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古代の遺跡と古代宇宙飛行士説・7 [UFOと宇宙人1]

エジプトのデンデラにあるハトホル神殿のレリーフには、現代の我々が使用する装置と不気味なほどよく似たモノが彫られている。ここには秘密にされ続けた地下室があって、ここに入ることが許されたのは、高い位を持つ神官だけであった。
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熱がこもった地下室は狭く、天井も低くなっている。その壁には、古代の電球と思われるレリーフが彫られているのだ。これが電球でないとすれば、古代エジプト人はどうやって個室内部の灯りを取っていたのであろうか。

ほとんどの考古学者は、暗闇となる個室や神殿内部を照らすために松明(たいまつ)が使われていたとしている。しかし、天井のどこを見ても、ススや煙のあとは少しも残ってはいない。松明が使用されなかったならば、どのような照明器具が使われたのであろうか。

別の説として、銅の鏡で光を外部から取り込む方法が挙がったが、再現実験は失敗だったと言われている。銅の鏡では反射が弱すぎて、2回か3回反射させただけで、太陽光は消えてしまったというのだ。

さらには、このような個室の内部に松明を赤々と燃やすのに必要な酸素が、十分には無いのである。ジョルジョ・ツォカロス氏がギザのピラミッドの中にある王の個室に入った時に、誰かが電気を消してしまい真っ暗になってしまった。

そこでツォカロス氏はライターを取り出して火を点けようとしたが、点火できなかったという。このことから、神殿内部でも松明が灯せたとは思えないため、残る解決策は人工の照明だけとなるのだ。

それはつまり、電球である。このことから、デンデラの神殿の地下室に描かれているのは、電球をかたどったレリーフということになる。

エジプトの考古学者は、このレリーフが何なのか説明をつけなくてはならない。電気機器であるはずがないと考えた学者たちは、それをハスの花だとした。花の先に見える丸い球のようなものは、ハスの香りを表現したものだと説明した。
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だが、花にしてはおかしな描き様である。説明がスッキリしているのは、古代エジプトにも電球があったとする説なのである。

しかし、古代のエジプト人が通路を照らすために電球を使用したのなら、なぜでデンデラにだけその証拠が残されているのだろうか。

古代エジプトの町は地域ごとに専門分野が別れていて、ハトホル神殿があるデンデラは、光を発生する装置に関する知識が受け継がれた地域だったようなのである。

このような知識は位の高い神官にだけ受け継がれたようで、特殊な知識はたった一人に授け、流出を避けようとしたのである。

電気を持たない古代エジプト人は、現代の電球と似た装置をどうやって使っていたのであろう。電気の発見までには長い年月を待たなければならないはずだが、例外があった。学会で「バグダッドの電池」と呼ばれる遺物である。
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学者たちは古代に電気や電球が使われた事を認めていないので、何個も発見されたこの遺物をみて、宝石に電気メッキを施すための装置だとする仮説を、一つ立てただけであった。

【実演】
①イラク南部で出土した本物の粘度のツボ。
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②薄い銅板を筒状に丸めたモノに、アスファルトのすべり止めがついた鉄の棒を組み合せたモノを用意する。
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③①のツボに弱い酸性の液体(例えば、酢やオレンジジュースなど)を入れる。
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④③に②を差し込んで、反応が起こるまでしばらく待つ。
⑤端子を2か所に接続した電圧計をセットすると、電圧計の数字は上がっていく。

「バグダッドの電池」は宇宙人の知識が文明に光明を灯した証拠だという意見がある一方で、金属メッキ加工をするための装置だと考えている人達は、金属メッキには化学反応が利用されるので反応が起こるのは当たり前であって化学反応を電気だと言っているにすぎないというのだ。

何らかの機械を動かすために電気が使われていたというのなら、その機械の存在をハッキリさせる必要があると、反論するのである。

「ピラミッドのような謎の建造物」、神殿に描かれた「古代の電球」と思われるレリーフ、「バグダッドの電池」。高度な技術が古代に存在した証が、この地球には残っている。もし宇宙人が訪れた痕跡が地球にあるのなら、他の場所にもあるのではないだろうか。

メキシコにあるテオティワカンの都市遺跡には、地球の近くにある星について驚くほど正確に理解していたと思われる証がある。
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ここに建てられたピラミッドの数と配置が、太陽系の惑星の軌道と全く同じであることから、この遺跡は太陽系惑星の位置関係を正確に縮小したものだと言われている。
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巨大な「太陽のピラミッド」と呼ばれるピラミッドがこの遺跡群の中央に建てられていることは、注目すべきことである。太陽が中央に位置し、その周りを惑星が公転していることを表しているのであろうか。

太陽系の中心に太陽があるという事実は、当時すでに知られていていたのだ。しかし、西洋科学がそれを知り得たのは、それからずっと後のことであった。

テオティワカンを設計した者たちは、なぜ惑星が太陽を中心に回ることを、これほど古い時代に知ることができたのであろうか。その発見には、何世紀もかかる科学の進歩と探査が必要だったはずである。

古代宇宙飛行士説がまやかしだと言う人達は、ピラミッドが太陽系の惑星と同じ配置に並べられているのは、ただの偶然だと言うであろう。しかし、地球の裏側にはストーンヘンジ(イギリス)がある。
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ちなみにこちらは、テオティワカン遺跡よりもずっと古い時代に造られていたものである。空からストーンヘンジを見ればすぐに判るのであるが、ここの石はすべて同心円状に並べられている。
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そして、同心円のそれぞれの円は、太陽系の惑星の公転軌道と完全に一致していることが判明しているのだ。地球上の二つの場所に、同じモノが存在しているのである。

ストーンヘンジが、何らかの天文学カレンダーであると説く考古学者たちが近年になって現れた。日食などの天文現象を、予測するために使用されたという。

しかし、それが事実であるなら、不毛なイギリスの大地に巨大な石を並べた人物は、太陽の動きに関する専門知識を持っていたことになるのだ。(つづく)


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「バグダットの電池」が古代に電気があったことを示す証拠なら、便利な電気を使って町中を明るく照らしていた証拠がどこかに残っていてもよさそうだという意見には納得がいく。その一方で、デンデラという町が、貴重な電気技術を流出させないようにしていたというツォカロス氏の意見は、古代に電気の存在証拠が見当たらない理由と見なすことができる。果たして、古代人は電気を知っていたのか、それとも・・・



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