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ウルトラマンエース(5) [ウルトラマンA・ドラマ1]

今回は、第14話 『銀河に散った5つの星』を取り上げます。

脚本;市川森一  
監督;吉野安雄
特殊技術;佐川和夫
ナレーター;岸田 森

〖殺し屋超獣バラバ〗
〖異次元超人エースキラー〗登場

【前回までの話・・・異次元人ヤプールに、ニセのウルトラサインでゴルゴダ星におびき出されたウルトラ4兄弟とウルトラマンエース。ワナにはまり、十字架に架けられる直前に兄たちからエネルギーをもらったエースは、地球へ戻っていく。だが、兄たちの命がヤプール人に握られているため、超獣バラバの前にエースは敗れてしまう・・・】


◆北斗と南の両隊員は、TACによって救出された。なんとしてでもゴルゴダ星に捕まっているウルトラ4兄弟を救うことを誓う北斗。TAC国際本部から、タカクラ司令官が極東本部に到着する。

訪問目的は、超光速ミサイルナンバー7を使って、ゴルゴダ星を爆破するという本部の決定事項を実行しに来たのだ。まず、ゴルゴダ星に捕まっているウルトラ4兄弟の救出を主張する北斗。

北斗は、彼等が長年にわたり地球を侵略者の手から守ってくれたことを挙げて彼等の救出を主張するが、「多少の犠牲はやむをえない」と司令官に却下されてしまう。本部の決定事項には従わざるをえないと、竜隊長は言う。

その日から5日後の7月6日に超光速ミサイル・ナンバー7を完成させ発射するよう、司令官命令が下されてしまう。

超光速ミサイル・ナンバー7は、光より速いスピードでマイナス宇宙へ突入するロケットで、2段式有人ミサイルである。先端の第1ロケットに人間が乗り込み宇宙まで誘導し、目標付近で第1ロケットを切り離し、第2ロケットが光速を超えてマイナス宇宙へ飛び込む仕掛けであった。

一方ゴルゴダ星では、ウルトラマンエースの刺客に差し向ける超人が、ヤプール人によって誕生しようとしていた。超人エースキラーはウルトラ4兄弟のエネルギーを吸収し、それらを武器としてエースに挑む恐ろしい超人であった。

初代マンからはスペシウムエネルギーを、セブンからはエメリュームエネルギーを、ゾフィからはM87光線を、そして新マンからはウルトラブレスレットを奪い、両眼が緑色にらんらんと光り輝くエースキラーは完成した。

ウルトラ4兄弟の力を得たエースキラーは、4兄弟の目の前で、ヤプールの科学が造り上げたニセウルトラマンエースと戦うのだった。ウルトラ兄弟たちの必殺光線を次々と受け、苦しみもがくニセ・エースは、M87光線を受けて大爆発してしまう。

超光速ミサイルは完成した。タカクラ司令官は、ミサイル搭乗者に北斗を指名する。司令官は体力・耐久テストのデータからコンピュータがはじき出した人選だと言い、他の隊員ではダメだと力説する。北斗をかばう他の隊員達は自分が適任であると買って出るが、司令官は断じて聞く耳を持たなかった。

ミサイルは5時間後に、北斗を乗せて発射することが決定した。山中隊員は司令官を罵り、司令官に背いた北斗への報復だと言って、土壇場での身代りを進言する。だが北斗は、ウルトラ兄弟を死地に追い込む役目を他の隊員にやらせたくは無かった。

覚悟を決めての搭乗であった。竜隊長が握手をして、北斗を送り出す。宇宙服とヘルメットを身に着け、発射の合図を待つ北斗。
『3、2、1、ゼロ・・・』

轟音と共にTAC基地を発射したミサイル・ナンバー7。大気圏を突破したナンバー7は、6万キロ前方にゴルゴダ星を確認し、北斗は第1ロケット切り離しスタンバイに入る。
『切り離せ!』

司令官の言葉に、北斗は意を決して切り離しスイッチを押す。だが、スイッチが作動しない。竜隊長が、落ちついてもう一度レバーを押すよう指示するが、何度やっても駄目であった。大気圏を突破する時の衝撃で、接続回路が切れてしまっていた。

すると、タカクラ司令官はマイクに向かい、予定は変更せず北斗隊員がロケットを操作して、そのまま超光速でゴルゴダ星へ突っ込むように指示するのであった。
『北斗、その必要は無い。ただちにロケットを地球へ帰還せよ!』

竜隊長は司令官に逆らい、それを拒絶した。
『TAC隊員の命を預かっているのは、この私です。これから先は、私が指揮を執る!』

TAC本部の計画はこの時点で失敗している。この欠陥ミサイルの設計図を持って本部へ帰るよう、タカクラ司令官に迫る竜隊長。再度竜隊長は、北斗に帰還するよう命令する。

だが、北斗は最初からウルトラ兄弟と共に死ぬつもりでいた。
『みんな、やめてください。俺は行きます。隊長、申し訳ありません。作戦は実行します』

タカクラ司令官はTAC隊員全員から詰め寄られて、作戦室からたたき出されてしまう。と、その時、超獣出現の警報が作戦室内に鳴動する。竜隊長の声が響く。
『よーし。みんな、出動だ!』

南隊員を一人残して、タックアローとタックファルコンで出撃する隊員達。本部では、南隊員が画面に映る北斗の姿を見ていた。北斗の側からは、夕子の姿は見えない。二人のウルトラリングが光る!
『星司さん、手を出して!』

二人の思いが二次元世界を超越した!画面に差し出された北斗の右手のひらに、夕子が差し出す右手のひらが重なり合った!瞬間、まぶしい光と共に、ウルトラマンエースがロケット・ナンバー7から飛び出してきた。

エースはパンチレーザーでロケットを破壊すると、ゴルゴダ星に降り立った。そして兄たちの十字架の前に立ち、自分も一緒に死ぬと言い出す。そこにはエースを待ち構えていた超人エースキラーがいた。

まだ意識のある兄たちは、エースがニセ・エースと同じ運命になることを恐れた。4兄弟の力を持つエースキラーにエースは勝てない。ジワジワとエースキラーに追い詰められていくエース。

その時、ウルトラ4兄弟のカラータイマー(セブンはビームランプ)から、4本の光がエースの頭部へ放射された。そして、それは頭部のツノに空いたホール(穴)にエネルギーのかたまりとなって集まった。これがゾフィ、初代マン、セブン、新マンが与えた切り札「スペースQ」だ!

エースは、このエネルギーのかたまりを七色に光る球状にしてエースキラーへ投げつけると、エースキラーは木っ端みじんに吹き飛んでしまった。

ウルトラ兄弟の殺害に失敗したヤプール人は、ゴルゴダ星を爆破した。だが一瞬早く、5兄弟は脱出に成功する。ウルトラ4兄弟と別れたエースは、地球へ向かった。

バラバはTACの戦闘機をすべて撃墜していた。地球に戻ったエースは、決戦をバラバに挑む。バラバの頭上に付いたナイフがエースに向かって飛んで行くが、両手の平でそれをつかみ取ったエースは、バラバの腹部めがけて投げ返す。

激しく血しぶきをあげるバラバは、ショックで目玉が飛び出てしまう(笑)。エースはバラバの右手のノコギリを奪い取り、それを使って首を切り落とした。ドドーンと地響きをあげて倒れる胴体。
『エースが勝った!バンザーイ』
戦いをじっと見守っていたショウジは、死んだ兄の敵討ちをしてくれたエースに感謝していた。

その晩は、7月7日七夕。年に一度、天の川で牽牛と織姫が出会う日であり、北斗と夕子の誕生日でもある。竜隊長は北斗と夕子の名前入りのバースディケーキ買って、隊員達と共に二人の帰りを待っていた。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回の竜隊長は男気のある、信頼できる隊長像を見せてくれた。竜隊長の面白い所を発見。超獣出現で、隊長が出撃命令を隊員達に出す時のお顔が、とても楽しそうなんだよ!これから仲間と飲みにでも行くような、楽しそうな顔をするんだな、これが!



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