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50人のウルトラマン(4) [ウルトラマンこぼれ話1]

★市川森一(脚本家・故人)

ウルトラセブンからシリーズに参加し、ウルトラマンAではメインライターとして数々の名作を手掛けた。しかしながら1クール消化した時点で降板してしまう。市川が企画段階で提示した要素が全て排除されてしまい、ウルトラシリーズに対する情熱を急速に失ってしまったからと述懐している。

しかしメインライターの責任として最終回を書くようにプロデューサーから言われ途中復帰、第48話と最終話の2本を書いている。

《ウルトラマンA脚本》
第1話(ベロクロン)・第4話(ガラン)・第7・8話共作(ドラゴリー他)・第9話(ガマス)・第14話(バラバ他)・第48話(ベロクロン2世)・最終話(ジャンボキング他)

(インタビュー)
市川氏;
「みんな二十代でしたしお金が無くて貧乏だったし、どうなりたいっていうことはないんですよ。とにかくもう夢がいっぱいで、その夢を形にできるっていうだけでみんなワクワクしてたし。円谷プロというのはその頃はまだ木造のね、汚いところだったんですよ。

そこに行って朝から晩までセブンの話をして、仕事が終わってもみんな別れづらくてね、東京の成城学園から祖師ヶ谷大蔵の道を皆で歩いて、そうすると必ず行きつけのお店が何軒かあって。そこでまた話す話は結局セブンの話しかないんですよね。そういう日々でしたよ。

ちょうどテレビが普及しましてね。その前ボクは円谷プロで快獣ブースカを書いていました。ブースカはまだそのころ白黒です。ボクも白黒からカラーのテレビが買いたくて買いたくてね。そうするとね、ボクはウルトラセブンの台本を5本書けば買えるかなとかね、安いギャラだったんですかね(笑)。

それともテレビが相当高かったということもありますね。そういう新しいメディアが出てきた時にボク達がこういうSFをやるっていうね、そのメディアに乗ってやるっていうね、そういう意気込みが今とはちょっと違うかもしれませんね」
(つづく)



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タグ:市川森一
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