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仮面ライダーストロンガー 4 [ライダーストロンガー・ドラマ]

第23話《地底王国の魔王!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;鈴木生朗
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;岡田 勝
監督;加島 昭

〖奇械人ケムンガ〗
〖奇械人ドクガラン〗登場
(二体は幼虫、成虫の関係にある)

<ブラックサタン組織内の動き>
大幹部の(一つ目)タイタンは、ストロンガーに決戦を挑んだが敗れ去った。大首領は、その後任にジェネラル・シャドウを雇い入れ、大幹部として指揮を任せていた。ところが、「呪いの棺の儀式」によりタイタンが30倍強化され、百目タイタンとしてよみがえったため、次期大幹部の座をめぐってシャドウとタイタンの競い合いが続いていた

【前回までの話は・・・百目タイタンが送りこんだ奇械人ケムンガは、タックルと立花藤兵衛を人質に取ってストロンガーが来るのを待っていた。ストロンガーはケムンガに立ち向かったが、ケムンガを取り逃がし、人質の二人も消えてしまった。運よく逃げてきたと言う立花藤兵衛をカブトローに乗せ、タックルを助けるため処刑場へ向かった茂。だが、それはケムンガの変身であり、ワナに落ちたストロンガーは、ケムンガもろとも繭の中に閉じ込められてしまう・・・】

◆本物の立花藤兵衛と岬ユリ子は磔(はりつけ)にされ、その目の前でストロンガーをケムンガの繭ごとダイナマイトで木っ端みじんに吹き飛ばそうとするタイタンの計略だ。

導火線に火が点けられ、あと10秒で爆発と言う時にジェネラル・シャドウが現れ、トランプをブーメランの様に飛ばして、燃える導火線にトランプを突き刺して火を消してしまった。黒のスーツを着こなす紳士姿の百目タイタンは、大声で叫んだ。
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『シャドウ!邪魔立てすると許さんぞ!』
『ちょっと聞いておきたいことがある。繭の中のケムンガも、ライダーストロンガーと一緒に殺す気かね?』

『それがどうした!大首領の至上命令とあらば、部下の命などモノの数では無い!』
『なるほど。それがブラックサタンのやり方か!』

『黙れ!貴様、俺に手柄を立てられるのが悔しくて、文句をつけに来たな!』
シャドウは、なぜか余裕があった。
『まぁいい。せいぜい気をつけることだな』

ジェネラル・シャドウはそう言うと、散乱したトランプの中に姿を消した。
『目障りなヤツだ!』

黒いサングラスのタイタン紳士は、楽しみな処刑に水をさされ、気分を害していた。地下帝国の王である百目タイタンは、右手の人差し指から炎を出すと、導火線に再び火をつけた。

『駄目だ。俺の力では、この繭は破れない・・・電気パワーも底を突いている』
繭の中のストロンガーは、パワーを奪われ何もできない。すぐ横には、ケムンガがいる。ケムンガはストロンガーを道づれに出来ることを誇りに思っていた。

藤兵衛とユリ子の前で、遂に大爆発を起こした繭。
『やった、やったぞ!俺は遂にライダーストロンガーをこの手でやっつけた。アハハハハ・・・』
『タイタン様、大変です!』

両手を上げて大喜びしていたタイタン紳士の顏がこわばった。大爆発して崖下に落ちたケムンガの繭は、傷一つ付いていなかった。
『そうか・・・ケムンガの繭は電気だけでなく、どんな高熱や圧力にも耐えると見える』

タイタン紳士は戦闘員達に繭を運び出させると、地面の裂け目に繭を落下させることにした。
『この下は、数千メートルの地獄の底だ。落とせ!これで永久に陽の目を見ることもあるまい。アハハハ・・・』
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勝ち誇ったように笑うタイタン紳士。磔にされた藤兵衛とユリ子は放置されていた。すると夜になり、流星のような光が二人の方へ向かってくるのがみえた。
『岬ユリ子と立花藤兵衛、気分はどうだ?』

それは、ジェネラル・シャドウだった。殺しに来たとばかり思っていた二人に、シャドウはトランプ占いをさせた。そして、ハートのエースをくわえた藤兵衛に、「お前は運のいい奴だ」と告げると、縛られていたロープを切ってやるのだった。
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どうするつもりか聞いた藤兵衛に、シャドウは二人を助けると言う。
『理由は三つある。第一に、占いが助かると出た。第2に、人質をとるようなやり方を俺は好かん。第三に、俺はストロンガーを倒せばいい。そしてそのストロンガーは・・・生きている』

驚く二人は、あの繭の行方をシャドウに訊ねてみた。するとシャドウは繭の行方を二人に教えて、去っていった。

岬ユリ子と立花藤兵衛は、繭があるという地底深くへロープを伝って降りていく。だが、途中で足を滑らせてしまい、ふたりとも滑落してしまうのだった。

大首領にライダーストロンガーを葬ったことを報告するタイタン紳士。だが、シャドウからストロンガーはまだ生きていると言われ、大首領は自分の責任において始末せよとタイタン紳士に告げるのだった。

『シャドウ。お前が正しいか俺が正しいか。その目で確かめてみろ!』

紳士から百目タイタンに変身して、エレベータで地底王国へと向かう二人。一方、ストロンガーが閉じ込められている繭は、地熱によって徐々に温まっていた。ケムンガはこの温かさで成虫になろうとしているのだ。

この繭を破るために、成虫になる力を利用しようと考えたストロンガーは、残りの電気エネルギーを使ってケムンガを温めることにした。そのため、電気エネルギーはもはや底を突き、城茂に戻ってしまった。

遂にケムンガは、繭を破って成虫ドクガランになった。繭から脱出できた茂はしかし、人間態であるため戦いには不利だ。襲いかかってくる奇械人ドクガランに対し、長い年月の間に地底に出来あがった天井の太いツララを、茂は利用しようと考えた。
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ツララがドクガランの真上に来る時に、岩石を投げてツララを折ったところ、たくさんのツララの下敷きにすることに成功した。

地底大国に到着した百目タイタンとシャドウは、繭が置いてある「氷の谷」と呼ばれる場所から、城茂が逃げ出したことを、部下の報告で知った。暗い通路をどこへ行けばいいかわからずに迷っていると、突然トビラが開き、思わず出てしまった茂。

そこは「マグマの谷」と呼ばれる場所で、百目タイタンがわざと追いやったのだ。そこで茂を待っていたのは、ドクガランだった。だがエネルギーの足りない茂は、変身出来ない。茂を助けるために谷底へ落ちた藤兵衛とユリ子も、そこに捕まっていた。ドクガランが3人に襲いかかろうと迫っている。

『宇宙からエネルギーはもらった!行くぞ!ヘンシン、ストロンガー!』
ストロンガーに変身した茂は、電キックでドクガランを簡単に倒してしまう。ユリ子もタックルに変身すると、藤兵衛を守って戦闘員らを一掃した。

すると、百目タイタンが出現した。
『一騎打ちだ。ここは俺の君臨する地底王国。生かしては帰さんぞ!』
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百目タイタンは、一つ目の時の30倍の強化がなされていたため、断然強くなっていた。だが、茂は考えた。30倍のエネルギーを無理に入れていれば、どこかに裂け目が出来る。戦っている間に、両肩にあるエネルギーの裂け目を発見した茂は、両肩に突き刺さるダブルキックを見舞った。
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両肩から炎が噴き出し、百目タイタンはもう、虫の息であった。
『ストロンガー、私の負けだ。君は強い。最後の握手を・・・』

百目タイタンは、真下に顔を出しているマグマ火口に自分もろとも引きずり落とすつもりだった。握手はしたものの、その手を振り解いたストロンガーの前で、百目タイタンは大爆発した。
『ブラッ・・・クサタン、バンザァ・・・イ!』

地底王国が崩壊しようとしていた。タックルとストロンガーは藤兵衛の両脇を抱えると、地上まで大ジャンプしてこのピンチを逃れることができた。

タイタンの王国は大爆発を起こしていた。その頃、ブラックサタン大首領は、改めてジェネラル・シャドウに指令を出していた。
『信頼できるのはお前だけだ。誓ってストロンガーを倒せ!』(つづく)


★★★★★★★★★★★★
タイタンとシャドウ。黒と白、卑怯な作戦と正々堂々とした作戦。なまじ力が無いだけに、卑怯な手を使うタイタン。自分の力を過信しすぎて墓穴を掘るのは、シャドウか・・・



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