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異星人との遭遇・終 [UFOと宇宙人4]

アメリカ・ニューメキシコ州の北西には、巨大な古代遺跡群が広がっている。チャコ・キャニオン遺跡は、砂岩のかたまりと木材からなり、西暦900年から1150年にかけて建てられたという。
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15のおもな遺跡群の中には、何百もの部屋を持つ、4階建ての建造物がある。ここは、プエブロインディアンと総称される多数の部族の活動拠点であった。
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チャコ・キャニオンの建造物は、科学と信仰とがひとつになった催事を執り行う一大施設だったと思われる。「ここには、天体と密接なつながりを持つ場所がたくさんある」と、ズニ族の長老、マフーティ氏が語る。1896年にこの遺跡が発掘された際には、その建造物の精密さに誰もが目を見張った。

さらに衝撃的だったのは、居住者たちが天文学について高度な知識を持っていたと思われるエジプト(ピラミッド)やイギリス(ストーンヘンジなど)、南米(マチュピチュなど)で発見された遺跡と同様な構造物が、多数発見されたことだった。

ここでは、太陽を観測するための装置が、多数見受けられたのである。一体なぜアメリカの古代先住民たちは、膨大な時間を費やして、チャコ・キャニオンに高度な天体観測所を建設したのだろうか。それも、このような荒涼とした土地を選んだのだろうか。ここについては、まだわからないことが多い。

天文考古学者のゲイリー・デイビッド氏は自著の中で、アメリカ南西部に残されるホピ族の遺跡群の配置が多数の星座の形を忠実にかたどっている、と発表している。特に注目すべきは、オリオン座である。
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オリオンの三ツ星が示す先には、もっとも明るい恒星シリウスがある。ホピ・メサ(地名)にある三つの村落をオリオンの三ツ星に見立てれば、その先に位置するのはホピ族にとっての中心地チャコ・キャニオンである。なぜ、オリオン座なのか。

この星座と同じ配置を持つ重要な遺跡群が世界に複数存在することは、単なる偶然なのだろうか。他の遺跡でも、三ツ星は重要な地を指し示すのか。オリオン座の配置に並ぶ、他の遺跡群を見てみることにする。

メキシコのテオティワカン遺跡も、その一つである。ここで三ツ星が示すのは、世界最大のピラミッドとして知られる「チョルラ・ピラミッド」である。
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エジプトにあるギザの三つのピラミッドも同様で、三ツ星から辿ると、古代エジプト人の聖地「ヘリオポリス」にたどり着くという。

『オリオンの三ツ星について一つ言えることは、古代メキシコや古代エジプトの神話に共通する概念があるということです。三ツ星とそれを囲む星は、天地創造の核となる万物の源とされています。ホピ族がチャコ・キャニオンを世界の中心だと考えたのも、偶然では無いでしょう』
こう話すのは、作家のフィリップ・コパンス氏である。

ホピ族の神話によれば、我々が住む現在の世界の前に、三つの世界があったと言う。三つの世界では、神に作られた人間たちは、創造主の考えに沿っては生きていなかった。それを見た天の精霊から神へ知らせが届き、三つの世界は滅ぼされたという。天の精霊は地球の軸をずらして、神にそれを伝えた。地球を傾けるために、非常に強力な振動を与えたという。

チャコ・キャニオンに建てられた建造物が天体の配置を正確にかたどっているのは、地球の滅亡と再生の時期を、ホピ族の人々が知るためであったのかもしれない。水は確保できないし肥えた土地でもない、まったく魅力のない場所であるチャコ・キャニオン。ホピ族の人達は一体なぜ、自給自足で生活できないこの地を選んだのだろうか。

その答えは、「天の精霊から告げられたからなのです」と話すのは、ホピ族文化センター前所長のトマス・ミルズ氏である。

夏至から秋分と冬至から春分に至る期間に、チャコ・キャニオンに住む人々は太陽を観測していた。
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ファハダ・ビュートという岩山にあるらせん円を通過する太陽光が去年と違う軌道を通ったなら、地球の自転軸の傾きが変化したことを意味しているのである。滅亡した三つの世界では、地球の軸がずれていたのである。

このアメリカ先住民の伝説は、単なる神話なのか。それとも、インドに残る聖典や聖書に記される物語と同様に、異星人の地球来訪を表したものなのだろうか。古代宇宙飛行士説では、これを肯定している。その証となるものが、カナダにある小さな無人島に存在するという。

1795年。カナダで3人の青年が、夜中に海から上陸する緑色の光を目撃した。青年たちは舟を出してオーク島付近を探索した。島に上陸した青年たちは、そこで直径1メートルほどの窪みを発見するが、その様子がいかにも不自然だったため、その窪みを掘り返してみることにした。
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すると、樫の丸太を並べた底板が、何枚も出てきた。さらに堀進めていくと、ヤシの実の繊維でできた梱包用のマットが出てきた。さらに、奇妙な文字らしきものが刻み付けられた石板を見つけるのである。

カナダではヤシの木は育たないことから、ヤシの実の繊維で出来たマットは他から持ち込んだことが考えられる。又、どのようにして、樫の底板で何層にもフタをしたのであろうか。

その後、ここに何か宝が眠っていると思いこんだ様々な人々の資金援助もあって、この窪みの発掘は専門業者によって10回以上も発掘が行われた。度重なる発掘で解明されたことがある。
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この縦穴には、深さ3メートル毎に1枚の割合で樫の底板が敷かれ、その全長は少なくとも60メートルはあると思われる。底板の間には、この島では取れない石で作られた敷石や防水性のある粘度が層を成している。
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しかも、穴を掘り進んでいくと海水が逆流して大量に流れ込む仕掛けになっており、それ以上調査が続けられなくなってしまうのだった。

つまり、何世紀も前に、何者かが水圧を用いる巨大な装置を島の地下に作った、と考えられるのである。海賊が作ったとは思えず、高度な建設技術を持ち、水利分析に長けた人物によって作られたとしか思えないと、研究者は語っている。
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この水攻めの仕掛けがあるために、窪みの底に眠る謎は未だ誰にも暴かれてはいない。又、島の地下に張り巡らされた巨大な水路は、赤いペンキを流したことで、島の両側へ向け3本の水路が海へつながっていることが確認された。

このような入念な仕掛けは、誰が作ったのだろうか。そして、この穴の底には、一体何が隠されているのだろうか。英国王室の隠し財宝だと言う者がいる。海賊の宝の隠し場所か、シェークスピアの生原稿だと言う者もいる。
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最も異彩を放つ仮説がある。聖櫃(アーク)、つまりユダヤ教、キリスト教に共通する神聖な秘宝、純金で覆われた「契約の箱」が隠されている可能性をG・ツォカロス氏は指摘する。

古代宇宙飛行士説によれば、「契約の箱」に込められた偉大なる力の為に、隠されたのだと言う。中身は、地球外の装置だと考えられている。イスラエルの民が、砂漠を放浪した40年の間に、それは与えられたというのである。

聖書を詳しく読んでみると、それはまるで兵器である。それは空高く舞い上がり、イスラエルの敵に襲いかかるのである。喜んだ幾千の人々はフタを開け、その前を行進した。すると、ほとんどの者が死んでしまう。聖書には、死因はガン性の腫瘍であったとハッキリ書かれている。「契約の箱」の中身は、人を被ばくさせ、死に至らしめる装置のように思えるのである。

「契約の箱」がその後たどった運命や行方については、謎のままだ。ある伝説では、十字軍遠征の際に持ち去られたという。犯人は、テンプル騎士団である。その後、テンプル騎士団は「契約の箱」をスコットランドへ運び、そこでシンクレア一族と同盟を結んだという。イングランドからの侵攻に備えたウィリアム・シンクレア卿が、1400年代に「契約の箱」をオーク島へ移した可能性があると語る歴史家もいる。

1990年代に入って、発掘の為に掘った穴の中に科学者達がカメラを持ち込んだ。すると、そこには円筒状の不思議な物体が、ずらりと並んでいたと言う。放射性炭素年代測定を行ったところ、数値にばらつきが出て正確に判定できなかった。何らかの放射線によって、測定値が影響を受けた可能性が否定できないという。このことから考えられるのは、ここに原子炉が埋まっているのではないかということだ。二度と掘り返されることがないように、巧妙な水圧装置の仕掛けを作って守ろうとしたのではないかと・・・。
(終わり)


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発掘のために掘った穴の中で科学者が撮影した写真に写っているモノは、福島原発事故によって図らずも目にすることが出来た原子炉の燃料棒に、表現がよく似ている。

「UFOと宇宙人シリーズ」は、「昭和特撮ヒーローを読む」へ移りました。
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