完成してしまえば、日本征服が遅れるからだ。

女性型ロボット・キラーQに、小田切博士暗殺命令を出すデビラー。キラーQは、SSIの中で射撃の腕前がピカイチの坂井哲也に、暗殺者の役をやらせようと考えた。

会社の女性秘書の姿に成りすましたキラーQは、車を買うふりをしてセールスマンに扮した坂井哲也を呼び出し、哲也を拉致して催眠音波でスナイパー(狙撃手)に仕立て上げてしまう。マスコミに帰国のことは一切公表せず、極秘裏に小田切博士を出迎えたSSIの健とマリは、車で博士を護送していた。

その情報を知る哲也は、護送ルート上のビルの屋上から小田切博士の左胸を撃ちぬき、殺害してしまう。催眠音波の流れるヘッドフォンをかけてスナイパーと化していた哲也。鉄面党にヘッドフォンを外され正常に戻った哲也は、自分の射撃の腕が鉄面党に利用されたことを知る。

責任を感じた哲也は、SSIのバッジをライフルの横に置いて現場から姿を消した。あの女の姿を追い求めて、単身街中へ消えていく哲也。

小田切博士狙撃事件の捜査を担当する熊野警部は、狙撃場所に哲也の指紋が付いたライフルが落ちていたことを、大郷チーフに知らせる。

あの女性秘書の姿をひとり追う哲也は、銀座の歩行者天国で見つけ、密かに後を付けるがまかれてしまう。最初におびき出されたオフィスビルに夜侵入したが、そこでも女に車で逃げられてしまう。哲也もジープで女の後を追い、夜中中走って砂利採掘場で車を降りる女。

砂利の山に登った女は、車を降りる哲也を上からライフルで狙う。そして女は、ピンク色のロングヘアに青い顔をしたキラーQの正体を現した。哲也は、女が人間で無いことが判ると、女を倒すためにライフルで狙撃した。

キラーQはエレキアマゾンを出撃させると、どこから来るのか、マジックハンドのような手だけが哲也を襲ってきた。SSI本部ではロボット出現情報をキャッチして、レッドバロンを出撃させた。

砂利採掘場に立つレッドバロンは、いきなり両足を地中からつかまれ、強く引き込まれて腰まで土に埋もれてしまった。

エレキアマゾンは、蟻地獄のように相手を地中に誘い込んで動けなくさせておき、溶解液で相手を溶かしてしまう攻撃を、得意としている。地中に潜んでいたエレキアマゾンが、地中でレッドバロンの両足をつかんだまま、身体を地上へ現した。

カエルの様な顔のエレキアマゾンの胸からホースが1本伸びて、身動きできないレッドバロンにシャワーのように溶解液を浴びせる。
『兄さんが造ったレッドバロンだ、溶解液に溶けるほどチャチじゃないぜ!』

だが、操縦席の後ろにある換気口から溶解液の匂いが入ってきて、せき込む健。酸素ボンベが利かなくなり、このままでは健は窒息してしまう。そのとき、哲也のライフルの一撃がエレキアマゾンの溶解液噴射口を破壊した。これで、もう溶解液は出ない。

溶解液ホースを破壊され、レッドバロンの両足をつかんでいるエレキアマゾンの手の1本が哲也を襲ってきた。5人のメカロボ(鉄面党戦闘員)が、哲也を狙っている。SSIの3人と熊野警部が援護射撃で哲也を助けると、哲也は手榴弾を投げてエレキアマゾンの手1本を破壊することに成功!

腰まで埋もれていたレッドバロンはジェット噴射で地中から脱出し、これで蟻地獄から解放された。エレキアマゾンも全身を地上に現して、二体のロボットは五分と五分に。レッドバロンよ、さぁ反撃だ!

エレキアマゾンの両手に電流が流され、スパークした両手でレッドバロンにつかみかかる。後方へ突き放されてダウンするレッドバロン。

だが、左右の胸付近から発射したバロンミサイルで反撃したあとに、右手のげんこつが上下に割れて中から飛び出すアームミサイルで、エレキアマゾンの両腕を吹き飛ばした。最後は、エレクトリッガーでとどめを刺した!

逃げるキラーQに、ライフルの照準を合わせる哲也。
『ヤツには借りが残っているんだ』

谷間に絶叫を響かせて、絶命するキラーQ。大郷チーフにライフルを手渡し、SSIを辞める意志を示して謝罪する哲也に、
『お前の勇気がレッドバロンを蘇らせたんだ』

大郷チーフはそう言って、SSIの隊員バッジを哲也に手渡すと、みんなが集まってきた。
『またみんなで一緒にやろうぜ、哲也!』 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
前回はマリにライトを当てての話。今回のそれは哲也であった。厳しいことをいえば、哲也は小田切博士を狙撃して、死に追いやっているから、復職はむずかしいんじゃないかなとも思えるが、まぁいいね!


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