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戦え!ぼくらのミラーマン(10) [ミラーマン・ドラマ1]

第23話《アンドロザウルス襲来!》
監修;円谷 一 
脚本;若槻文三
特殊技術;真野田陽一
監督;黒田義之

◆暗黒星雲の彼方、陰の惑星からやって来たインベーダーの宇宙船が、太陽系へ侵入して土星へ接近していた。土星には、宇宙最強の怪獣アンドロザウルスがいる。いまアンドロザウルスは、卵を温めている。インベーダーの宇宙船はアンドロザウルスを攻撃すると、すぐに逃げた。静寂を破られて怒るアンドロザウルスは、宇宙船を追って空を飛んだ。

宇宙船は岩場の陰に隠れて、アンドロザウルスがとおり過ぎゆくのを待つと、アンドロザウルスの巣へ戻り、卵を盗んでいった。巣へ戻ってくると卵が無いことに気付いたアンドロザウルス。赤い巨大な角を振り上げ、目から怪光線を出して怒り狂う巨獣。卵を求め、空へ飛び立つ巨獣は、いったい何処へ向かうのか?一方SGMは、地球へ侵入してくる未確認飛行物体を確認し、航空防衛隊へ緊急発進を依頼した。

未確認飛行物体は、巨獣アンドロザウルスから卵を奪った円盤型の宇宙船だった。円盤は、ある山中へアンドロザウルスの卵を残して去っていった。そのあとに山火事が起こり、焼け跡から直径1メートル程の岩石のような物体が発見された。それは城南警察署へ持ち込まれ、報道陣に公開された。この物体の取材のため、毎朝新聞社の鏡京太郎も城南署に訪れていた。

鑑識での分析が思うように進まないためSGMが分析を行うことになり、研究所へ運ぶ途中インベーダーに襲われてしまう。なんとか突破したが、これにより、あの物体がインベーダーと関連があるものと考えたSGMは分析を進めたが、依然として正体はわからない。隕石ではなく、カルシウムの成分に似ているとしかわかっていない段階で、突如その物体が光を放ち始めた。

それと同じ頃、アンドロザウルスは土星を飛び立ち、地球方向へ向かった。御手洗博士の考えで、この物体を特殊容器に入れて地中深く埋めてしまう事になった。やがて、高速で地球に侵入してくる物体をSGMのレーダーがとらえ、ただちに航空防衛隊がスクランブルした。物体は怪獣アンドロザウルスと判明、航空防衛隊の戦闘機では、速さと攻撃力で怪獣の敵ではなかった。アンドロザウルスは、最初にあの岩石のような物体が見つかった地点へ降りると、何かを求めるように動き始めた。

京太郎はアンドロザウルスのいる地点へ車で向かうと、バックミラーの反射光に向かってミラーアクションを起こす。
『ミラー、スパーク!』

大きな赤い角を振りかざし、闘牛にようにミラーマンに向かって突進してくるアンドロザウルス。目から出す怪光線を、片手を使った円形のディフェンスミラーで防ぐミラーマン。必殺のシルバークロスを受けると、アンドロザウルスはダメージを受けておとなしくなった。

しかし何かを求めるように、よろめきながら空へ飛びあがって行く。ミラーマンはそれを見て、とどめを刺さなかった。怪獣は特殊容器を見つけ出すと、掘り起こして卵を持ち去った。ミラーマンの真上を飛んで卵を見せると、宇宙へ向かって飛び去った。アンドロザウルスを攻撃しようとして宇宙船が出現したので、ミラーマンはシルバークロスを放って宇宙船を破壊した。子供を思う気持ちは、人も怪獣も同じだ。ミラーマンは、アンドロザウルスを静かに見送った。  (終わり)


★★★★★★★★★★★★
ミラーマンが、初めてとどめを刺さなかった怪獣だろう。アンドロザウルスは地球を破壊しに来たわけでは無く、インベーダーに利用されただけということを、ミラーマンは知ったのだろう。目から破壊光線、口からはミサイル弾を吐き、宇宙空間を飛び回るこの怪獣は強い。必殺シルバークロスを受けても死ななかった奴だ。とどめを刺すのは、難しい。ところで、ミラーマンは戦闘中に声を出さない。光線技を撃つときだけ、光線技名をいう。『ミラーナイフ!』とか『シルバークロス!』など。筆者の記憶では、掛け声をかけていたように思っていたが、今のところ『うりょお!』などとは言っていないなぁ。



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