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戦え!ぼくらのミラーマン(12)・改 [ミラーマン・ドラマ2]

第26話《ミラーマン・絶体絶命!》
監修;円谷 一  
脚本;山浦弘靖  
特殊技術;矢島信男  
監督;鈴木俊継

ナレーション;地球防衛軍の頭脳として、度重なるインベーダーの侵略と闘ってきたSGM。 ここSGM研究所にも、ついに最期の瞬間が訪れようとしていた・・・。地球上空に謎の飛行物体が接近していた。SGM研究所の上空に黒雲が立ち込め、宇宙怪獣スネークキングが出現した。

研究所の窓ガラスを破って、ヘビの顔をした手が奥深く侵入していく。くつろいでいた御手洗博士と娘の朝子は、急ぎ地下にあるSGM本部へと逃げてきた。だが、スネークキングの魔の手は地下のSGM本部の壁を炎で焼き、本部に集まっていたメンバーたちに襲いかかってきた。

電話もつながらず外部との連絡が途絶え、大爆発するSGM本部。スネークキングはそれを見届けると、どこかへ飛び去って行った。京太郎は事件の一報を聞いて急ぎSGM研究所へ向かったが、そこで見たものは破壊つくされた研究所の残骸であった。

御手洗博士をはじめ、SGMメンバーの行方は知れなかった。
『先生とSGMの皆さんの仇は、ボクが必ず取ります』 
強く心に誓う京太郎。

破壊されたSGM本部の上空にインベーダーの円盤が出現して、最後通告をしてきた。
『今から3時間後に、スネークキングを使ってまず東京に総攻撃をかける。命が大事ならば、国会議事堂に白旗をあげて降伏せよ』

ミラーマンには、変身して鏡の世界にいる間、ほんのわずかだが無防備になる一瞬がある。インベーダーはその弱点を突いて、ミラーマンに恐ろしいことをしようとしていた。航空防衛隊本部付近に怪獣スネークキングが現れたことが分かり、京太郎は新聞社デスクの指示で現場へ向かうところだった。

車を運転している京太郎に、対向車のダンプカーが突っ込んでくる。間一髪、京太郎はミラーマンに変身した。だが、これはワナだった。インベーダーは、変身後の鏡の世界にいるミラーマンを閉じ込めてしまう。呼吸ができずに苦しむミラーマンは、そのまま気を失ってしまう。

手術台に寝かされたミラーマンの腹部に、インベーダーたちは「エネルギー時限爆弾」を埋め込んだ。これは、ミラーマンが戦闘によってある程度エネルギーを使うと、時限装置が働いて爆発する爆弾であった。

怪獣と闘いながら、いつ爆発するかわからない爆弾の恐怖とも戦わなければならない運命を背負うことになったミラーマン。変身を解かれ、事故現場に横たわる京太郎。意識を失った京太郎が病院に運ばれ手当てを受けている間に、予告された3時間の経過は刻々と迫っていた。

京太郎が目を覚ましたとき、あと2分と迫っていた。京太郎がミラーマンに変身しようとしたそのとき、父の声が聞こえた。
『インベーダーは、お前の体にエネルギー時限爆弾を仕掛けた。変身してはいかん!』

それでも京太郎は変身する。亡くなった御手洗博士やSGMメンバーたちの弔い合戦をしなければならないからだ。父の制止を振り切り、ミラーマンに変身した京太郎はスネークキングに向かっていった。だが、父から聞いた体の中の爆弾のことが気になり、思うように戦えない。

シルバークロスを使ってエネルギーが消耗してしまったら、爆発してしまうかもしれないと考えたら、思いきれなかった。そうしているうちにも戦いは長引いていき、エネルギーだけは消耗していく。すると父の声が響き、ベルトにカラータイマーが装着された!

『京太郎、このベルトのカラータイマーが赤になったら気をつけろ!』
父に感謝すると、ミラーマンは全力でスネークキングに立ち向かっていく。ミラーナイフで両手を切り落としとどめを刺そうとしたとき、地中から新手の怪獣ハリゴジラが出現した。

ハリゴジラの右腕に生えている巨大な針を投げて、ミラーマンに襲いかかってきた。ハリゴジラの右腕の針は再生されるため、連射してミラーマンを攻撃してくる。二大怪獣に挟まれて苦戦するミラーマン。ベルトのカラータイマーが、赤色に点滅をはじめた。

ミラーマンには、もう戦うだけのエネルギーが残っていない。と、そのとき空の彼方から謎の巨大戦闘機が現れ、怪獣たちにミサイル攻撃を浴びせた。ミラーマンは地面に刺さったままのハリゴジラの巨大な針を二本抜くと、スネークキングに向けて素早く投げた。

急所に針が突き刺さり、地響きを立てて絶命するスネークキング。ハリゴジラは謎の戦闘機のミサイル攻撃に怖気づいて、地中深く逃げてしまった。現れた敵の司令船をも撃破すると、謎の巨大戦闘機はいずこへと飛んで行ってしまった。

変身を解いて京太郎に戻ったミラーマンは、御手洗博士とSGMを失った悲しみと、体に埋められた時限爆弾の恐怖とで、心も体もズダズタだった。だがミラーマンは、これから一人で侵略者と闘っていかねばならない。また、ミラーマンを助けたあの巨大戦闘機は何者だろうか?(つづく)


★★★★★★★★★★★★
冒頭からSGMが破壊されてしまうというショックと、中盤でミラーマンに時限爆弾が埋め込まれて弱点ができるという新展開が、見ている者を飽きさせない。ミラーマンを助けた謎の戦闘機の出現とSGMの行方が、次回へ期待をつなぐ。以前に宇宙から巨大ミサイルでSGM本部を狙う話があったが、緊迫感はあちらの方がある。今回は、番組のテコ入れのための娯楽編といえる内容。SGMもミラーマンもサナギが蝶になるがごとく大転換をして、SGMはより強く、ミラーマンはより弱く?なることにより、番組は面白さを増していく。



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