怪獣ウーと雪ん子の関係は? [ウルトラマンこぼれ話2]
飯田山には昔からウー伝説がある。真夏でも雪が溶けないのは、ウーがいるためだと考えられていた。雪ん子と怪獣ウーの関係は、一切語られない。雪ん子は行き倒れの母娘で、母親は死にひとり残された子供を不憫に思った村の炭焼きの老人が引きとって育てたという、ごく普通の人間の子だ。
雪ん子が何かをしたわけではない。が、身元が分からないというだけで、村人達は勝手に怪獣ウーと結びつけて意地悪をしたりのけ者扱いにする。単なる噂や思い込みだけで寄ってたかってのけ者扱いする人間の醜い部分を、この話は象徴している。
そんな可哀想な雪ん子に味方したくなったのか、ウーは雪ん子の言う事なら耳を貸す。ウーの正体が雪ん子の母親の魂だとするわけは、この辺の事情によるのだろう。
雪ん子とウーには、似ている所がある。雪ん子の前歯とウーの前歯が、同じような形をしているのだ。ウーは大きな前歯が一本、中央に生えている。雪ん子にも前歯が一本中央に傾いて生えているのが、雪ん子の顔のアップで確認できる。遺伝的にふたりは母娘関係にあるのかもしれない(笑)。
全身毛むくじゃらの姿のウーは、どちらかといえば雪男に近い。死んだ母親の魂がウーになったのなら、その姿は雪男ではなく雪女になるだろう。そういう視点からみれば、ウーと雪ん子は無関係かもしれない。
少なくても雪ん子はウーのことを生き物として見ている。こんなセリフがある。『人間に乱暴したら仲間に入れて貰えなくなるわ。だから山へお帰り・・』
イデ隊員が自分の身上と似ていると言って雪ん子をかばおうとするシーンがある。ウルトラマンの話の中では、度々イデ隊員が話の核心にふれる役割を担っている。命令に忠実なアラシ隊員に比べ、その時の心情や自分が感じる本能的な部分をより大切にするのがイデ隊員で、そのことで時々命令にも背くことがある。
この話は悲しい結末を迎える。ウーがまぼろしのように消えていくと同時に、雪ん子は命を落としてしまう。この悲しい結末を忘れさせるかのように、エンディングに向けて軽快なウルトラマンの旋律が流れるのが、せめてもの救いだ。
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雪ん子が何かをしたわけではない。が、身元が分からないというだけで、村人達は勝手に怪獣ウーと結びつけて意地悪をしたりのけ者扱いにする。単なる噂や思い込みだけで寄ってたかってのけ者扱いする人間の醜い部分を、この話は象徴している。
そんな可哀想な雪ん子に味方したくなったのか、ウーは雪ん子の言う事なら耳を貸す。ウーの正体が雪ん子の母親の魂だとするわけは、この辺の事情によるのだろう。
雪ん子とウーには、似ている所がある。雪ん子の前歯とウーの前歯が、同じような形をしているのだ。ウーは大きな前歯が一本、中央に生えている。雪ん子にも前歯が一本中央に傾いて生えているのが、雪ん子の顔のアップで確認できる。遺伝的にふたりは母娘関係にあるのかもしれない(笑)。
全身毛むくじゃらの姿のウーは、どちらかといえば雪男に近い。死んだ母親の魂がウーになったのなら、その姿は雪男ではなく雪女になるだろう。そういう視点からみれば、ウーと雪ん子は無関係かもしれない。
少なくても雪ん子はウーのことを生き物として見ている。こんなセリフがある。『人間に乱暴したら仲間に入れて貰えなくなるわ。だから山へお帰り・・』
イデ隊員が自分の身上と似ていると言って雪ん子をかばおうとするシーンがある。ウルトラマンの話の中では、度々イデ隊員が話の核心にふれる役割を担っている。命令に忠実なアラシ隊員に比べ、その時の心情や自分が感じる本能的な部分をより大切にするのがイデ隊員で、そのことで時々命令にも背くことがある。
この話は悲しい結末を迎える。ウーがまぼろしのように消えていくと同時に、雪ん子は命を落としてしまう。この悲しい結末を忘れさせるかのように、エンディングに向けて軽快なウルトラマンの旋律が流れるのが、せめてもの救いだ。
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