SSブログ
UFOと宇宙人2 ブログトップ
- | 次の5件

異星人の訪問目的(任務)・終 [UFOと宇宙人2]

この宇宙に地球外生命体が存在するならば、どこにいるのか。この疑問を提起したのは、20世紀を代表する科学者E・フェルミだという。

第2次世界大戦の数年後、フェルミはアメリカのロスアラモスで友人と空飛ぶ円盤の話をしていた。原子爆弾を製造するマンハッタン計画に参加した有名な物理学者である。彼は、地球外生命体の話の中で突然、「その生命体はどこにいるんだ?」と言い出した。

この銀河系のどこかに文明社会があるとしたら、1億年前に現れて銀河系のあちこちに散らばる時間は十分にあっただろうと、彼は言ったという。この「フェルミのパラドックス」として知られているのは、計算上宇宙人は存在するが、それを証明できるほどの証拠が無いという矛盾のことである。

今日に至るまで、古代宇宙飛行士説の支持者がこれが宇宙人の証拠ですと言っても、科学者たちは見向きもしなかった。真剣に取り扱わなかったのである。

『地球外生命体探査プロジェクト(SETI計画)という50年間に渡って実行中の計画がありますが、まだこれまでに電波望遠鏡による地球外生命体の証拠となる電波はつかめていません。フェルミのパラドックスに突き当たっているのです。もしいるのなら、なぜ地球外生命体に電波が届かないのでしょう?とても届いているようには思えません』
こう指摘するのは、ノートルダム大学名誉教授のM・クロウ氏である。

1973年にMIT(マサチューセッツ工科大学)宇宙物理学のJ・ボールは、動物園仮説でフェルミのパラドックスに反論した。動物園仮説とは、我々が地球という動物園の中にいて、宇宙人はそれを放っておいているだけだという仮説のことである。

地球外生命体は地球に人類がいることを発見したが、姿を見せないことに決めたのである。動物園で動物を見るように、人類を観察することにしたというのだ。
IMG_0804.jpg
もし今、異星人が監視しているとするなら、彼らはどこにいるのか。それは、宇宙空間にある「ラグランジュ点」だと信じている者もいる。数学者で天文学者でもあるJ・ラグランジュが1772年に発見し、その名にちなんで命名された点である。
IMG_0805.jpg
ラグランジュ点とは、人工衛星を打ち上げた時に、太陽と地球、月のうちの二つの天体間で力のバランスが等しく取れる点のことで、計算上は5つある。

例えれば、シーソーに重さの異なる二人が乗った時にバランスが取れる点というイメージである。そこへ人工衛星を打ち上げれば、天体の公転周期に同期させて推進力が無くても動いていく。

ラグランジュ点なら、宇宙船を隠しておけるかもしれないと言われている。バランスが合えば特に何もしなくていいので、身を任せればいいのである。

『もし地球外生命体がこれまでに太陽系を訪れているなら、そういった特定の場所に無人観測宇宙船を置いて、我々を観察するなり記録するなりしているでしょう。ここで言いたいのは、これは古代宇宙飛行士説の観点から出た話ではなく、大学教授や天体物理学者たちから定義された話だと言うことなのです』
こう話すのは、ジョルジョ・ツォカロス氏である。

異星人との遭遇が無い理由を、J・ボールはジャングル仮説に基づいて説明している。ジャングルにいる蟻を例にとると、蟻たちはどんなにたくさんいようと、ジャングルの中で人間を見る機会は非常に少ない。

人間は隠れるつもりなど一切無いにも関わらず、である。このジャングルに住む蟻たちを人類、人間を地球外生命体だとすると、地球外生命体は蟻たちに興味を示さないから接触しない(=会う機会がない)のだということになる。

動物園仮説もジャングル仮説も、地球外生命体は人類を観察してはいるが、今は距離をおいているという仮説である。だが、異星人の任務が我々に気付かれない方法で人類の社会を統一することだとしたら、異星人は今も人類に混じって生活しているのかもしれない。

古代宇宙飛行士説によると、宇宙人が飛来するわけは様々だ。採掘に繁殖、征服。また、ただの探検など。知らないことがあれば、行って確かめたいと思うのが人の常である。月を見れば、そこへ行っていろいろ調査してみたいと思うものだ。

宇宙人も我々と同様なら、実際に行ってみたいと思うのではないだろうか。進化していればいるほど、好奇心は旺盛ではないだろうか。

この銀河系で、宇宙を旅できるのは人類だけだなんて、なんともおこがましい考えだ。この広大な宇宙の中で、知能を持って外の世界を探検したいと思うのが我々だけだとしたら、何とも残念なことではないだろうか。

作家のデビッド・チルドレス氏はこのように言っている。
『古代宇宙飛行士説論者たちによれば、過去に彼等がやって来て、いろいろなことをしてから自分の惑星に帰ったのです。地球外生命体が来て、そのまま居座っているという証拠もあります。彼等は、地球のどこかに拠点を置いているのです。海の中か山の中、南アメリカでは湖の中から、たくさんのUFOが出てくると言った話が強く根付いているのです。チチカカ湖か、ペルーやボリビアにある湖、又は南アメリカのどこかに、水中基地か地下基地のようなものがあるのです』

IMG_0806.jpg
アポロ計画で司令船が月に衝突した時、内部が空洞であるかのように、鐘が鳴るような音が何時間も続いたとNASAが話しているという。たくさんのクレーターの中には底の部分が見えないものもあるため、それは月の内部につながる入口ではないかと言う研究者もいる。
IMG_0808.jpg
月に関する謎は、知れば知るほど深まるばかりである。もしかすると月は、他の太陽系から地球の軌道に乗せるため、運ばれてきたのかもしれない。
IMG_0809.jpg
作家デビッド・チルドレス氏は語る。
『生物学者は、月が無ければ地球上の生物は存在しなかったと言います。月が起こす潮の満ち引きが海に影響しなければ、地球上にはいかなる生命も誕生していなかったというのです。私の考えでは、これこそが月は地球の軌道を周回する巨大な宇宙船だという証拠になるのです。月は、地球外生命体が占領しているのです。いろいろな意味で、ジョージ・ルーカス監督の映画スターウォーズに出てくる人工的な月、デス・スターに似ています』
IMG_0810.jpg

IMG_0812.jpg
だが、もし宇宙人が地球を監視する衛星として月を利用しているとしたら、その理由とは何であろうか。証拠はどこに存在するのか。

異星人が何世紀にも渡って地球を訪れているということに関して、様々な対立意見が交差している。だが、その証拠は誰もが見える場所にあるのかもしれない。我々自身の体内である。
IMG_0813.jpg
『我々の遺伝子のどこかに数千年前に地球外生命体が訪れていたことが暗号化されていて、ある特定の時期が来たら、このメッセージが恐らくは頭の中にでも開かれるのです』
こう話すのは、作家エイリッヒ・フォン・デニケン氏である。(終わり)


特撮ファミリー・2の関連記事;http://zarabkemul.blog.so-net.ne.jp/2017-06-10

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回はかなりSFチックな展開になっていたが、異星人がまいた種が大きくなり、今の人類がいるという説明の方が、納得がいくと思わないだろうか。異星人が遺伝子操作をしなければ、サルは何億年経ってもサルのままだと思う。

- | 次の5件 UFOと宇宙人2 ブログトップ