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インドの山奥で修業した男!レインボーマン(4)~キャッツアイ作戦編~ [レインボーマン・ドラマ]

第4話《マカオの殺人ショウ》

原作;川内康範
脚本;伊東恒久
特殊技術;有川貞昌
監督;山田 健

ヤマトタケシは、妹・みゆきの足の手術代とどんぐり園が抱える借金を返済してもまだ余りある5万ドルという賞金を手に入れるために、マカオで行われる賭け試合に出場することに決めた。

今タケシは、プロモーターのカリモスと共に、飛行機の中にいた。しかし、このマカオの賭け試合には身も凍るような恐怖のワナが待っていることを、タケシは知らなかった。

同じ頃、マカオの秘密の場所では、地下組織の秘密会議が開かれていた。死ね死ね団と呼ばれる、黄色人種の中でも特に日本人を忌み嫌う秘密組織であった。彼らは日本国を潰し、日本人を根絶やしにするためには、何でもやる組織だ。

彼らのリーダーは、サングラスに白髪の男、ミスターK。国籍・年齢不詳のこの男が、死ね死ね団のボスである。日本人皆殺し作戦を実行するために、人間を凶暴化させる薬・キャッツアイを使った「キャッツアイ作戦」の開始を、ミスターKはメンバーへ明言した。

マカオで行う賭け試合は、キャッツアイを実験するためのものだ。タケシは、カリモスに騙されていたのだった。まだ試合には時間があるからと、タケシに街中の見物を勧めるカリモス。

タケシは街中をぶらぶらしている途中で、チンピラに襲われている娘・サクラとその弟・ロコを助ける。命を助けられたふたりはタケシに恩を感じ、同じ日本人として心を通い合わせる。タケシは、このふたりからマカオで行われている殺人ショウのウワサを聞く。

謎の秘密組織がその殺人ショウを行っているらしいことを、サクラは話してくれた。ロコは、カリモスの評判の悪さをよく知っており、タケシがカリモスの車で出かけていく所を目撃したロコは、姉のサクラと共にタケシの後を追う。

ホテルに着き、試合前の食事でカリモスがタケシの酒グラスの中にキャッツアイを入れるのを目撃したロコ。乾杯の合図でそれを飲もうとするタケシのグラスを、パチンコで狙って壊してしまう。タケシはグラスを割ったパチンコ玉を見て、ロコの仕業だと気付く。

キャッツアイを飲ませることができなかったタケシを、仕方なくそのまま試合会場へ車で連れて行くカリモス。一方、秘密の場所で行われる殺人ショウは、鉄の柵で囲ったリングというデスマッチ形式で、中にはすでに凶暴化した黒人レスラー・バッファローがいた。

彼は、キャッツアイを飲ませられていたのだ。この「死のショウ」は、キャッツアイ作戦の実験だったのだ。そしてリングの周りには、酒を飲みながらこの試合を眺めている白髪でサングラスの紳士と、マスクを被った男たちがいた。

タケシは目隠しをされてここへ連れてこられ、檻の中に入れられた。目隠しを取ったタケシの視界に入ったものは、異常に興奮したバッファローと鉄柵の外にいる謎の男たちの姿だった。
『これが死のショウか! それにあの男たちは、一体何者なんだ?!』 

そう思う間もなく、タケシに襲いかかるバッファロー。応戦するタケシ。ふたりの力が拮抗していたため、白髪の男・ミスターKは武器をやるように指示を出した。先の尖った武器がリング内に入れられ、バッファローに取られた武器で怪我をするタケシ。

しかもタケシの足には鎖がつながれ、自由がきかず絶体絶命のタケシ。カリモスの車のトランクに隠れてこの会場へ来たロコとサクラ。ロコは天井からパチンコでバッファローの腕を狙って、タケシの危機を救う。

タケシの首を絞めにかかったバッファローは、しかし次の瞬間、バタッと倒れてしまう。薬が切れてしまい意識を失ったのだ。
『しまった!薬が切れたか・・・』

ミスターKは仕方なく実験の中止を宣言し、タケシを殺す指示を出して席を立とうとした。タケシはこのチャンスに、レインボーマンに化身する。驚くミスターK達。仮面の男たちは一斉にレインボーマンに向け銃を撃つが、バリアで銃弾を弾き飛ばすレインボーマン。

驚くミスターK達は、カリモスに後の処置をすべて任せて姿を消してしまう。カリモスは鉄柵に高圧電流を流して黒焦げにする作戦を取るが、空中に静止したレインボーマンはダッシュ2に化身して、火炎の術で柵を破り脱出に成功する。

タケシは逃げるカリモスに追いつき、謎の連中の正体をたずねるが、口封じのためにカリモスは銃で殺されてしまう。タケシを助けてくれたロコが、秘密組織に捕らえられてしまった。

急いでレインボーマンに化身してロコを助けたいタケシだったが、ヨガの眠りが襲ってきて猛烈に眠い。レインボーマンの活動エネルギーは、今ここに尽きてしまっていた。   (つづく)


★★★★★★★★★★★★
サクラとロコの父は新聞記者で、地下組織の尻尾を掴みかけて殺されてしまったという告白がされる。タケシの父が、そのサクラの父と一緒にいたような気がするという話を聞き、タケシはこの賭け試合に行くことを決意する。

ひょっとしたら、このマカオの殺人ショウに父・一郎が関わっているかもしれないと思ったのだ。この回でタケシの父が新聞記者で、東南アジアへ取材中に行方不明になったことが語られる。


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