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ジャンボーグA(10)<改> [ジャンボーグA・ドラマ1]

走れ 走れ 走れ
ジャン ジャン ジャン
今戦う時が来た 変われジャンカーZ
ジャンボーグ9に 
ナイン ナイン ジャンボーグ9

第32話『大爆発! マッドゴーネの最後』を取り上げます。
 脚本;安藤豊弘  
 特殊技術;高野宏一
 音楽;菊池俊輔
 監督;黒田義之
 怪獣デザイン;米谷佳晃

◆浜田隊長がヨーロッパで行われるPAT隊長会議に出席している間、チーフの熊井が隊長代理としてチームをまとめていた。そんな時、PAT基地の南側にマッドゴーネが出現した。

グロース星総司令部は、地球侵略が遅々として進まぬマッドゴーネに対し、直接出撃してジャンボーグ9の粉砕とPAT基地略奪をするよう指令を出した。PAT基地の南側は、最も守備態勢が弱い部分であったのだ。

現在3名しかいないPATチームは、熊井隊長代理と野村せつ子隊員がファイティングスターで、大羽隊員はジェットコンドルですぐに出撃した。
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だが、マッドゴーネの杖から出る黄色い破壊光線がジェットコンドルを撃墜、だが大羽は脱出して無事であった。ナオキはジャンカーを走らせると、ジャンボーグ9に変化させた。
『ジャンファイト ツーダッシュ!』
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『今日こそお前を、スクラップにしてやる!』
ついに直接対決の時は来た。ジャンボーグ9はジャンプすると、1回のジャンプで相手を3回蹴る「マシンガンキック」を放つが、マッドゴーネには全く通用しない。

100万パワーのジャンボーグ9と力では互角の勝負をするマッドゴーネ。マッドゴーネの杖がジャンボーグ9の左肩を強襲し、火花が散った。

左肩を負傷したジャンボーグ9を援護しようと、ファイティングスターがロケット弾攻撃をしようとしたその時、高井隊長代理のヘルメットのスピーカーに聞きなれない声が流れた。
『マッドゴーネは俺にまかしておけ!』
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『その声は誰だ!?』
彼方より近づいてくる、赤と銀の2色に塗られた巨大な戦闘機。

『野村君、奴のツノを狙え!』
攻撃目標をしっかり定めて、ロケット弾を撃ち込む大型戦闘機。その名はジャンボフェニックス。弱点のツノを狙われたマッドゴーネは、煙幕を出して姿を隠してしまった。

マッドゴーネを追い払ったSGMのジャンボフェニックス。乗員の村上 浩と野村由起は、PAT基地でチームに合流した。
『私がSGMの村上だ。浜田君が戻るまで、私がPATチームの指揮を執る』

白地に青ラインのSGM戦闘ユニフォームを着た村上隊長は、PATの戦闘作戦が甘いと指摘した。
『ジャンボーグ9に頼り過ぎている。もしもジャンボーグ9がマッドゴーネに敗れていたら、どう戦うつもりだ?』

熊井隊長代理は、答えられなかった。相手の弱点を見つけて、そこをたたく。マッドゴーネの考えられる弱点は頭部のツノだと、村上隊長は推理した。マッドゴーネとジャンボーグ9との戦闘データを集計して、次の戦闘に備えて作戦会議が開かれた。

PAT基地の南方側上空に、黒雲の怪物体が現れた。村上隊長の指示によりモニターで監視していると、そこにジャンセスナが飛んで来て黒雲の様子をうかがっていた。今PAT基地ではマッドゴーネの来襲に備え、基地の警備を厳重にして、出入り禁止となっていた。

そのため小学生の立花和也は基地に入れなくなってしまい、和也の好奇心は基地付近に出現した黒雲に向いてしまった。

和也は伴野社長をだまして、基地上空へセスナ機を飛ばしたのだ。モニターで監視していたPATは、危険なのでそこから至急離脱するよう、セスナ機に警告した。

だが時すでに遅く、セスナ機は黒雲に引き込まれ、黒雲はマッドゴーネへと姿を変えた。左手にセスナ機を持つマッドゴーネ。
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伴野と和也を助けるために、村上隊長の制止を振り切ってファイティングスターで出撃した熊井は、簡単に撃墜されてしまう。

基地内にグロース星人が2人侵入した。村上とナオキが彼等に出くわし、格闘の末退治するが、村上は左腕を負傷、ナオキも傷を負ってしまう。
『ジャンボーグ9は、PATに関係がある。ここで待てば必ず現れる』
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マッドゴーネは、セスナ機を囮にしてジャンボーグ9をおびき出す計画だ。負傷して休んでいたナオキは、和也がセスナ機ごとマッドゴーネに捕まっていることを聞き、ジャンカーを走らせてジャンボーグ9に変化させた。

だが、左手にジャンセスナを持っているマッドゴーネに、むやみに攻撃はできない。マッドゴーネの宇宙船から発射した光線が、ジャンボーグ9の身体に巻き付いてチェーンに変化した。
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チェーンに縛られ身動き出来ないジャンボーグ9は、マッドゴーネの攻撃を避けるのが精一杯だった。基地のモニターで戦いを見ていた村上隊長は、このままではジャンボーグ9が危ないと感じ、何かを決心して左腕を吊っていた包帯を取ると、ジャンボフェニックスで出撃していった。
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マッドゴーネの尖った杖の先端がジャンボーグ9の顔めがけてとどめを刺そうとした時、ジャンボフェニックスがロケット弾で攻撃を開始した。

マッドゴーネがひるんだ隙に、ジャンボーグ9は身体を地面に転がして、その場を脱出した。旋回して来たジャンボフェニックスに、マッドゴーネからの一撃が左翼に被弾してしまう。
『マッドゴーネめ、今にみていろ!』

左翼への一撃で思うように操縦できなくなった村上隊長は、マッドゴーネめがけてジャンボフェニックスで体当たりを敢行、頭部にある2本のツノを直撃した。ツノを折ったあと、草原へ不時着するジャンボフェニックス。

一方、弱点のツノを2本とも失い、慌てるマッドゴーネ。マッドゴーネがひるんだ隙に、ジャンボーグ9は身体に巻き付いていたチェーンを力で斬り解くと、ハンディングフラッシャーで反撃を開始した。

反撃により放り出されたセスナ機をジャンボーグ9はキャッチ、ふたりの救出に成功する。セスナ機を安全な場所に置いたあと、必殺ブーメランカッターがマッドゴーネの首を切り落とした。地面に落ちてまだ息のある首がグロース星からの復讐を告げ終わると、マッドゴーネは炎に包まれていった。
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ジャンカーで、ジャンボフェニックスの不時着場所へ急ぐナオキ。ジャンボフェニックスから脱出して倒れている村上隊長を、ナオキは見つける。

『マッドゴーネはどうした?』
『ジャンボーグ9が倒しました』

『私はかつて、君の兄さんに助けられたことがあった。もしPAT基地を奪われるようなことになったら、あの世で君の兄さんに会わせる顔がないと思ってね・・・』

村上隊長の並々ならぬ覚悟を知り、ナオキは尊敬できる人物だと感じた。後から来た熊井達も野村由起隊員から話を聞き、厳しい態度の理由を理解して、お互いは打ち解け合った。

マッドゴーネが倒れたあと天気が急に荒れだし、雷雨になった。打ちつける雨の中、隊員達はマッドゴーネが死に際に言った「ワシが倒れても、すぐにサタンゴーネがやってくる」という言葉が気にかかっていた・・・。 (マッドゴーネ編 終わり)


★★★★★★★★★★★★
PATの隊長交代劇は、脚本家田口成光氏によれば、毎日放送側から模様替えを求められた結果だという。この結果、ミラーマンのSGMとの合流が実現したという。野村由起隊員は、この32話だけしか登場しない。

42話で大羽隊員が殉職し、43話からSGMの安田隊員が補充要員として登場する。ウルトラマンAで郷秀樹が登場するが、あれは偽物、アンチラ星人の変身であった。他番組の警備隊同士が交わるのは、きわめて珍しいことである。



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コメント 2

レインボーゴブリンズ

私が言うのも何ですが、ジャンボーグ9はカッコイイですね(=^・^=)
by レインボーゴブリンズ (2017-02-19 00:06) 

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ジャン9はミラーマン続編のヒーローデザインの転用とか 製作スタッフもかなりダブってます
by お名前(必須) (2017-03-12 22:02) 

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