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異星人来訪の証拠・5 [UFOと宇宙人3]

G・ツォカロス氏と石職人R・ホプキンス氏とのプマプンク遺跡にみられる様々なブロックの加工技術についての会話は続く。
『この石の加工を、どう思いますか』

『これを見た時、(五千年前に加工されたという話はウソで)騙されているのかと思いましたよ。とてつもない作品です。もし現在同じようなモノを作ろうと思ったら、コンピュータ制御のマシンを使わないと出来ません。ダイヤモンド・チップが付いていて、デザインをコンピュータに入力するマシンです。それでも、こんなに完璧には仕上がらないかもしれません』
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『もしプマプンクへ行く機会があったら、試しにこのふちに指をあててみてください。少し力を加えるだけで指が切れてしまうんです。カドがいかに鋭いかが、分かります』

古代人は、一体どこでこんな技術を学んだのだろうか。宇宙人が工法や工具を与えたと言う話は、本当にあり得るのか。

鉱山技師のM・ダン氏は、プマプンクのブロックを見た時、1920年代始めにアメリカ・カリフォルニア州の住宅建築に使われたテキスタイル・ブロック工法に似ていると思ったと語る。
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それはコンクリートを型に流してブロックを造り、それを組み立てていく工法であるが、まさか石を切断して造ったものだとは、思いもしなかったと述べている。

また、古代インカ帝国の人々は石を柔らかくする能力があったという伝説があると、ジョルジョ・ツォカロス氏は述べている。

例えば、ペルーのインカ帝国・サクサイワマン遺跡の巨大な石と巨大な石壁は、まるで石が溶かされてから必要な場所に流され、そして再び固められた様に見えるのである。
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ペルーのアンデス山脈。この山の上にインカ人によって15世紀に築かれた石の要塞マチュピチュがある。だが、その約百年後に、突如それは放棄された。

前出のM・ダン氏は述べる。
『この遺跡を造った人々は、工程計画を立てていたとしか思えません。石を切り出す前に、運搬方法を決めていたのです。最初から最後まで、どんな技法や技術を使って何をするべきなのかを把握していたので、そんなに難しいことでは無かったのです。現代のこの業界にも、「できるだけ簡単にしろ」という格言があるくらいです』
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ダン氏は今までの経験から、マチュピチュの巨大な壁は単純な方法で造られたと考える。小さな石を現場に運んで来て溶かし、型に流し込んで必要な大きさと形を正確に造ったというのだ。

『そうすることによって、あの壁をだいぶ楽に造れたと思います。一つ一つすべて同じ形にすることが出来るので、ピッタリとハマるものが確実に作れるのです。違う職人によって切られた石とは、対照的です』
(M・ダン氏)

『岩を溶かして所定の場所へ流し込もうと思ったら、かなりの熱量が必要です。石を細かく砕かなければなりませんから。硬い花崗岩を成型するために使う石材加工用のバーナーは、1600度を超える熱を出します。1600度といえば、かなりの高温です』
(石職人ホプキンス氏)

鉱山技師M・ダン氏が、古代に作られた遺跡を見ての感想はこうだ。古代文明の遺跡は、古代人が知る由もないテクノロジーで出来ていることが判る。そのテクノロジーを生んだ可能性の一つは、神の技だ。

だが、彼自身はあり得ないと考える。もう一つは、他の惑星から高度な技術を持つ文明人が来て、古代人にやり方を教えたあと、材料と道具を持って自分の星へ帰った可能性である。

古代宇宙飛行士説論者は、地球外生命体によって建造された古代遺跡は一つも無いという考え方を、根底に持っている。我々人間が、地球外テクノロジーを使って造ったという考えである。

『異星人が来訪した可能性は、かなり高いと思います。彼等は技術指導をしたあと、何らかの記録を残したかったのでしょう。永遠に記録を残そうと思ったら、石に刻むしかないですからね・・・』
(石職人ホプキンス氏)

だが、もし本当に異星人が地球に先端技術をもたらしたのなら、その道具を残していった可能性は無いのだろうか。

プマプンクやピラミッドのような巨石建造物を造るために使われた工法は、謎のままである。だが、使われた道具はどうだろうか、どこにあるのだろうか。道具が、巨石建造物をどう造ったのかを教えてくれるかもしれない。

『古代に行われた謎の事業の多くは、鉄が無い時代に行われたはずです。銅はありましたが、玄武岩や花崗岩にはまったく歯が立たないのです。古代人はもっと骨の折れる方法を使わざるを得なかったのか、それとも何らかの先進技術を持っていたのか・・・この業界に40年いますが、まったく判りません』
そう話すのは、前出の石職人ホプキンス氏だ。

ピラミッドを造るために、ふさわしい道具や機械が使われていたはずであろうに、その道具は一体どこにあるのだろうか。

19世紀後半、英国人考古学者F・ペトリ―は、エジプトを探し回っていた。古代エジプト人の技術的な功績にすっかり魅了され、彼等がどのように物を作り開発したのか、どのように素晴らしい道具を作っていたのか、日夜追求していた。

古代エジプト人は簡単な道具しか使っていなかったと、エジプト人考古学者からふつう教わるが、F・ペトリ―が報告した内容は、その説に異議を唱えるようなモノだった。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)内にあるペトリ―博物館には、彼の発掘した遺物が多数展示されている。中でもひときわ目立った物は、ギザの大ピラミッドの中で発見したドリル・コアである。

とても硬い石に精巧な溝が刻まれている。それぞれの溝の間隔は2ミリ程で、非常に正確な直線が一周しているのが見える。ペトリ―は、エジプト人がこれを作るために、ダイヤモンドなどの何らかの宝石を使ったはずだと提唱した。

にもかかわらず、調査では古代エジプトにダイヤモンドがあったことを発見できなかったのである。ダイヤモンドはどこにあったのだろうか。どこへ消えたのか、今も分かっていない。

古代エジプト人がダイヤモンドを持っていなかったのなら、どうやって花崗岩のドリル・コアに正確な溝を掘ったのか。

精密工学技術者のクリストファー・ダン氏は、古代エジプト人の道具と技法に関する知識を駆使して、自分で花崗岩のドリル・コアを作ってみた。

C・ダン氏は、自分で作ったコアとペトリ―が発掘したコアとを顕微鏡で拡大して、コアの表面の状態と刻まれた線について比較した。
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ダン氏が作ったコアは表面がきれいに仕上がっていないのに、ペトリ―の発掘した方は刻まれた線が深くハッキリとして、精巧に出来ていたのである。

この結果は、古代エジプト人の技術水準がどの位のモノであったかを判断できる手掛かりになるとダン氏は言う。

ダン氏がもっとも驚いたのは、ピラミッド内部のある部屋へ行きその壁に測定器を当ててみた時、その平面度(平面の滑らかさ、均一性を示す数値)が許容範囲内であったことだという。精密な測定器の誤差範囲内(人間の毛髪の10分の1)であったのだ。
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白紙1枚置いただけで、向こう側から当てた光が漏れてしまう。許容範囲を外れるとは、こういうことだ。許容範囲は、紙1枚の厚さよりも小さいのである。偶然では許容範囲内には収まらないので、ダン氏の驚きは尋常ではなかった。
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エジプトへ行って、三千年前に作られたと推定される場所に入って、測定装置と同じような精度に出会うとは夢にも思わなかったと、その衝撃の大きさを語っていた。(つづく)


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不思議なことに、古代文明がとても困難な作業の末に完成したというのに、それを造った証拠としての道具が、どの遺跡でも見つかってはいないのだ。古代人に技術を教え道具を与えておきながら、道具は持ち帰ってしまったというのだろうか。


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コメント 2

いっぷく

不思議なことばかりですね。
気になるのは古代に異星人が来たとして
なぜいなくなったのか、現代まで再来はないのか、ということです。
by いっぷく (2017-03-04 21:22) 

レインボーゴブリンズ

いっぷくさん。いつもありがとうございます(^O^) おっしゃる通り、それが最大の謎ですね。尋常でないことが彼等の身の上(または地球)に起こり、去らざるをえなくなったのでしょう。それらしき死体が見つからないことから、異星人は全員無事に脱出したようです。
by レインボーゴブリンズ (2017-03-06 12:44) 

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