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帰ってきたウルトラマン(50) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/グラナダス&ケンタウルス星人の巻 [新マン座談会・3]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、聞き手の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。
第30弾は、事件で知り合った美しい女性、茜(あかね)に恋をしてしまう岸田隊員。だが彼女は、岸田が開発した超遠距離レーダーを破壊するために地球にやって来たケンタウルス星人だった・・・。第44話『星空に愛をこめて』を取り上げます。

脚本;田口成光、 監督;筧 正典、 特殊技術;真野田陽一

◆ある晩、MATの郷と岸田は青い炎に焼かれる車の中で、女性が助けを求めている現場に遭遇する。茜(あかね)という名の女性を車から助けだし病院へ運んだ岸田は、それ以後彼女を心配して、毎日のように病院通いをする。

岸田は美しい茜に恋をし、茜も親切な岸田に好意を寄せるようになっていく。ある日、岸田がMAT隊員で超遠距離レーダーの開発者であることを知る茜。それを知った茜は苦悩し、岸田を遠ざけるようになる。郷は病院で茜に面会し、彼女が宇宙人であることを見破る。

茜は、自分の星を裏切って怪獣に襲われたこと、超遠距離レーダー破壊の目的で怪獣と共に地球にやって来たことを告白する。ついに怪獣グラナダスは、超遠距離レーダーを破壊する為にレーダー基地付近に出現する。ウルトラマンが現れて怪獣に立ち向かうが、苦戦を強いられる。茜は怪獣を倒すため、岸田にすべてを告白したあと、岸田の目の前で・・・。


★★★★★★★★★★★★
聞き手;
「今回は、メロドラマですな。地球人と宇宙人との恋愛。人間の姿のままだと愛し合っていても、宇宙人本来の姿に戻った時、はたして愛は続くかっていう」

きくち氏;
「難しいね(笑)」

聞き手;
「この岸田隊員がいい味出してます。ちょっとイヤなやつ。俳優の西田健さんは、最近でもよく出てますよね。 あっ、変身だ!」

《爆発の中、逃げるウルトラマン》
きくち氏;
「今、あわてて逃げた。情けない(爆笑)」

聞き手;
「素に返ってましたね。編集でこの後の部分を見たいですよね」

《茜がケンタウルス星人に変身》
聞き手;
「これじゃあなぁ~、帰るよ(笑)」

きくち氏;
「所詮、宇宙人と地球人は結ばれない(笑)」

聞き手;
「この宇宙人の造形がもっと良かったらいいのにね。テーマ的には良かったですけど。だけど筧・石堂コンビがこれやってたら、人間のまま巨大化してくれたんじゃないかな。でもこりゃな、ウルトラマンも、もう知らないって。 この次郎君てのは、今30歳(*)くらいでしょうね。彼とは当時、話されたことはあったんですか?」
*座談会は平成7年頃に行われた

きくち氏;
「現場では無かったな。特撮の方には来ること無かったし。京本政樹ちゃんと対談した時、この人とは連絡がつかないってことだったね」

聞き手;
「僕の友達にもウルトラマンに出たヤツがいたけど、人気者でした。『ウルトラマンに会わしてやろうか』とよく言ってた(笑)」

きくち氏;
「遠矢、ここ工夫しているよ。ここ、ちゃんと火と火をつないでるね。こういう前に出っぱった怪獣、やりにくいんだよネ」

聞き手;
「こののち、フェミゴンという怪獣も出ますが、あれもやりにくかったんでは?」

きくち氏;
「そうね」

聞き手;
「デザイン的にも、奇をてらおうとして限界に来ている。ウルトラマンの背中のヒレが、デカい。最近のやつは、ヒレでかくないですよね」

《茜の墓に参る隊員一同》
聞き手;
「この墓は、岸田が建てたんでしょうかね?」

きくち氏;
「そうだろうね。やっぱり、忘れられなかったんだろうね」


★★★★★★★★★★★★
筆者は、この茜さんのことが気になっていました。好きなタイプだったんですよね。ただし再放送のときから、ね。このタレントさん、「井波ゆき子さん」とおっしゃいます。どこかでみたことあるなぁと思って調べてみたことがあって、かつて「ルックルックこんにちは」という番組で、レポーターをやっていた方だということが判ったんです。現在は、心理カウンセラーとしてご活躍されているとのことです。


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