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ジャンボーグA(8)~ジャンファイト ツーダッシュ! [ジャンボーグA・ドラマ1]

走れ 走れ 走れ
ジャン ジャン ジャン
今戦う時が来た 変われジャンカーZ
ジャンボーグ9に 
ナイン ナイン ジャンボーグ9

第29話『にせジャンボーグAを送りこめ!グロース第五号作戦』を取り上げます。
 脚本;安藤豊弘  
 特殊技術;矢島信男
 音楽;菊池俊輔
 監督;東條昭平
 怪獣デザイン;米谷佳晃

◆PATの主力戦闘機ファイティングスターが、ジェットコンドルを護衛に付けてプルトニウムを護送する任務に就いていた。一瞬にして東京を灰にしてしまうほどの量を運んでいるだけに、一時たりとも気を抜けない任務である。

ファイティングスターの野村隊員と浜田隊長が、原子力研究所へ向かうコース上に、ジャンボーグAが飛行しているのを確認する。だがジャンボーグAは地上に降りると、PATの2機の前に立ちはだかり、ムチのような武器でファイティングスターに襲いかかった。

ジャンボーグAに捕まったあと投げ飛ばされてしまい、操縦不能に陥ったファイティングスターの中の二人は、急いでプルトニウムを持ってパラシュートで脱出した。

脱出した浜田隊長と野村せつ子隊員は、着地した地点でグロース星人に襲われ、プルトニウムを強奪されてしまう。グロース星人たちは、強奪したプルトニウムの箱をジャンボーグAの前で頭上に高く差し出すと、巨大な手がそれをつかんで腹部へと収めてしまった。

「ジャンボーグAが秩父でPATを襲っている」という臨時ニュースを、ジャンカー運転中にラジオで聞いたナオキは、急ぎ大利根航空へ向かう。が、そこにジャンセスナは無く、伴野社長も不在だった。急いで秩父へジャンカーを走らせたナオキは、そこで飛び去っていくジャンボーグAの姿を見る。
『ジャンボーグAだ!!・・・』

『あのジャンボーグAが、グロース星人の手先になるなんて・・・』
PATのショックも大きいが、誰よりも大きなショックを受けている和也。ジャンボーグAが死んだ父の生まれ変わりだと信じている和也。

それを裏切るような行動に、ナオキの心は動揺し激しく傷ついていた。ナオキも不安になっていた。グロース星人がジャンセスナの秘密を知って、持ち去ったのではないか・・・。ジャンボーグAが、航空防衛隊ミサイル基地付近に出現した。

ジャンカーを走らせ、ジャンボーグ9で戦う決意をするナオキ。PATは新兵器・PAT改造砲で攻撃を開始する。ムチのような武器で暴れ回るジャンボーグAの前に、ジャンボーグ9が出現した。今ここに、ジャンA対ジャン9の対決が実現した。

パワーで勝るジャン9は、地上戦では強い。ジャン9のキック・パンチが炸裂し、口から発射するスワニービームを浴びたジャンAは倒れ込んで、両目と頭部のツノ(ジャンカッター)が赤く変色した。本物のジャンAなら、目の色は黄白色で頭部のジャンカッターはシルバー色だ。

ジャンボーグAはグロース星人が造ったニセモノだったのだ。この情報を聞いて、誰よりも喜んだのは和也だ。
『ママ、ジャンボーグAは偽物だったヨ!』

ニセ・ジャンAであることを見破ったジャン9に、勝ち誇ったように告げるマッドゴーネ。
『お前は偽ジャンAに勝てない。なぜなら、エネルギータンクの中にPATから奪ったプルトニウムが起爆装置付きで内蔵されているからだ』

ニセ・ジャンAを倒せば、プルトニウムが爆発して東京は全滅だ。下手に手出しができないジャン9は、散々痛めつけられてしまう。仕方なくその場を脱出して、ジャン9をジャンカーに戻したナオキは、ジャンセスナを探しに行く。あれが偽物である以上、ジャンセスナは必ずどこかにある。

ジャンカーで大利根航空へ戻ったナオキは、伴野社長に問い詰める。すると、社長が急用で使っていたことが判り、ジャンセスナはいつもの場所に置いてあった。大喜びするナオキは、すぐにジャンセスナを離陸させようとした。その時、和也がやって来て、問いかける。

『ナオキさん、ジャン9が苦戦しているのに、どうして本物のジャンAが現れないんだ!』
『ジャンAは、必ずジャン9の仇を撃ちに来る。そして、ニセモノをやっつけることを信じるんだ。』和也にそう話して、ナオキはジャンセスナで離陸していく。

ジャンセスナを変化させ、ニセ・ジャンAの前に立ちはだかる本物のジャンボーグA。ニセ・ジャンAは、プルトニウム入りの手りゅう弾の導火線に火をつけると右手に持ち、これを爆発させて東京を破壊すると言う。

ジャンAは、ベルトの中央からジャンサーベルを出すと、高くジャンプしてニセ・ジャンAの右手首を切り落としてしまう。これでもう恐れるモノが無くなったジャンAは、必殺技ヘッディングキラーでニセ・ジャンAの首を切り落として見事にとどめをさした。

PATのファイティングスターから消火液を投下して、手りゅう弾の導火線は鎮火した。これで、奪われたプルトニウムの爆発は免れた。戦い終わって太陽の光を浴びながら胸を張るジャンボーグAを、和也は母と二人で誇らしく見上げていた。 (終わり)

(*)ヘッディングキラーは、エメラルド合金でできた頭部のジャンカッター(ツノ)を発光させ、頭から相手に突っ込んで切り裂く必殺技である。


★★★★★★★★★★★★
和也が母の前で、「ジャン9が苦戦している時に、なぜジャンAは現れないんだ!」と言うシーンがある。同じことをナオキにもいうのだが。母は、「和也は、どうしてそう人を頼るの?」と意見する。まぁ、この疑問が湧くのは無理もないことだけど、母の言うこともまた正しい。



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