ロボット刑事(6) [ロボット刑事・ドラマ]
第10話「バドーの皆殺し作戦!!」
(前回から続き)
葉山博士の開発した新型超音速ジェット旅客機あすか号の設計図とその家族を守るケイたちは、死闘の末にバドーのスパイロボット・コシカケマンを倒すが、新手のハリサスマンが現れて息子の葉山良一はさらわれ、ケイもハリサスマンの毒針で目をやられてしまった。
視覚回路の交換には24時間かかるため、待っていられないケイは一時的な回復修理をマザーロボットに願い出る。しかし、それはいつ見えなくなるか分らないという、時間との勝負でもあった。
オダとその手下の男は逮捕していたため、芝刑事と新條刑事は手下の男をまず取り調べ、その結果、黒幕は別にいることが判った。しかしその黒幕の名前をしゃべる直前、ハリサスマンに取調室内で殺害されてしまう。
もう一人の手がかりのオダを取り調べていたが、手下の男がバドーに殺害されたことを知り、口を割ろうとはしなかった。
一方、葉山博士はコシカケマンに電流を流されたショックによる一時的な記憶喪失症と診断され、警察病院に入院していた。オダの手下の男が口にしていた「社長に頼まれて」という言葉だけでは、主犯を絞ることはできない。オダは取り調べではいっさい口を割らず、留置場で頑張るばかり。
刺客ロボット・ハリサスマンがオダのいる留置場に現れて、主犯の男が直接バドーと契約したためオダは用無しだと告げると、口封じのために殺害してしまう。
アジトでは、顔を見られぬよう仮面をつけた黒幕が、葉山良一に設計図の隠し場所を問いただすが、良一は答えようとしない。実は良一も隠し場所を知らないので、答えようがなかったのだ。
バドーは入院中の葉山博士をハリサスマンに誘拐させて、良一の目の前で痛めつけて設計図の隠し場所を吐かせようと画策する。だがケイは、博士の寝間着に入れておいた反射板の電波を追って、博士の居場所を特定することに成功した。
仮面を付けた黒幕は、良一に設計図の隠し場所を言わせるため、葉山博士にもう一度電流を流した。しかしそのショックで、葉山博士は正気を取り戻す。今度は良一を攻めて、正気の葉山博士に設計図の隠し場所を言わせようとする、仮面の黒幕とハリサスマン。
だが間一髪、ケイたちがアジトへ乗り込み、無事に博士と良一を救いだすことに成功する。新條刑事は逃げた仮面の黒幕を追いかけるが、ビルの谷間に逃げられてしまう。だが良一は黒幕の仮面を蹴飛ばして、その男の顔を見ていた。
警察へ帰って、良一に仮面の社長の素顔を前科のある社長の写真の中から探させるが、見つからなかった。
芝;『すると社長って男は、前科が無いということになるな・・・』
バドーのアジトでは、黒幕の社長がバドーへ哀願していた。
黒幕;『バドー、あの小僧に顔を見られた。小僧を殺してくれ!』
バドーは契約者の安全を守るため、ハリサスマンに葉山良一を殺害するよう命令した。学校の登校時を狙って、ハリサスマンが良一を狙ってきた。間一髪、ケイの緊急ランプが危険を知らせると、正体を見破るケイ。
ケイとハリサスマンとの戦いのさなか、良一は走り去る黒い車の運転手の顔が、黒幕の社長であることを確認する。
良一;『ケイさん、あの車に社長が!』
ケイはハリサスマンを弾き飛ばすと、良一をジョーカーに乗せて、黒い車を追跡した。車のナンバーから、黒幕の正体は、日の出商事という超一流会社の黒沼社長であることが判明する。任意出頭で黒沼社長を連行しようとしたところ、わずかな隙をついてハリサスマンに殺害されてしまった。
ケイはすぐに後を追うと、赤い目の戦闘モードに変わって背広を脱ぎ捨てた。
『ゴー!!』
ハリサスマンは、なかなか強い。戦闘のさなか、ハリサスマンの投げた爆弾が爆発し、そのショックで応急処置の視覚回路が切れてしまった。
ケイ;『目がみえない!』
ハリを使って串刺しを狙うハリサスマン。必死によけるケイ。ハリサスマンは両耳からモリのように発射されたハリで、再びケイの両目をつらぬいた。釘づけにされたケイであったが、それはケイにとってはチャンスだった。この目に刺さったハリの先には、ハリサスマンがいる。
ケイは迷うことなく、必殺の破壊銃を見舞う。大爆発して粉々になるハリサスマンであった。良一の小学校の教室。芝、新條の両刑事と良一の担任の先生に、設計図の隠し場所を公開する葉山博士がいた。良一が工作の宿題で作った「粘土細工のロボット刑事」の中に、それは隠してあったのだ。
その隣では、児童たちがケイをぐるっと囲み、モデルにして粘土細工を作っていた。あちらこちらからケイに声がかかる。
児童;『ロボット刑事、こっち向いて!』
子供達の声がかかる方向にあちこち向くケイは、汗もかいてないのにハンカチで顔を拭っていた(笑)
(おわり)
★★★★★★★★★★★★
芝刑事役の高品 格氏といえば、刑事そのものというイメージがある。残念なことに、1994年3月に心不全のため死去。満75歳没。
特撮番組に出演した回を拾ってみると、
・ウルトラマンA
第12話「サボテン地獄の赤い花」
・快傑ライオン丸
第37話「狙われた男 怪人トドカズラ」
・ファイヤーマン
第25話「帰る星なき宇宙人」
・恐怖劇場アンバランス
第13話「蜘蛛の女」
など。ロボット刑事は1973年の作品であり、有名な大都会(石原プロ / NTV /丸山米三刑事)シリーズは、1976年から始まる。従って、3年前の「ロボット刑事」の芝大蔵役を見て、刑事にピッタリの高品氏を見初めて(笑)、大都会シリーズに呼んだということかもしれませんね!
改めまして、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌
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(前回から続き)
葉山博士の開発した新型超音速ジェット旅客機あすか号の設計図とその家族を守るケイたちは、死闘の末にバドーのスパイロボット・コシカケマンを倒すが、新手のハリサスマンが現れて息子の葉山良一はさらわれ、ケイもハリサスマンの毒針で目をやられてしまった。
視覚回路の交換には24時間かかるため、待っていられないケイは一時的な回復修理をマザーロボットに願い出る。しかし、それはいつ見えなくなるか分らないという、時間との勝負でもあった。
オダとその手下の男は逮捕していたため、芝刑事と新條刑事は手下の男をまず取り調べ、その結果、黒幕は別にいることが判った。しかしその黒幕の名前をしゃべる直前、ハリサスマンに取調室内で殺害されてしまう。
もう一人の手がかりのオダを取り調べていたが、手下の男がバドーに殺害されたことを知り、口を割ろうとはしなかった。
一方、葉山博士はコシカケマンに電流を流されたショックによる一時的な記憶喪失症と診断され、警察病院に入院していた。オダの手下の男が口にしていた「社長に頼まれて」という言葉だけでは、主犯を絞ることはできない。オダは取り調べではいっさい口を割らず、留置場で頑張るばかり。
刺客ロボット・ハリサスマンがオダのいる留置場に現れて、主犯の男が直接バドーと契約したためオダは用無しだと告げると、口封じのために殺害してしまう。
アジトでは、顔を見られぬよう仮面をつけた黒幕が、葉山良一に設計図の隠し場所を問いただすが、良一は答えようとしない。実は良一も隠し場所を知らないので、答えようがなかったのだ。
バドーは入院中の葉山博士をハリサスマンに誘拐させて、良一の目の前で痛めつけて設計図の隠し場所を吐かせようと画策する。だがケイは、博士の寝間着に入れておいた反射板の電波を追って、博士の居場所を特定することに成功した。
仮面を付けた黒幕は、良一に設計図の隠し場所を言わせるため、葉山博士にもう一度電流を流した。しかしそのショックで、葉山博士は正気を取り戻す。今度は良一を攻めて、正気の葉山博士に設計図の隠し場所を言わせようとする、仮面の黒幕とハリサスマン。
だが間一髪、ケイたちがアジトへ乗り込み、無事に博士と良一を救いだすことに成功する。新條刑事は逃げた仮面の黒幕を追いかけるが、ビルの谷間に逃げられてしまう。だが良一は黒幕の仮面を蹴飛ばして、その男の顔を見ていた。
警察へ帰って、良一に仮面の社長の素顔を前科のある社長の写真の中から探させるが、見つからなかった。
芝;『すると社長って男は、前科が無いということになるな・・・』
バドーのアジトでは、黒幕の社長がバドーへ哀願していた。
黒幕;『バドー、あの小僧に顔を見られた。小僧を殺してくれ!』
バドーは契約者の安全を守るため、ハリサスマンに葉山良一を殺害するよう命令した。学校の登校時を狙って、ハリサスマンが良一を狙ってきた。間一髪、ケイの緊急ランプが危険を知らせると、正体を見破るケイ。
ケイとハリサスマンとの戦いのさなか、良一は走り去る黒い車の運転手の顔が、黒幕の社長であることを確認する。
良一;『ケイさん、あの車に社長が!』
ケイはハリサスマンを弾き飛ばすと、良一をジョーカーに乗せて、黒い車を追跡した。車のナンバーから、黒幕の正体は、日の出商事という超一流会社の黒沼社長であることが判明する。任意出頭で黒沼社長を連行しようとしたところ、わずかな隙をついてハリサスマンに殺害されてしまった。
ケイはすぐに後を追うと、赤い目の戦闘モードに変わって背広を脱ぎ捨てた。
『ゴー!!』
ハリサスマンは、なかなか強い。戦闘のさなか、ハリサスマンの投げた爆弾が爆発し、そのショックで応急処置の視覚回路が切れてしまった。
ケイ;『目がみえない!』
ハリを使って串刺しを狙うハリサスマン。必死によけるケイ。ハリサスマンは両耳からモリのように発射されたハリで、再びケイの両目をつらぬいた。釘づけにされたケイであったが、それはケイにとってはチャンスだった。この目に刺さったハリの先には、ハリサスマンがいる。
ケイは迷うことなく、必殺の破壊銃を見舞う。大爆発して粉々になるハリサスマンであった。良一の小学校の教室。芝、新條の両刑事と良一の担任の先生に、設計図の隠し場所を公開する葉山博士がいた。良一が工作の宿題で作った「粘土細工のロボット刑事」の中に、それは隠してあったのだ。
その隣では、児童たちがケイをぐるっと囲み、モデルにして粘土細工を作っていた。あちらこちらからケイに声がかかる。
児童;『ロボット刑事、こっち向いて!』
子供達の声がかかる方向にあちこち向くケイは、汗もかいてないのにハンカチで顔を拭っていた(笑)
(おわり)
★★★★★★★★★★★★
芝刑事役の高品 格氏といえば、刑事そのものというイメージがある。残念なことに、1994年3月に心不全のため死去。満75歳没。
特撮番組に出演した回を拾ってみると、
・ウルトラマンA
第12話「サボテン地獄の赤い花」
・快傑ライオン丸
第37話「狙われた男 怪人トドカズラ」
・ファイヤーマン
第25話「帰る星なき宇宙人」
・恐怖劇場アンバランス
第13話「蜘蛛の女」
など。ロボット刑事は1973年の作品であり、有名な大都会(石原プロ / NTV /丸山米三刑事)シリーズは、1976年から始まる。従って、3年前の「ロボット刑事」の芝大蔵役を見て、刑事にピッタリの高品氏を見初めて(笑)、大都会シリーズに呼んだということかもしれませんね!
改めまして、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌
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