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人造人間キカイダー ドラマ5 [キカイダー・ドラマ]

第37話から最終話までは、いわゆる「ハカイダー登場編」といえる内容です。宿敵ハカイダーの出現で、ドラマはますます混とんとして面白くなっていきます。


★★★★★★★★★★★★
第39話《父の仇ジロー全国指名手配》
原作;石ノ森章太郎
脚本;長坂秀佳
監督;永野靖忠
スタントマン;高橋健二(JAC)
オートバイスタント;室町健三 
特撮;特撮研究所

[前回までの話は・・・ハカイダーが、キカイダーに勝負を挑んできた。ハカイダーは、光明寺博士の脳を持つ悪の戦士だ。もしハカイダーを倒せば、光明寺博士の脳も死んでしまうのだ。一方、脳の無い光明寺博士の身体が、ダーク基地にカプセル保存されていることを知ったジロー。脳を傷つけることなく、ハカイダーを倒す方法はあるのか?一体どうする、キカイダー?!]


◆キカイダーは、ここは何とか逃げようとするが、ハカイダーショットがキカイダーを狙っているため、下手に敵に後ろを見せられない。
『俺は敵に後ろを見せる奴は、許せん性分でな!飛び道具は使いたくないが、逃げるなら撃つ!』

ハカイダーは宙を飛んで、「月面飛行蹴り」をキカイダーに見舞う。続けてジャンプすると、クロスさせた両足でキカイダーの頭をはさんで地面に叩きつける「ギロチン落とし」を炸裂させた。

フラフラになりながら、ようやく立ち上がるキカイダー。
『そうだ、キカイダー死ぬなよ。簡単に死んでは、楽しみが無い!』

だがキカイダーもやられっ放しではない。ジャンプしたキカイダーは、ハカイダーの周囲を高速で飛びながらパンチとキックを連続的に繰り出す、「銀河ハリケーン」で反撃に出た。ハカイダーはこの技に対応できず、崖下に落ちていった。

ハカイダーを傷つけることなく、キカイダーはハカイダーから逃げることに成功した。

街中を歩いていたミツ子、マサル、ハンペンは、交番の掲示板にジローの指名手配書が貼られているのを見かける。全国に指名手配されたジロー。

ダークが送りこんだロボット“アンコウブラウン”は、子供達を誘拐して洗脳し、ダークの戦士として働かせようと企んでいた。釣り竿の先にぶら下げたちょうちんのように、身体の左右にぶら下がっている七色の光を見た人間は、誘い出されて催眠にかけられてしまうのだ。

夜、学習塾で勉強している少年達が、闇の中に光る七色の光を見ておびき寄せられ、次々と催眠にかけられてダーク基地に連れて行かれる事件が発生する。

ある時、連れて行かれた少年の中に、完全に催眠にかからなかった少年が一人いた。彼はダーク基地内を歩いているうちに催眠から醒めると、みんなと同じ方向に歩きながら、隙をみて逃げ出した。

逃げ出した少年を追うダークの戦闘員達。マントで顔を隠しながら、少年を探し回る。少年は人通りの多い道に逃げ込み、偶然すれ違ったジローたちに助けを求めた。ジローは追われる身だが、少年の話を聞いてすぐにダブルマシンに乗せると、ダーク基地へと向かった。

”光明寺博士の首を絞めるジローの写真”を見たマサルは、ジローを父の仇と思いこんでいる。サブローは、そんなマサルにデスホイッスルを渡す。このホイッスルから出る特殊光線は、あらゆる機械の動きを止める働きがある。

今度ジローに出逢ったら、この特殊光線をジローに当てたままホイッスルを吹け。そうすれば、ジローをやっつけてやると約束するサブロー。マサルは心が揺れながらも、感謝の言葉を吐くのだった。
『ありがとうサブロー。ジローはお父さんの仇だもんね』

ジローは追いかけてくるパトカーを振り切って、ダブルマシンでダーク基地へと疾走する。途中アンコウブラウンと戦闘員達に襲われ、戦闘になる。その上ギルの笛の音が、ジローを激しく苦しめる。

だが、ジローのパンチを受けて吹っ飛んだ戦闘員が、近くに停めてあったダンプカーにぶつかり、そのショックでレバーのスイッチが入って、積んであったジャリ石が地面に落ちてきた。ジャリ石の落ちる音がギルの笛の音を消し去った時、ジローはキカイダーにチェンジした! 

少年と共にダブルマシンに乗ったキカイダーはその場を脱して、ダーク基地へと向かう。ハカイダーが、バイクで後からミサイル攻撃をしかけてくるが、なんとか振り切って逃げ切る。

ダーク基地の場所を知る少年と一緒に基地に侵入して、捕虜の少年たちを助けだしたキカイダー。地上に逃げたキカイダーと捕虜の少年たちの前に、アンコウブラウンが立ち塞がる。口から強力な火焔を吐くアンコウブラウンに、苦しめられるキカイダー。

だが消防士姿のハンペンが突如現れて、消火器でアンコウブラウンの火炎を消してしまう。アンコウブラウンは、「アンコウ脳天砕き」でキカイダーの頭部をくわえ込んで噛み砕こうとするが、キカイダーはこれを外すと、「銀河ハリケーン」でアンコウブラウンにとどめを刺した。

洗脳されようとしていた少年たちを助けだしたジローだったが、マサルが警察に通報した為、警官隊がすぐそこに迫っていた。密かに現場を去るジロー。だが助け出された少年たちは、感謝の気持ちで手を振りながら、ジローのうしろ姿を見送っていた。 (つづく)

ドラマ6へ、進んでください


★★★★★★★★★★★★
なぜだか、当時一世を風靡した「ラッキーセブン」というお笑い芸人が、警察官役でこの回に出演している。関たけし氏とポール牧氏の二人組だった。面白くて人気があったからだろうが、特撮番組に出るのは珍しいことではないかなぁ。

やりとりを紹介すると、
ハンペンが交番に入ろうとすると、中から出て来て
関警官;「なんかようか?」
ハンペン;「ここのかとおか!」
ポール警官;「じゅういちにち、じゅうににち!」
と言って、三人で笑うシーンがある。このあとに、関警官がポール警官をド突くと、歩いてきたミニスカートの女性の足にポール警官がしがみついて、なかなか離れないというシーンもある(笑)



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